東北旅行

母を見舞ったついで、と言ったら罰が当たりそうですが、友人達と鳴子・銀山温泉に行ってきました。

姉の問題があったので久しぶりに会った母は、驚くほど衰えてしまったと悲しく思う間もなく、その食欲旺盛パクパク完食には一安心。　でも車椅子になったばかりではなく、せっかくの広い部屋に大きなソファが置かれ簡易便器がベッドすぐ横、掴まりポールまで建てられ車椅子しか通れない部屋になってしまったのにはショック。
行き届いた介護の方々を見て、これは施設でなければ大変なことになっていたと感じた。
父の妹である叔母も施設での最終段階に入り、お見舞いしたばかり。　どっちを見ても助けが数人以上は必要な年寄りだらけで気が滅っていたので、この東北旅行は本当に気晴らしになりました。

銀山温泉は大正ロマンが漂うステキな街と評判を聞き、実は大分前から狙っていた国内旅行先の一つ。　　やや雨に降られたが、よく飲んで食べ好奇心たっぷり怖いもの知らずの陽気なグループの珍道中は目いっぱい楽しめた。
すっかりリフレッシュできて、また頑張れます。

向上心

息子から久しぶりにメールが来ました。
「寮に泊まり込み会社の学校に通っている・数学系が多くて大変」
あらあら、試験の結果報告だと思っていたのに
数学系？父親も母親も大の苦手・・・それじゃぁ無理かなぁ
とは言わず　「こちらは暑かったけど元気よ・試験は？」
言葉控えめに様子を聞くと
「今年は間に合わない・来年に試験を受ける」
やっぱり・・・航海士もほど遠く・・・船長は夢か？？？
でも良い夢をみせてくれました　（って勝手に終了してはダメ！）
巨大貨物船の責任者になるには、遠い道のりがあるようです。
まだ４０代に入ったばかり。　どうか向上心が実りますように！

息子の向上心は即収入に繋がり家族も喜ぶが、私の向上心はお金がかかり喜んでくれる人がいない。
それでも生きている甲斐を求めて頑張るのです。

好きにしましょう

髪を再び白くする！と宣言したら
「でも、私達は６０代でまだ若いのよ」　と久しぶりにお喋りをした友人に言われ、ちょっとグラつきました。

ジャズ教室の先生は７０代ですが、ビックリするほど若く高級猫の雰囲気がある可愛い美人。
「胸の谷間をちらつかせる素敵なドレスでしょ」
「自分で見下ろすと胸の谷間というより、皺が寄っているのが悲しくなっちゃうんですけどね」
お喋りも洒落ている現役ジャズシンガーです。

英会話教室のY子さんは金持ち一族なのか、義妹が発表会に着ていくドレスが何十万円もすると言うので　「武蔵小山のイベントショップを紹介してあげる」　「３千円強ぐらいで買えるよ」。
素人が何という浪費。　そのお金で旅行に行ける。
私なんか、派手すぎて海外ぐらいしか着ていけないものを着ます。
「義妹の趣味だから～」
まぁ人様に迷惑をかけない限り、それぞれ好きにしましょう。

ジャズ

ジャズ教室に行っている友人の発表会が、六本木のライブバーで開催されました。
懐かしいスタンダードの数々、ナット・キング・コール、パティ・ページ、ペギー・リー、ドリス・デイときりがない。

音楽は一瞬にして若い時代に戻してくれます。
来年は英会話を捨てて、ジャズを習ってみようかな。
この発表会に来るたびに思いますが、私の声は声域が狭く・・・
はっきり言えば、下手の部類に入る。
みなさんお上手で８０代の方まで艶のある良い声を聞くと、物怖じしてしまう。

私が一番心が震えるほど感動するのは、すぐれた音楽であります。
一流プロのライブは高いので、CDやTVで充分。

感動するほどではないが、生徒さんたちがステージで目いっぱいキンキラお洒落してピアノ・ベース・ギター・シンセサイザーの伴奏で１年の成果を発表している姿を見ると　「とても良い活動だなぁ」　と感心します。　それに桜まつりのイベントに参加したり・・
下手でも・好きだし・・華やか・・・来年やってみるかも

絶食系男子

もはや肉食系は珍獣になり、草食系が進化して絶食系男子が出現しているとか。　何だかよく分からないけど、日本国のためにはならなさそうだね。

結婚情報サービス会社が２５～３４歳の独身男性にアンケート調査をした結果、３人に１人は女性と付き合った経験も無い。
すべての欲にとらわれず、女性無しでも人生を楽しめるらしい。
たかだか何百人の回答であるが、聞いて驚くほど増え続けているそうです。
「結婚するメリットが感じられない」　のが、基本精神。

