前にも書きました、MBA M3で編集してるわけですが、ついうっかり(笑、カラーグレーディングなるものに足を踏み入れ(捕られ)てしまいました。
ざっくりいえば映像の明るさや色の調整のことですが、調整と言うより、作品のテーマやそのシーンの意味合いなども考慮して、どういう見た目に仕上げるかというとてもクリエイティブな作業で、とても一筋縄ではいきません。詳しくはネットに情報がいくらでもあるのでそちらに譲りますが、実際に映画の撮影に使われるフィルムの映像を再現できるような設定データ(LUT)も何種類もあったりして、それこそいろんな知識と経験なしにはその選択すらままなりません。当然そんな知識も経験もろくにない自分がめくらでやっても単なるかっこ付けに終わるだけなので、全体の明るさや黒レベルの調整、色の濃淡、カットごとの見た目を合わせるなど、基本的なことしか出来ません。要はグレーディングというより調整ですね。
10数年前の仕事で圧縮画像の画質評価の仕事をやったりしていたのが多少役に立っているかなと思いつつ、それでも編集中の50分近い作品の調整はいつまたっても終わらないのではないかと思うくらいでした。
まあそんな愚痴はさておいて、色を観るには基準になる物が必要だろうということで、モバイルディスプレイを買ってみました。
Amazonのタイムセール中に買えました。MBAと変わらない13.3インチというサイズでケースもついており、持ち運び可能なのと、有機ELであること、デジタルシネマの色空間の一つのDCI-P3準拠をうたうのでそれなりに正確な色再現ができるのではないかという期待からでした(単なる言い訳ともいう笑)。
いざつないでみるとなかなかに濃い色表現で、Macともテレビとも違います。一応HDで作っていますのでカラープロファイルは709にしていますが、赤の範囲の違いなのか、この濃さは独特です。ELということもあるかもしれません。
これで調整するとつい濃くしてしましがちだなあと思いつつ、やはり作品をどう仕上げたいかをしっかり持っていないと、泥沼にはまりますね(笑
今時らしく接続はUSB-CとHDMI。MBA本体はUSB-Cが2ポートだけなので、SSDもテレビもこのモニタも、となるとハブが必須。ということで4K対応の映像出力ポートを含む4ポートのハブを買ったのはいいのですが。
商品ページの説明をよく読んでおけばよかったんですが、ディスプレイ接続可能なポートには電源が供給されないのでモバイルディスプレイには対応しません、と書かれていました。えー。さらに、USB-CからHDMIに変換するケーブルも電源がないので動作しないんですね。その方法でテレビにもつなごうとしたのですが表示せず。残念。
しょうがないのでHDMI出力ポート付きのハブを別途購入し、モバイルディスプレイはMBA本体につなぐことで本来の目的は果たせました。めでたし。
さて、ついでにテレビの愚痴を。HDMI1にBDレコーダー、HDMI2にPCを接続していますが、BDレコーダーの視聴中にPCのスリープが解除されると、1秒ほどテレビ表示が真っ暗になります。最初何が起きたのかわからなかったので、心臓によくありませんな(笑
ちょっと設計に難ありではないですかねえ。それと、特に地上波をみていると妙に黄色っぽくみえます。この辺は好みもあると思うのですが、やはり気になってしまいます。TCLは画質の評価が高いようですが、このあたり、個人的には前のHiSenseの方が好みかな・・・
細かいことが気になってしまうのは、もちろん性格もありますが、カラーグレーディングなんぞやり出したせいだろ、という話もありますけどね・・・笑
(友人からは「順調に沼ってますね」と揶揄されております笑)
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