11月京都の神社で火焚祭が行われます。中でも、明日の伏見稲荷大社のが、大規模と言われてます。
伏見稲荷大社 火焚祭
《五穀および万物を育み、実りをもたらしてくれた稲荷大神の神恩に感謝する伝統ある祭事です。本殿祭において本殿前庭上にて新藁を忌火でもって焚き上げる神事が行われ、引き続き、全国崇敬者から奉納された十数万本の火焚串が神苑祭場で焚き上げられます。この火焚神事では次々と火焚串が火床に投じられていく中、宮司以下祭員・参列者が大祓詞を奉唱して、罪障消滅、万福招来を祈ります。18:00からは本殿前の庭燎(ていりょう)の明かりの中、「御神楽の人長舞(にんじょうまい)」が奏されます。》
でした。
《お火焚》の俳句
・お火焚(ほたき)や霜うつくしき京の町 蕪村
・お火焚の灰を懐紙に貰ひけり 浅井陽子
・お火焚の振舞菓子に柚子おこし 松山和子
京都名句鑑賞会編「名所で詠む 京都歳時記」講談社ことばの新書より
西 逈さんのコメントです。
《永遠の課題? (西 逈)
お稲荷さんと、お地蔵さん。「向こう横丁の」「村の外れの」と歌われるように、数の多い神仏です。その解釈も様々ですが、神仏なら結局、同じ誓い・願いを持っている筈です。何が違うのではなく、何が同じなのかが大事です。それは、人類は皆、兄弟姉妹(神の子として)ということです。でも、それを差別するのが、愚かな人間なのです。宗教を何故、差別するのか? 人種を何故、差別するのか? 永遠のテーマかもしれません。》