はんたろうのがらくた工房

えーと、えーと…。

雀蜂戦記・弐

2008-05-05 01:08:11 | いきもののこと
めでたくスズメバチを覆った、改良型即席捕獲器である。
スズメバチがカプセルの中で、たいそう怒っているのが見えた。



それを見ながら、私は何もできないでいた…。



ここで、賢明な読者諸兄はお気づきであろう。

この捕獲器、壁面のハチを「覆う」ことはできても、それ自体ハチ「閉じ込める」構造にはなっていないのだ

じつは、ハチが怒って飛び立てば、すぐにも紙筒の中に入ってくると考えていたのである。



ところが、どうやらハチは物理的な空間よりも明るさを重視するらしい。
それで、暴れはしても、明るい窓ぎわから離れてくれないのであった。

計算外の事態である。

窓から数センチの段差を乗り越えて、光の差さぬ壁へ移動させねばならない。





だが、私とてスズメバチとの白兵戦は初めてではない。
しばらくスズメバチの飛翔パターンを見定めて、飛び立ったところで「えいやっ」と捕獲器を浮かせ、壁への移動に成功した。

さらに待つ。

明るさという希望を失ったスズメバチは、新たな出口を求めて、ついに紙筒の中へと入ってくれた。

筒の奥まで入ってくれればこっちのものだ。
捕獲器を引き寄せて、足元の床に伏せるのは、ハチの飛翔よりも早い。
カプセルの片割れで、ぱちん、とふたをして、紙筒からカプセルへ落とす。
最後に切り欠きを塞いで、捕獲作戦は無事に完了した。





ここで、検索で見に来られた一見さんのために、補足しておく。

スズメバチに刺されれば、命を落とすこともある。
誰にでも簡単に捕獲できるなどとは、決して思ってはいけない。
もし見つけたときは、専門の業者さんに駆除を依頼してほしい。

本作戦の成功は、ひとえに、私の溢れる才能と知識の成果なのである、えっへん。

…わあっ、石投げないで。

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3 コメント

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怖いよぅ!! (ともっち)
2008-05-12 01:13:40
ご無事で何より・・・

てか、マジで怖いんですけど・・・(泣)
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Unknown (NIT)
2008-05-12 01:41:45
うーん、これでレベル1上がったねw
もう一人人がいればだけど
私が考えたのは
紙筒の反対側から掃除機で吸い上げることwww
結構ムシはそーやって対処するです。
スズメバチは恐ろしくて出来ないけどw
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めでたしめでたし (はんたろう)
2008-05-12 11:21:09
ともっちさん。
よい子は真似しちゃだめですよ。

NITさん。
ポイントは、ローテク&DIYなんですよ。
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