里山の花 ～ ５月 2010.05.18

 

 

　「そろそろ咲いていると思うの・・」

 

　Ｎ さんといつか見た キンランと エビネランを

　探しに行ってきました。

 

 

　一昨年、里山歩きの途中で 思いがけず出会った キンランとエビネラン

　今年も是非に会いたいと思っていました。

 

　歩き始めると

　コケリンドウと コバノタツナミソウが出迎えてくれました。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コケリンドウ／コバノタツナミソウ

 

　コゴメウツギやガクウツギ、ヤマツツジなどの咲く道では

　緑がすっかり濃くなり、午後の陽光を受けた葉が キラキラ輝いています。

 

　ジュウニヒトエ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ナルコユリ

　木漏れ日の林床には、すこし地味ながら 味のあるお花たちが咲いています。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジュウニヒトエ／ナルコユリ

 

　さて、お目あてのキンランは　

　歩きながら 記憶を思い起こしますが、咲いていた状況はわかっていても

　その場所がどの地点だったのかが はっきり思い出せません。

 

　出発が遅かったので、このへんで もう タイムリミット

　この先のピークまで行ったら 引き返しましょうか・・・

　そう話しながら登っていったその場所に、ちょうど 見頃のキンランが咲いていました。

　

　　　　　　　　　　

 

　あたりを探すと、見頃に開いた花、あと２，３日後が楽しみな 蕾の株など

　前回よりたくさん見つけることができました。

　

　　　　　　　　　　

 

　　　　　　　どうですか ・・・ この艶やかさ。 　　　　やはり蘭ですね。

　　　　　　

 

 

　次はエビネランを探します。

　「草付きの様子が違う」だの、「こんなに高低差がない場所だった」だのと

　ダメだしをしながら、ようやく それらしい斜面を見つけて登っていくと

　

　　　　　　　　　　　待っていてくれましたよ。エビネランが

　　　　　　　　　　

 

　　　　　　　　　　

 

 

　少しずつ顔の違うエビネランたち

　このあたりでも 以前はたくさん咲いていたのに、盗掘で激減してしまったそうです。

　一昨年見たときと同じように咲いていたことに安堵し

　すこしずつでも 増えていって欲しいと願いつつ、帰って来ました。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホタルカズラ／ナツトウダイ