今日は、実家のわんこチャッピーのお話です。
チャッピーは、やや大きめの中型犬。
茶色と黒の毛並みをしたミックスちゃんです。
13年前に
ボランティアで子犬の里親探しをしている美容院さんから
突然、我が家にやってきました。
母が言うには、何匹もいる可愛い子犬達の中から
1番ひねくれた大人顔のチャッピーを
父が絶対に、この子を連れて帰ると言って
聞かなかったらしいです。
それも、犬でもネコでもオスしか飼わないと決めていた父が選んだ子は
我が家では、初めての女の子。
その日から、私達は3姉妹になりました。
とてもお茶目で、かしこくて臆病な所もあって
でも、家族の様子をいつも良く観察していて・・・
私の結婚が決まった時
嫁入り道具の事や、式の事などで
両家両親と私達の意見が対立!
今思うと、私のつまらない感情で
父とケンカになった事がありました。
泣きながらの言い争いを
上目遣いでジーッと見ていたチャッピー。
いつもは、父と母と一緒に寝るのですが
その日だけ
2階に上がってきて私の部屋の戸をノック・・・
部屋に入れると、そのまま朝まで
ず~と傍にいてくれました。
これには家族全員ビックリ!
私があまりにも泣いていたので、心配してくれたようです。
こんな風に、とっても優しいチャッピーも
家族以外には
人間でも犬でも猫でも
容赦なく吠えまくるという激しい一面も・・・
家の中には家族以外は入れたくないかのようで
fuuさんや妹のだんなが
実家でご飯を食べていようものなら
ご飯が終わるまで吠え続けているぐらいです。
けれど
不思議な事に、我が家の双子には
あまり吠える事はありませんでした。
私の大事なものって分かっていたのかな?
(いや、fuuさんが大事じゃないってわけではないのだよ~^^;)
先週の木曜日
16日の夜
チャッピーは
母の腕の中で息をひきとりました。
木曜日の夜、なぜかふと
「明日、チャッピーの様子を見に行こう」
と、思ったのです。
だから金曜日、双子に保育園を休ませ
出掛ける準備をしていた時
母から知らせの電話が掛かってきました。
昨日、チャッピーが呼んでたのかな?って思いました。
チャッピーは布団の中で
静かに眠っているようでした。
3年前から体調を崩し闘病生活が続いていたのですが
ご飯はしっかり食べていたようで
食べられなかったのは最後の1食だけ。。。
体は痩せていたけれど、毛並みはツヤツヤでとても綺麗なまま
チャッピーって呼べば
いつもみたいに、しっぽを振って起きてくるみたいで・・・
実家は飲食店をしているので
父と母が店を終わらせ
チャッピーの眠ってる位置を変えようと
母が抱きかかえると
「くぅ~ん、くぅ~ん」と小さな声で静かに2度ないて
そのまま苦しむ事なく眠るように逝ったと・・・
きっと、父と母が部屋に戻ってくるのを待っていたのでしょう。
私達姉妹が、お嫁に行ってしまっても
両親の傍には
いつも甘えっこの末娘が傍にいてくれました。
私達家族にとって、どんなに大きな存在だったか・・・
可愛かった私の妹、チャッピー
本当に、いっぱいいっぱい
幸せをありがとう。
長くなってしまったチャッピーの話を
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。