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SPECIALIZEDおおたかの森 輪工房

ロード リムブレーキから、ディスクブレーキへ乗り換えると・・・

2018-12-07 19:42:28 | ロード
輪工房では、リムブレーキのロードバイクももちろん販売してますが
ディスクブレーキの魅力と、使いやすさ、取扱い、特徴なども説明して販売しております

自分乗っているでは現在、リムブレーキのロードバイク1台と、ディスクロード2台
試乗車という、自分で乗るBIKEなんですけどw

実際にはリムブレーキの出番はほとんどありません
ブレーキコントロールがいいから、安心して走れるし
フレームの作りが、ディスクブレーキの為の剛性から、下りのハンドリング含めて、すべて新しく見直されているところがポイントでしょうか?
乗っていての安定感があります

ロードというと、軽さばかりに目が行きますが、
  走る乗り物は、乗りやすさ(コントロール)=スピード
この場合のスピードも、距離を走り終えての平均スピードが、そのバイクので自分が走った時のスピードとなります
全体的にバランスのいい安定感があるものが、感覚的にペースを上げられます、これはリラックスしてても、極限でも同じことです
それでも、軽いにこしたことはないのですが

短時間でのヒルクライムや、スプリントであれば、その走り方にあった、特化した仕様のBIKEが早いことになるのはもっともなのですが

それぞれのライダーの気持ちよさを追求した場合は、
まずしっかりと止まる(スピードコントロール)ことを前提に、
BIKEの剛性、ハンドリングはじめ、メインの使い方や体重に応じたパーツ選びや、
体格、身体の柔軟性、筋力に合わせたフィッティングも重要 
それらをすべてBIKEにセッティングして、一番使いやすい、数台所有してるときにでも、つい乗ってしまうBIKE に、なります

ディスクブレーキから、すこし話がそれたようですがw
走る、走らせることに関して、リムブレーキより、ディスクブレーキが勝っている点が、いくつかあります
ブレーキの性能と、筋力と振動吸収性からの、道路状況(段さ窪みなどの視認性)

リムブレーキの場合は、下り坂で下ハンを持ち、ブレーキをかけることが当然ですし、安全性が高い
それは重心が低くなることで安定が増して、ブレーキレバーも一番外側をかけられるので、てこの原理で、ブレーキを引く力が強くなります
ブラケットの上をもって、下り坂でブレーキをかけた場合、ブラケットは太く握りにくい事もあり、レバーの根元でかけるために、力が入らず、上半身が高いので、目線はいいけど、変に力を入れるので、重心も高く乗りにくい!
簡単に書き出しても、こんなことが起こります

油圧のディスクブレーキの場合、しっかりとレバーの先の方をかける必要もなく、力いらずでしっかりとブレーキが効きます
たとえブラケットを持っていたとしても、軽く握っていられるので、実はある程度、下り坂でもコントロールがしやすい

もともと下り坂では、BIKEの前方が下を向くので、より下ハンは、苦しくなる方向です
ある程度しっかりとブラケット位置のままでいければ、身体も楽です

油圧ディスクブレーキの場合、なぜブラケットでも楽だというと
ブレーキが利くから!と、ただ済ませてしまうことではなく、身体の動きも考えると、より理由がわかります

ハンドルバーの持ち方も、実は影響するのですが、そこはまた別の機会に

指でブレーキをかけるときに、力を入れる必要のあるリムブレーキは、強くかけるときに腕の筋力も使います
筋力を使うと当然、筋肉が固くなり力を発揮します
この時手首の柔軟性もなくなり、固くなった腕の筋が、走行時の振動を、上半身へと伝えます
それは、頭の振動へとつながり、顔が揺らされて、路面やコーナーの先を見るという事へも、影響が出ます
つまり腕から伝わって、頭が揺れて、振動で路面の状況も見ずらくなります、上級者が下りであまりブレーキかけない方がいい!と言っている理由の一つです
もちろん、そんなこと普通の方にはできないでしょw

使ってないハンドルバーを両手で持って(なければ棒切れでも同じ)
強く握りしめて、ハンドルバーを路面からの振動のように縦に細かく振る
次に、軽く持って、同じように振る
これで頭のブレ具合を見ると、体感できるのでは

