『犬と私の10の約束』を観ました。
優しい気持ち。愛する気持ち。
教えてくれたのは、
ソックスでした――
ストーリー&解説:14歳のあかりは、病院に勤める父と優しい母の愛情に包まれて暮らしていた。ある日、元気だった母親が病気で入院してしまう。父親は仕事で忙しく、寂しいあかりの元に、一匹の子犬が迷い込む。犬嫌いの父親を説得し、あかりは子犬を飼うことに。犬はソックスと名づけられた。母親は、あかりに犬を飼う時は、「10の約束」をしなくてはいけないと教える。それは、犬が飼い主にして欲しい、10のお願いだった。
90年代に話題となった作者不詳の短編詩「犬の10戒」。インターネットで発表されると、犬を飼う多くの人の共感を呼び、世界中に広まったものである。この詩から、少女と犬のかけがえのない10年間を描いた映画が誕生した。14歳のあかりは、ゴールデンレトリバーのソックスを家族同然に可愛がり、時に寂しさを癒してもらうこともあったが、大人になるにつれ、犬を飼っていることで不自由を感じるようになる。誰にでもありうる犬とのエピソードは、犬を飼っている人、飼ってない人にも、大切な何かを思い出させてくれるだろう。主演は、田中麗奈、加瀬亮、豊川悦司、高島礼子ら。子供時代のあかりを演じる福田麻由子は、未来の大女優を感じさせる。(goo映画)
【五つ星評価…☆☆】
はい、感動屋さんの僕が『犬と私の10の約束』を観に行きましたよ。
最近、ジ~ンてくるラインが低くなってるんで、こんな犬を扱った映画を観せられたらやばいかな~って思ったんですが…。
たいしたことなかったw
管理人にしては珍しく、原作(著者 サイトウアカリ=澤本嘉光の方)を読んで観賞に挑んだのですが、原作を10とすると3~4くらいしか良さが出ていない印象です。(川口晴の方とどう違うのだろうか?)
まぁ、原作小説自体、非常に幼稚な内容で、しかも大人の事情が見え隠れしている曰く付き小説のようなので、そんなに期待はしない方がいいのかもしれませんwwでも、涙こそ出ないものの、しっかりジ~ンとさせてくれる原作なんですよ。
原作の元になった『犬の十戒』については“Wiki”を見てください。
僕はこれ知らなかったんだけど、犬を飼われてる方々には有名な詩なんですかね?
まぁ、いいか。
まず、映画の全体的な印象を言えば、上でも書いたように原作の良さを活かしきれてないですね。
かな~り薄っぺらくなっています。
原作ストーリーでは主人公の“あかり”とあかりの母親の触れ合いが丁寧に描写されていましたが、映画はそこがまったく足りてません。
ソックスとあかりを描く上では、この母親の存在は必要不可欠。
ここをあっさりさせすぎなのが痛いですね。
あと、『犬の十戒』の10個目の約束をいきなり最初に言ってしまうのもテンションが下がります。
この時点で土台が出来上がらないままにストーリーが進んでしまうので、中盤あたりが退屈で仕方がないです。
あかりと母親の話を端折るんだったら、“星★進”wとの絡みを端折れよw特にコンサート。長すぎだし、テメーのギターテクニックなんてどうでもいいんだよw
ってか、進がフランスに留学するくだりで、進一家は一時預かりのソックスを完全に家に置き去り(=捨ててる)にしてるけど、これは駄目でしょ。
結局、ソックスが進家から逃げ出して、駅で保護されてるのをあかり一家が引き取って、何事もなかったかのように連れて帰っていたけど、あまりにも都合が良すぎるし道理としておかしいだろ。
原作をいじるのは良いけど、せめて道徳をわきまえた改変をしようよ。
原作も都合が良すぎて笑ってしまいますが、一応筋は通ってたと思うよ。
こんなんでは素直な感動なんて出来ません。
あと、犬小屋って10数年も洗わなくて大丈夫なんですか?
最後の方で犬小屋の“奥”から出てきた写真や手紙……原作では犬小屋の“下”の穴から出てきた設定だったから、まだ納得できたのだけど、奥にあるモノに気付かないということは一度も洗ってないってことでしょ?
衛生上は問題なし?臭いが消えると嫌がるとか?
しかも、犬小屋の奥に10年間眠っていた手紙が、まったく色褪せておらず卸したての白さを保っていたのはギャグですか?
