タイトルだけ見たら、何の事か分かりませんよね。
上方落語「江戸荒物」の名ぜりふです。
昨日、2018.12.01吹田メイシアターで、
人形芝居 出口座「阪本一房生誕100年」記念公演が行われました。
内容を御覧ください。
【演目】
「江戸荒物」 上方落語より
噺:2代目 露の五郎兵衛
演出・人形美術・舞台美術:阪本一房
「かっぽれ」
出演:江戸糸あやつり人形
上演後「糸あやつり人形の比較と解説」があります
「血の池」
作・演出・人形美術・舞台美術:阪本一房
台詞:新屋英子(関西芸術座)、片岡章太郎、阪本一房
◎ 人形遣い
「人形芝居出口座を再現しよう会」
山下恵子(元出口座座員)
上條 充(江戸糸あやつり人形)
福田久美子(江戸糸あやつり人形)
◎ 照明・音響 あおきたかし
アフタートーク開催 14時の回終了後
潟見英明(人形劇・トロッコ 人形の図書館)
山下恵子(元出口座座員)
司会 上條 充(江戸糸あやつり人形)
*阪本一房
1919年大阪府三島郡吹田町字神境生まれ。吹田で生まれ育ち吹田の文化を愛し、「人形芝居出口座」を創設した人形劇人。
40話もの吹田民話を掘り起こし、7つの人形芝居を残すなど吹田の児童文化・郷土史に大きなる足跡を残しました。
*人形芝居出口座
1975年9月、吹田市出口町の丘の上にマリオネット専門劇場を創設。専属の劇団として「人形芝居出口座」を結成。座長阪本一房のもと「大人も子どもも楽しめる人形芝居を創ろう」と創作人形芝居を上演した。
阪本一房さんの生まれは神鏡町、自宅のそばということが今日わかりました。
出口座を知ったのは、図書館ボランティアでお手伝いをしたときです。
阪本一房さんの生き様に感銘を受け、阪本一房の遺品を守っていらっしゃる山下恵子さんに感動しました。
記念の会がメイシアターで行われるというので、チケットを求めました。
まずは、「江戸荒物」。
「アマ、シバチにシがねぇから、シをモッチキナ」が出てきます。
故2代目 露の五郎兵衛師匠を思い出しながら、人形芝居を楽しみました。
私の覚えている五郎兵衛師匠の声とは少し違っていました。覚え間違いかな?
楽しい人形芝居です。
江戸糸あやつり人形での、「かっぽれ」も楽しかったです。
最後の吹田の民話に基づいた「血の池」も、感銘しました。
山下恵子さんが預かっている人形は、69体だそうです。
ご自宅の一部屋が、貴重な資料の保管場所。
嬉しい知らせ。その資料を、関西大学が保管していだたくことになったそうです。
人形を操り仕方も、阪本一房さん独特の手法ですね。
大学のクラブなりで、若い方々が引き継いていただくように祈るばかりです。
ネットで検索すると、阪本一房氏の語録が出てきました。
「絵だけではわかりませんなぁ。紙芝居は芝居ですから」
「何度も演じ、観てもらうことで紙芝居をつくりあげていくこと。紙芝居は絵を描いて完成ではなく、それからがたいせつ。紙芝居は総合芸術、芝居。」
これは、お亡くなりになるまで関わった箕面の紙芝居まつりでの語録です。
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