風と光の中で

太陽の暖かさと心地よい空気の流れを感じながら植物と語る・・・

母の故郷は優しい 波佐見町田ノ頭郷の枝垂れ桜

2009年03月22日 12時47分11秒 | おでかけ

父が眠る佐賀市内の菩提寺で母のお戒名のお授け式がありました
お戒名には『春光』の文字が・・・・・
花が好きで、父の任地が変わる度に庭を造り
花木、バラ、宿根草、球根、一年草と色々育てていたので
母らしいお戒名をいただいたことにまたまた感動と
和尚さまへの感謝の念が湧き起こりました
打ち合わせをした訳でもないのに以心伝心!

そして、母の故郷波佐見町田ノ頭へ

母の実家には私の祖父が植えた枝垂れ桜の古木があり
新聞やテレビで紹介されるようになってから
花見客が増えたそうです
旅行社の観光バスも来るそうです

私はこの桜が咲く時季に来たのは初めてです
親戚が集まってお花見会をするようになってから
一度は両親を連れて来たいと思っていました
しかし、その頃夫の両親が2週間と空けず、夫々別な病院で入院 手術をし
予後もよくなく・・・・・
やっと私の手が空いたと思ったら、今度は私の両親が・・・・・

とうとう最後に一人残っていた母の本葬の日に来ることになりました

これも母からの私へのご褒美でしょうか?^^


桜花のアップを撮ろうとする度に枝が揺れて、花びらが散ります!
桜の季節に帰って来れた喜びと自由になった喜びで
母は枝々の間をランララン♪と吹き渡っているのでしょうか?^^


転落防止の柵を潜って、崖から落ちそうになりながら撮ったのですが
フレームに入りきれません
子供の頃のように母屋の屋根の上に登ったら撮れるかしら?と
ふと思ったりしました(笑)

来年は空間を独り占め(笑)できる季節に ふふっ^^
屋根に登って、コッソリ撮りますね(^_-)-☆


ご町内の婦人会の方々がテントを張って、花見客の皆さんに
お茶の接待をしてくださってるそうです
そのテントから見た景色です

樹や周辺の手入れは町の方々が随分手伝ってくださっているようです
男手が本家長男の従兄弟が一人となってはとても維持できませんものね

赤や紅白絞りの綺麗な椿も咲いていたのですが
曇り空の夕方近くの光なので私の力量ではうまく撮れません(^^ゞ


通路の土手に枝垂れ桜の株元近くに昔からあるのと同じ水仙が
沢山植えられていたけど、ある日突然消えてしまったそうです
遠目にちょっと珍しい水仙でしたけれど、株元には近寄れないので
確認できませんでした
空間を独り占め(笑)できる時に見に来ましょう^^


数日前に有田の従兄弟夫婦が
やはり車椅子生活になってしまった叔母を連れて来て
車椅子を土手に上げる時に気張り過ぎて目の血管を切ったそうです
真っ赤でした

私もずっと前、この近くにあるお墓に叔父の初盆参りをした時
ブレーキの付いてない車椅子に母を乗せて押していて
私自身が車椅子の下敷きになりかけ
もう少しで母も私も大怪我をするところでした
夫や叔父や従兄弟達も何故か先に行ってしまって・・・
100m以上も先の坂の上の方で大勢でワイワイガヤガヤ
私の叫び声なんて聞こえなかったのでしょう
まだ、この世に軽い携帯なんてない頃の話で(^^ゞ
今、思い出しても冷や汗が出ます
しかし、上までどうやって登りつめたか全く覚えていません


白いワイシャツ姿は私の夫です(^^ゞ
色々と昔に想いを馳せて、アレコレ撮るのに時間が掛かってる私に
「時間がないぞ!早くしないか!」と怒っているの図(^^;
私「はい!はい!」スタコラ、スタコラ、慌ててスタコラ・・・・・
母屋に戻って、叔母や従兄弟としばし歓談♪

