太陽系惑星は8個に - IAU総会で可決

国際天文学連合(IAU)は24日、太陽系の惑星の数を8個とする定義案を賛成多数で採択した。これにより、1930年に発見された冥王星は「惑星」の定義から外れることとなる。

当初、冥王星に加えて、小惑星の中で最大のセレス、冥王星の衛星とされてきたカロン、および「第10惑星」とされる2003UB313までを「惑星」とする定義案も出されていたが、否決された。

冥王星と2003UB313を発見した米国では、冥王星「落選」の報を受け、在米冥王星人会、全米セレス人協議会、在地球カロン人互助組合が連名で、決定に抗議する緊急声明を出した。
レパチャヌモヨリピロ在米冥王星人会代表は、「われわれの故郷が惑星と認められなかったことは、地球人の強い差別意識の発露であり、到底容認できない。武力による報復も考慮しなければならない」と強い不快感を表明し、当分の間、地球人の冥王星への着陸を禁止するという厳しい制裁措置を即時発動した。