良かったところは、ソックスが子犬~成犬までどれも可愛かったこと。
これは間違いないです。
あと、あかりの子供時代(福田麻由子)から大人(田中麗奈)への成長にまったく違和感がないこと。
これは凄い。見事なキャスティングだと思います。『ジャンパー』のアナソフィア・ロブ→誰か…とは大違いです。
トヨエツも、随分と若い親父だな~と思いながらも、印象は良かった。
改変部分で良かったのは、原作では寒いキャラでしかなかった“優子”を、寒すぎてムカつかない程度に抑えてくれたことですかね。
これは本当に嬉しかったです。
あと、存在の意味が分からなかった、寒い数学者も消えてくれてスッキリしています。
逆に素振りのジジイは登場させても良かったんじゃないかな?ww
残念なのですが……正直、この映画を観るなら原作を読んだ方がまだマシだと思います。
観賞予定のある人はあまり期待はしないようにしましょう。
映画インデックス
犬と私の10の約束 - goo 映画
優しい気持ち。愛する気持ち。
教えてくれたのは、
ソックスでした――
ストーリー&解説:14歳のあかりは、病院に勤める父と優しい母の愛情に包まれて暮らしていた。ある日、元気だった母親が病気で入院してしまう。父親は仕事で忙しく、寂しいあかりの元に、一匹の子犬が迷い込む。犬嫌いの父親を説得し、あかりは子犬を飼うことに。犬はソックスと名づけられた。母親は、あかりに犬を飼う時は、「10の約束」をしなくてはいけないと教える。それは、犬が飼い主にして欲しい、10のお願いだった。
90年代に話題となった作者不詳の短編詩「犬の10戒」。インターネットで発表されると、犬を飼う多くの人の共感を呼び、世界中に広まったものである。この詩から、少女と犬のかけがえのない10年間を描いた映画が誕生した。14歳のあかりは、ゴールデンレトリバーのソックスを家族同然に可愛がり、時に寂しさを癒してもらうこともあったが、大人になるにつれ、犬を飼っていることで不自由を感じるようになる。誰にでもありうる犬とのエピソードは、犬を飼っている人、飼ってない人にも、大切な何かを思い出させてくれるだろう。主演は、田中麗奈、加瀬亮、豊川悦司、高島礼子ら。子供時代のあかりを演じる福田麻由子は、未来の大女優を感じさせる。(goo映画)
【五つ星評価…☆☆】
はい、感動屋さんの僕が『犬と私の10の約束』を観に行きましたよ。
最近、ジ~ンてくるラインが低くなってるんで、こんな犬を扱った映画を観せられたらやばいかな~って思ったんですが…。
たいしたことなかったw
管理人にしては珍しく、原作(著者 サイトウアカリ=澤本嘉光の方)を読んで観賞に挑んだのですが、原作を10とすると3~4くらいしか良さが出ていない印象です。(川口晴の方とどう違うのだろうか?)
まぁ、原作小説自体、非常に幼稚な内容で、しかも大人の事情が見え隠れしている曰く付き小説のようなので、そんなに期待はしない方がいいのかもしれませんwwでも、涙こそ出ないものの、しっかりジ~ンとさせてくれる原作なんですよ。
原作の元になった『犬の十戒』については“Wiki”を見てください。
僕はこれ知らなかったんだけど、犬を飼われてる方々には有名な詩なんですかね?
まぁ、いいか。
まず、映画の全体的な印象を言えば、上でも書いたように原作の良さを活かしきれてないですね。
かな~り薄っぺらくなっています。
原作ストーリーでは主人公の“あかり”とあかりの母親の触れ合いが丁寧に描写されていましたが、映画はそこがまったく足りてません。
ソックスとあかりを描く上では、この母親の存在は必要不可欠。
ここをあっさりさせすぎなのが痛いですね。
あと、『犬の十戒』の10個目の約束をいきなり最初に言ってしまうのもテンションが下がります。
この時点で土台が出来上がらないままにストーリーが進んでしまうので、中盤あたりが退屈で仕方がないです。
あかりと母親の話を端折るんだったら、“星★進”wとの絡みを端折れよw特にコンサート。長すぎだし、テメーのギターテクニックなんてどうでもいいんだよw
ってか、進がフランスに留学するくだりで、進一家は一時預かりのソックスを完全に家に置き去り(=捨ててる)にしてるけど、これは駄目でしょ。
結局、ソックスが進家から逃げ出して、駅で保護されてるのをあかり一家が引き取って、何事もなかったかのように連れて帰っていたけど、あまりにも都合が良すぎるし道理としておかしいだろ。
原作をいじるのは良いけど、せめて道徳をわきまえた改変をしようよ。
原作も都合が良すぎて笑ってしまいますが、一応筋は通ってたと思うよ。
こんなんでは素直な感動なんて出来ません。
あと、犬小屋って10数年も洗わなくて大丈夫なんですか?
最後の方で犬小屋の“奥”から出てきた写真や手紙……原作では犬小屋の“下”の穴から出てきた設定だったから、まだ納得できたのだけど、奥にあるモノに気付かないということは一度も洗ってないってことでしょ?
衛生上は問題なし?臭いが消えると嫌がるとか?
しかも、犬小屋の奥に10年間眠っていた手紙が、まったく色褪せておらず卸したての白さを保っていたのはギャグですか?
良かったところは、ソックスが子犬~成犬までどれも可愛かったこと。
これは間違いないです。
あと、あかりの子供時代(福田麻由子)から大人(田中麗奈)への成長にまったく違和感がないこと。
これは凄い。見事なキャスティングだと思います。『ジャンパー』のアナソフィア・ロブ→誰か…とは大違いです。
トヨエツも、随分と若い親父だな~と思いながらも、印象は良かった。
改変部分で良かったのは、原作では寒いキャラでしかなかった“優子”を、寒すぎてムカつかない程度に抑えてくれたことですかね。
これは本当に嬉しかったです。
あと、存在の意味が分からなかった、寒い数学者も消えてくれてスッキリしています。
逆に素振りのジジイは登場させても良かったんじゃないかな?ww
残念なのですが……正直、この映画を観るなら原作を読んだ方がまだマシだと思います。
観賞予定のある人はあまり期待はしないようにしましょう。
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