帰りに有田の叔母の家『仲仙窯』にも寄りました
左上は私が10数年前から中皿・小皿やドレッシング入れなど
色々焼いてもらっていたのと同じ柄
夫の父が四月生まれで、サクラ模様が好きだったのです
右下は今回初めて見たサクラ模様の和紙染めのお皿

ここでもしばし従兄弟夫婦とお喋りをして
今回もまたまた色んな焼き物をいただいて、帰途に着きました
(これらのアップは後日、請うご期待!)
夫曰く『戦利品』!
戦って得た物ではありませんが(笑)
従兄弟のお嫁さん達、いつもお心遣いをありがとう♪


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10 コメント

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Unknown (気まま)
2009-03-22 18:48:24
バーバさん、今日はお花の名前を教えていただきありがとう
名札が消えて分からなかったの(^^)

バーバさんのお母様のご実家の枝垂れ桜すばらしいですね
これでは観光客も来ますよね
バーバさんも始めてのこの時期の桜
お母様の本葬の日だったなんで何か不思議ですね
お母様もバーバさんに見せてあげたかったのですね
最高の状態ですね

そして下の桜のお皿、素敵ね
季節が限られるけど桜はすごく魅力です

こちらもこれから追っかけが始まりそうよ(^。-)-☆
気ままさんへ (バーバ)
2009-03-22 20:05:31
早速ありがとうございます^^
ブルビネラは昨秋、球根を植えようかどうしょうか迷ったので覚えていたんです^^

桜は昨日がギリギリで見頃だったそうですよ
夕方、従兄弟からメールがあり、今日の雨でスッカリ散ってしまったそうです

エドヒガンですから、例年なら本当にお彼岸の時期が見頃らしいのですけれど、今年は10日も早かったそうです
これから来る旅行社の観光バスはどうなるのかしら?

来年の一周忌は桜の開花に合わせて、母の実家近くのお料理屋さんで、という話も出てきています^^

お皿を褒めていただいてありがとうございます
明日まで、日本橋三越本店6階の美術工芸サロンで従兄弟3人と従兄弟の従兄弟(笑)の作品が展示されている「佐賀県陶芸協会展」をやっていますよ

ナイン倶楽部の桜の追っかけ、毎年楽しみにしています♪
勿論、桜に限らず、色んなお花の追っかけ、楽しみにしていますよ^^
Unknown ()
2009-03-22 23:15:07
バーバさん
お母様との思い出の枝垂れ桜は本当に見事ですね~
道も整備されて大勢の方に見ていただけて、今頃はおじい様とお母様天国で満足なさって居られるでしょうね。
これからはお墓参りの度にこの桜に会えますから、本当にお母様からのご褒美でしたね。

桜の器どれも素適ですね、続きを楽しみにしています。
見事な枝垂れ桜! (oldrose)
2009-03-22 23:31:43
お祖父様が植えられた枝垂れ桜 素晴らしい古木ですね 樹齢100年は経ってないのにね
お母様の本葬も済んで 少しほっとなさったかしら
桜が待っていてくれたんですね
お母様の優しい風が 桜の間を吹き渡って・・・  幸せな最後だったことを感じます

桜の器 品の良い有田ブルー
お皿単独でも素敵だけれど お料理も引き立ててくれそうね♪
春の光 (夕ひばり)
2009-03-23 11:00:41
おはようございま~す♪
どのような記事にもバーバさんの明るさがあふれている、ステキです。そんなバーバさんを育てられたお母様のお戒名には『春光』の文字 !
不思議な一致といえば、先週は市内各中学校で卒業式があり、私は母校を思い出していました。運転しながらよく歌うのですけれど、そんな訳でこの頃は母校の校歌を(笑)
歌い出しが「春の光に満ちている・・・♪」っていうのです。高田敏子さんの歌詞で、ちょっと斬新、大好きな歌だったんですよ。