油圧ディスクブレーキで、軽く指先だけでブレーキをかけている場合は、腕の筋力はほとんど使わずに、その柔軟性が振動を手首辺りで逃がして、上半身は揺らされずに済みます
視界は揺らされることなく、クリアーで快適
先の道路が見やすいから、よりペースを上げても怖くなりません
なので、リラックスして乗っている下り坂では、ブラケットで下れる距離や時間が違ってきます

せっかくの登った後の、リラックスタイム 快適が一番ですよね


次のディスクブレーキの有意性は、
   タイヤが濡れても、ブレーキはそのまま効きに大きく違いはでないこと
これはみんなが知っていることで、よく言われていることですよね
雨の日はディスクブレーキがいい・・・みたいな

自分はまた違った安心感があります
それは、リムブレーキの場合、長い下り坂で、長時間ブレーキをかけていると、リムの熱で、中にあるチューブの空気圧が上がってしまうことです
特にカーボンリムの場合、ブレーキの当たる面が熱で熱せられて、高圧になった空気圧で、熱して緩んだリムを、内側から押し広げられてしまい、ブレーキのあたり面が変形、ダメになる例です・・・当然リム交換
アルミリムの場合、自分はツーリング派なので、何度も体験してますが、タイヤの空気圧がMAX以上になり、ハンドルがぶれてまっすぐ走らなくなります
意外とそれは突然やってくる! 特に長い距離の下りでは、途中で、遅い車等の後ろについた時 ブレーキをかけ続ける状況になり、チューブ内が熱膨張
こんな状況でハンドルのブレが突然始まり、やっとの思いでBIKEを道端に止めた!ことも何度も体験してます

ディスクブレーキでは、ありえないことですよね
空気圧がブレーキで上がることはありません

リムの両サイドを、ブレーキ面として、精度を上げて、剛性を上げて成型する手間も、これからなくなるので
軽くてより強い、エアロなリムに、これからなってきますね


3番めに
コーナーリングで、ブレーキを当てながら曲がるとき

スポーツBIKEは、ハンドルを切って曲がることはほとんどありません
BIKEを倒して、行きたい方角を見ながら、曲がっていきます
この時、BIKEに対して、ホイールは、スポークの横剛性なりに、少しはフレームに対してよじれて回転しています
つまりコーナーリングの時には、センターが少しづれているのですが、リムブレーキは、センターをしっかり出してあるので、ブレーキをかけた瞬間、荷重により、よれたホイールがセンター部分に、強制的に戻されながらスピードを落とします
コーナー途中でブレーキをかけると、BIKEが外に膨らむような挙動があるのはその為もあります
これもディスクブレーキで解消です
コーナー途中でブレーキをかけても、ブレーキがスポークに大きな影響を与えないので、ホイールが素直に回転し続けます
下り坂でコーナーを抜けた時に、前方に木の枝や、落石などが落ちていて冷っとする場面 ディスクブレーキはBIKEを寝かしたままでも、ゆとりをもってコースを選べるほどハンドリングがいいです
速く走っても、景色を見ながらでも、下りが楽しくなりますよ




最後に油圧ディスクブレーキは、逆さにするとダメなの?とか、取扱いが難しいなど
それは全くありません
しっかりと整備されたディスクブレーキは、とても取り扱いも楽ですよ 調整がほとんどないので
こんな時にはこう対処したらいい!ということは、少しあります
それはその都度相談してください


ディスクブレーキが有意な点 大きく三つ取り上げましたが
走ることが楽しくなる要素だと思います タイヤも少し太くできるし

ネガティブな点も、いくつも出てきます
特に今まで乗り続けてきた方が、高額なホイールにしてるのに、今までのホイールが使えなくなる  など
なので、イチオシですが、リムブレーキもまだしばらくは続くと思いますの、こちらももちろんお勧めしますよ

今回はディスクブレーキを、勘違いしたネガティブ要素のうわさで翻弄されている方へ、少しいい所を、説明したかっただけです

ディスクブレーキのこと
バイクの仕様のこと
乗りやすさを求めたフィッティングのこと
今回のブログでも、いろいろ説明の足りないことも多々あると思います、気軽になんでも聞いてくださいね
直接 田口まで


次回はハンドルバーの持ち方の違い
やってみようかな
知らない方はすぐに、乗るのが上達するかも




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