ただおの不定期日記

主に映画の感想など。たまに違う話題も書くかもしれません。

ネットワークプレーヤー2修理編

2023-11-23 17:18:02 | 映画

ということでコンデンサが怪しいとなったプレーヤー。秋月電子でニチコンのオーディオグレード1000uF25Vを注文。数があまりないそうで一個づつの注文にしてくれと。まだ電子部品不足をひきずってるのでしょうかね。

ともかく、3日ほどで届きました。

金色でカッコいい。

で基板を外します。

コネクタとネジを外します。背面の接続端子部分にも結構ネジが使われているのでなかなか外すのが大変。無事はずせました。

やはり膨らんでいる・・・

裏返して、ハンダゴテで溶かしはんだ吸い取り機で吸い取ります。GND側はやはりちょっと溶けづらい。

はんだ作業は両手を使うので写真はありません。

25V品なのでデカい。外したやつと並べたところ。

ちょっと手こずりましたが無事交換完了。

組み立て直して電源をつなぎます。

LEDがついた!初めはつきませんでしたがコネクタが一つキチンと刺さっておらず。差し直したら点きました。電源ボタンを押すと・・・

キター。というわけで修理完了。

この写真の上側がアナログ出力基板ですね。ディスクリートやん。

全体に造りがしっかりしてる感じがします。ネジも多めな気がします。ところどころ銅製のネジが使われてたり、ケーブルもちゃんと縛ってあったり、フラットケーブルにフェライトコアが付けてあったり、やはり音質重視なんでしょうね。

カバーを戻して繋ぎ直し、ちゃんと音が出ました。めでたしめでたし。

コンデンサ1個で電源入らなくなるんですね、ってどこかのブログでも書かれてましたが。電源ボタン押しても反応がなくなった時はちと焦りましたが、ヨカッたー。


ネットワークプレーヤーが!

2023-11-19 11:59:45 | 映画

ヤフオクで買ったマランツのネットワークプレーヤーNA7004を使っていますが、突然電源が入らなくなりました。

とりあえず開けてみたものの見ただけではわからん・・・が、ネットで検索してみると、あるある。

どうやら中華製コンデンサが怪しい模様。

この写真ではわかりにくいですが、確かに頭がふくらんでるっぽい。ということで手持ちに良さそうなのがないのでこの後買ってきます。

これで治ればいいのですが。

以下次号!(雑誌じゃないぞw)


ゴジラ-1.0

2023-11-09 20:53:01 | 映画

*この投稿はゴジラ-1.0のネタバレを含みます。読む際はご注意ください。

はじめに、個人的には大満足の映画でした。確かにつっこみどころはあるかもしれないが、それを補って余りある映画と思います。

SNSで神木隆之介演じる主人公のことを「覚悟はあったが死ねなかった」特攻崩れ、と書いていたのが気になって、そこから考えたのが以下です。ネタバレになるのでご注意を。

確かに特攻崩れではあるけど、「覚悟はあった」のか?私はなかったと受け取ります。なぜなら、親から「生きて帰ってこい」という手紙を受け取っていて、しかも戦闘機が故障したと偽って大戸島に不時着したんですから。よく言えば、親孝行したくて嘘をついたわけです。しかしそこにゴジラが上陸し、整備兵たちが死んでしまう。しかし彼は生き残る。望みは叶うが、心に傷を負ってしまうわけですね。素直に帰っていいのかと。

「お前が撃たなかったから」と責められるわけですが、後のゴジラを回復力を見たら、ほんとにそうだったかは怪しい気はします。むしろ撃たなかったから生き残ったのかも。その方が皮肉が効いてます。結局、死と対峙する覚悟がなかったから撃てなかった、その結果生き残った。

しかし、したいときに親は無し、そして世間代表の安藤サクラからも責められ、ますますこれでよかったのか、になっていく。それを承認(許)すべき存在としての浜辺美波と子供が登場するわけですが、おいそれとは心の傷は癒えはしないわけです。

しかし、「もう死んでるんじゃないか?」と取り乱す彼をなだめる女の気持ちに触れ、「もういいだろう。もう一度ちゃんと生きてみたい」となったときにまたゴジラが現れる。そしてその女性に生かされ、彼女は消える。

そこでヤケになって特攻を目指す。自分を生かしてくれた女を亡くして、死と向き合う覚悟ができた、という流れですが、大事な人を亡くしたから自分も死んでも構わない、というのが本当にそれでいいのか?という問いかけに思えます。いや生きろよ、なわけです。

さらには、置いて行かれた小僧が船団を連れて駆けつける、まるでクリストファー・ノーランの「ダンケルク」のシーンですが、この映画もいかに多くの兵士を「生きて」帰すか、に貢献したのは船で駆けつけた一般人だったという話ですから、自分は「おおー」と膝を打ちました。

結局、自分を責めるはずの相手から「生きろ」と言われ、自分で「脱出」を選択する。親に言われて「帰る」くらいだったところから「生きるぞ!」になるまでの話なわけですが、最後の海に沈むゴジラと、あのうなじのショットが、不穏さを醸し出している。いつまたゴジラが復活するかもしれないという、これは我々への警鐘でしょうか。

戦後の復興を引っ張った人たちは結局は「生き残った」人たちでしかないわけで、「おめおめと生きて帰ってきやがって」なんて言われるのはどうなんだろう。いろいろ思いはあるだろうけど、本当に死なないまでも「死んでもいい・命懸けで」と思えることを求めていたのかもしれないなと、見終えて思ったのでした。