お母様のご法事はこれからずっと春の光と桜のお花に包まれた中で行われるのですね。
天国に召されてからもなお人々を幸せにしてくださるお母様、なのですね。
バーバさん、たっぷりと光を浴び、風に吹かれて心を癒してくださいませ(^^
公園?? (ショパン)
2009-03-23 13:25:42
まるで公園のような???これがお母様のご実家のお庭ですか????なんという広大な
お祖父様も陶芸家さんでいらしたのでしょうから当然と言えば当然ですが・・観光名所になってるなんて凄すぎますね

来年からはぜひ独り占めされて一番美しい花を愛でながらお母様を偲んでくださいね
本当に春の光を浴びながら自由に飛んでいられる事でしょう

お皿素敵です~~♪桜の絵柄のお皿持ってない・・・
遊さんへ (バーバ)
2009-03-23 21:47:10
遊さん、ありがとうございます♪
母は祖父に抱っこされてきっと幸せそうに私たち家族やお花見の皆さんを見ていたことでしょうね^^

器を褒めていただいて嬉しいです♪
時間があれば、ギャラリーに展示してあったものも撮りたかったのだけど、急遽当日中に帰らなければならなくなって時間がありませんでした・・・・・

いつか遊さんも有田にいらしてくださいね!
絵付けも和紙染もお好きなだけ遊んで貰えるように手配しますよ^^
前もってデッサンをして来られるといいかも!
和紙も好きなように、切り絵の要領で^^
oldroseさんへ (バーバ)
2009-03-23 21:50:26
この桜の樹齢からすると曾祖父が植えたんじゃないかと思って、従兄弟に確認したら「爺ちゃんだよ!」と・・・・・
波佐見町のHPを見ると百数十年と書いてあるんだけど・・・・・

父の時も義母の時も母の時も本当に色んなことがまるで仕組まれていたかのように不思議なことが起こりました
今度お会いした時にそのお話をさせていただきますね^^

従兄弟達のお皿、oldroseさんも気に入ってくださいました~?^^
夕ひばりさんへ (バーバ)
2009-03-23 21:52:06
私は「自分の親は死なない」と思っていました
しかし、夫の父の死に直面した時、「Man is motal」だと悟りました

笑われるかも知れないけれど、私は小さい頃(幼稚園に上がる前)から、「私はこの自分という身体の中から外を見ていてる 自分がこの世から消えても私は外の景色を見ることが出来る 昔もこの世界を見ていた」と感じていたのです
だから、死は別れではない、と思えるのです

あら、段々オカルト的な話になって行きそうだからこの辺りで止めておきます(^^ゞ

一人っ子の私が親をなくしても悲しい想いをしないようにしてくれた父母に感謝しています^^

夕ひばりさんのお話から私も久し振りに中学校の校歌をネットで聞きました♪
「吹け 潮風 アカシアの・・・・・」
とても懐かしかったです♪
小学校の校歌は私達の時は「西条八十作詞芥川也寸志作曲」でしたが、ネットで調べたら今は全く歌詞が違っていて作詞も作曲も人が違っていました
ショパンさんへ (バーバ)
2009-03-24 09:51:53
ショパンさ~~ん、実際の広さは画像の何百倍もありますよ~~^^

都会の方々には想像がつかないかも知れませんが、山の中ですから土地は個人の持ち物でも一山とか二山とかいう世界だと思います~(^^ゞ
夫の両親・私の両親・うちの家などは100坪にも満たないささやかな敷地ですが地元の方々のお話を聞いているととてもおおらかで大雑把でした(^^ゞ

祖父は陶芸家ではなく、多分お百姓だったと思いますよ^^
でも母はお嬢様育ちでした(^^ゞ
足が悪かったから母なりの苦労はあったかも知れませんが・・・・・

そうそう、ショパンさんもエディさんと絵付けに来られませんか?
さくらの絵柄とかショパンちゃんの絵柄とか如何ですか?
手配しますよ♪
ああ、でも名古屋近辺にも有名な焼き物の町がありますよね
いえ、九州に観光に来られるついでにどうぞ^^
ネッ(^_-)-☆