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ただおの不定期日記

主に映画の感想など。たまに違う話題も書くかもしれません。

ONKYO AMPLIFER FR-TI 修理

2025-04-21 09:58:25 | DIY

友人から「電源が入らないので見てほしい」という依頼。というわけで見てみました。

スピーカーはつないでいませんが、CD、MD、チューナー、HDDといろいろ入りでスピーカーさえつなげば鳴るというなかなかおしゃれな製品です。

写真のようにスタンバイLEDは赤く光るのだけど電源ボタンを押しても反応しない。

早速開けてみます。

後ろカバーは合計13本のネジが使われていました。定番ですが底面のゴム足を外したところにもネジがあるので注意ですね。

右に100Vケーブルのコネクタがあり、トランスもありこのあたりが電源みたいですね。症状としても電源が怪しい。

「あー、これかな」

赤丸で囲った写真ではわかりにくいですが、頭が膨らんでいるという定番の故障、電解コンデンサー(1000μF、6.3V)ですね。

こいつだけが問題なのかはまだわかりませんが、とりあえず交換してみます。

 

しかしこの基板、ほぼ底面いっぱいの大きさのようで、外すとなるとなかなか大変そうです。いい手はないかとしばらく考えました。

 

写真のように意外とコンデンサーの端子が見えているので、このまま基板を外さずに手術してみます。

小さいニッパーを使ってコンデンサーの端子を切ってはずします。外したのがこちら。

手持ちに同じのがあったのでそれと交換します。

基板に少し残した端子に半田付けするため足を加工します。

これを残った端子に付けます。

写真ではわかりづらいですが、基板に残った端子をヨコに曲げて、そこに新しいコンデンサの端子を引っかけています。

黄色いのは紙テープで、ハンダゴテが触れてケーブルが溶けたりしないよう養生です。

そして半田付け。

これで動けばいいのですが・・・

 

 

火入れしてみます。

 

電源が入りました!リモコンでもちゃんと反応します。

ちょうどONKYOのスピーカーがあったのでつないでみました。

しっかり音が出ました‼これにて完了。やはりあのコンデンサーが原因だったんですね。めでたしめでたし。

 

まあド定番な故障で、しかも見てわかりやすかったのでラッキーでした。

ただ、底面の基板が一枚物だったので、取り外すだけで大変だなーと思いどうしようか?でしたが、

コンデンサーの端子を長めに残して取り付けられていたので、表側から作業できてラッキーでした。