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カレイドスコープナイト 4-3-63

2015-09-28 01:34:49 | 本と雑誌
 「飛行能力の有無。 これがわたしとお前との決定的な差だ・・・アメジスト・ライン・オブ・ジ・エッジ!」 バアルはアメジストの剣を具現化し、さらに剣の切っ先から地上のミッシェルめがけ紫色の閃光を放った。 閃光を盾で受けるミッシェル。 閃光は盾に当たると四散して消えた。 「お前はわたしに悪魔をやめろというが、悪魔になるということがどういうことなのか知らないお前に何がわかるというんだ。 いくらお前が騎士道を貫きわたしの生き方をののしったところで、わたしとお前との差が埋まるか? 金が儲かるか?」
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カレイドスコープナイト 4-3-62

2015-09-23 13:28:07 | 本と雑誌
 バアルはカッ!!と目を見開いた。 それと同時につむじ風が巻き起こった。 風は見る見る強くなり、ちょっとした竜巻のようなものになった。 ミッシェルと百合亜は風にあおられひっくり返りそうになりながら、何とかバランスをとる。 何ということかバアルは風に乗り、あたかも木の葉がつむじ風に乗って舞い上がるかのように竜巻のなかで空高く舞い上がっていった。 風がやんだ。安堵したミッシェルと百合亜がバアルの姿を探すと、風がやんだのちもバアルは上空に浮かんでいた。 上空からバアルの声が聞こえる。
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カレイドスコープナイト 4-3-61

2015-09-17 18:16:22 | 本と雑誌
 仰向けに倒れ顔から約10センチの位置に刃を突きつけられながらも、バアルは表情一つ変えずに対応した。 「わたし相手に文字どうりの上から目線か。 お前はわたしと言う壁を越えられたと思っているようだが、それは見当違いだ。 そう簡単にわたしとお前との差は埋まらん」 「どういうことです?」 「お前の持っている霊力の性質とわたしの持っている霊力の性質を比較すると、どう考えてもわたしの優位は動かんのだよ。 なぜならば・・・」
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カレイドスコープナイト 4-3-60

2015-09-13 01:48:42 | 本と雑誌
 両者が激突し、刃と刃がぶつかり合う激しい音があたりに鳴り響いた。 バアルは大きく後ろに跳ね飛ばされ、草の上に仰向けに倒れた。 仰向けに倒れた数秒後、バアルの持っていた剣が2つに折れた。 ミッシェルはダウンしているバアルに向かってつかつかと歩いて行くと、顔に切っ先を突きつけた。 「さっきのあなたの言葉をそのままお返しします。 騎士の掟に従うならあなたの首を刎ねるべきところですが、悪魔になってしまったとはいえかっての仲間を殺すのはしのびありません。 あなたの鏡の欠片を渡し、さらに悪魔であることをやめて生涯善良な男として生きると誓うのなら命はとらないであげます」
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カレイドスコープナイト 4-3-59 

2015-09-08 17:13:23 | 本と雑誌
 ミッシェルは盾を持った左手をスイングし、盾の横に付いた角でバアルのガードの開いた腹部を思い切り突いた。 「う・・・・・・!」 バアルは後ずさり、苦しげに呻きながら腹部を押さえた。 ミッシェルはそこへ。 「サファイア・イーヴィルバスターーーーーー!!」 サファイア・イーヴィルバスターを近距離から発動させた。 ミッシェルの姿がサファイア色のオーラに包まれる。 バアルは近距離からのサファイア・イーヴィルバスターをかわす余裕がなく、剣を自分の前に垂直に立て、柄を持っているのと反対の手で刃の付いていない剣の部分を押さえる構えを取り防御しようとした。
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