空(hanul 하늘)風(palam 바람)湖水(hosu 호수)2……青空を吹きぬける風が、湖水にさざ波をたてる。

私たちの暮らしは、美しい自然と共生をとりたい物です。そんな日々の暮らしで、感じたことを綴ります。

天王寺らくご動物園ー第16檻

2019-12-31 08:17:47 | 日記

「うえまち」という地域情報誌からです。

らくご動物園 タイトル.jpg

第16檻 上方落語『鷺捕り』 2016年2月号

白色の勇姿 ・ さぎ
1602シラサギ.jpg

 鷺(さぎ)を捕らえて商売にしようと考えた男がいた。北野の円頓寺(大阪市北区に現存)の池で眠っていた鷺を、生きたまま何羽も帯に挟んで寝てしまう。朝になり目をさました鷺は、男を連れて空中に飛び立つ。男がやっとのことでしがみついたのが、四天王寺の五重の塔の上だった。下を見ると僧侶が4人、布団の四隅を持って合図を送るので、勢いよく飛び降りる。その反動で僧侶たちは、頭をガツガツとぶつけあって命を落とす。「4人が死んで1人が助かった」
 --------------------------------------------------------------------------
 鷺は、鶴によく似ているが少し小さい。しかし、冬を日本で過ごす渡り鳥である点では鶴と一緒だ。世界では60以上の種類があるとされるが、日本にはこのうち20種ほどがやってくる。わが国で集団繁殖するものとしては、アオサギ・ダイサギ・チュウサギ・コサギなどがいる。
 昨年、鳥取県の米子水鳥公園にヘラサギが1羽だけ飛来して話題になった。この種は、ユーラシア大陸中部やインド・アフリカ北部に分布しているというから、どのようにして日本にやって来たのだろうか。
 われわれにとって一番親しいのはシラサギである。改修された世界文化遺産の一つ、姫路城を白鷺城と呼ぶのはあまりにも有名だ。城壁が白色であることから鷺を連想したのだろう。姫路に近い岡山城の別称は烏(う)城と言う。こちらは、黒い壁が不気味である。
 そういえば、「鷺を烏(からす)と言いくるめる」ということわざがある。全く反対のことを強弁する意味だが、「白を黒と言いくるめる」という表現もある。
 田のあぜに生える「鷺苔(ごけ)」、北海道の湿原に生息する「鷺菅(すげ)」、全国的に分布し水盤でも栽培する「鷺草(そう)」など、鷺の姿や色から名付けられた植物が多い。
 そこで、鷺によく似ているので人々が迷う鶴を「詐欺(さぎ)」と呼ぶことにする。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« zoomin氏のアート2019.12.30 | トップ | 浄土真宗本願寺派 堺・圓龍... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事