昔は純情な男性が多かったし優柔不断が混じったら、じれったい思いをしたような気がするが、女性に興味のない男性は見たことが無かったと思う。　せいぜいオカマちゃんでしたね。

調理学校仲間のオカマちゃんは、息子より年下。
「韓国に行きたいけど友達いない・一緒に行こうよ！」
さ～て～～～悩みますなぁ。

夏バテ？

目の前でアリアリと成果が出るのは嬉しいもんです。

姉Mちゃんの３杯飯から２杯に減らし、それでもつい大盛りになってしまい、どうやったらもう少し減らせるかなぁと様子を伺っていたら・・・
自分から　「今日は１杯で良いから」　と言い出してビックリ。
えっ？良いの？足りる？

まぁオカズには頭を悩ませ、自分でも食べなかった酢の物やらトマトスープなど品数多めを心がけていた。
同居当初は馬みたいに食べられて　「７０代でこんな小さな体なのに」　とドクターに相談もしたが、結局は栄養摂取吸収不足むしろ栄養失調気味と言われて驚いた。

兄宅ではオカズが少なくて、ご飯だけを食べる癖がついたらしい。
リンゴに異常なほど執着するので皮を剥きながら聞いたら、Mちゃんにはやらず、兄達だけで食べているのを目撃してしまったとか。
それを聞いて、メロン・スイカ・桃・梨・キューイ・オレンジ系統などこれでもかと買っている　（私だってこんなに食べたことがない）。

弱いものをイジメていたのに、物の分かったような心優しいふりをしていたなんて。
嫁よりも、そうさせた兄を憎む。

ふと気がついたが、ご飯を減らしたのは夏バテだったりして。
単純な心を引き締め、見守っていきます。

白・赤・青・緑

真っ白な髪で母に会ったら、「どこのお婆さんかと思った」。
私の顔と名前は覚えているが、ボケが正気に戻ったように責める。
染めなさい！おかしいでしょ！！！

綺麗な真っ白になったときは、それはそれで好評だった。
「若く見えないけどステキ！」　（ってな感じ）

友達より母親の言葉を優先して茶色多めのメッシュを入れたら、遠慮ゼロの高校仲間から　「白の方が絶対ユニークなのにぃ」　とうるさい。
暗に　「ただの老けた同級生に戻ったじゃん」　という雰囲気。

自分では茶を多くして若返った気分でいたから無視していたが
またテレビで中尾ミエさんを見てしまった。
中尾さんも茶を入れはじめて・・・ン～～～白の方が素敵なのに。
分かったよ！　また白に戻して・・・
ほんのちょこっと赤？青？緑？のメッシュを入れます！！！
（決心固いので、暫く反対意見を聞きません）

墓いらない

噂では聞いていましたが、自然葬という情報を知りました。
どこかの山奥の祭壇に遺灰が置かれ、風が自然へと運んでくれる。
これは良い！　

こんな話を赤提灯でするようになったのは、墓を守れるのはワテラの世代までと・・・うすうす感じているからです。
団塊ジュニアから先は、まったく当てにできない。
お寺さんには悪いが、成り行きでしょうね。

そこへ４０代の男性３人が入ってきた。　１人は我が中学校の後輩と聞いて、またまた脈々とした命を見ました。
こんなもんで良いんじゃない。
生きてるうちが花であります。

キッカケ

こちらで何もかもお膳立てしてあげなければならない食堂グループがめんどくさくなって暫く放っておきました。　すると１人１人電話してくる。　「どうしたの？」　オンパレード。
だってぇ・・・いま手一杯なのよ。

友人が上京するたびに集まる・舞台公演がある・コンサート・旅行の打合せ、もちろん忘年会・新年会など何かキッカケが必要。

高校友N子は家でダラ～っとしていたら、飲み友Y子にしつこくカラオケバーに来るように誘われた。　Y子はいつも無口なダンナと一緒。
勝手に飲んでればいーのに！　あまりしつこいので行く支度をしていると、また電話で催促され、やっぱり行かない！！！と喧嘩別れ。
もちろん縁のある飲み友は、すぐ仲直りします。

若いときはフットワークが良く、会社の帰りの飲み会はすぐ纏まる。　電話で、その日の夜の話でも身軽に動けた。　今は何日も前から約束して、ドッコラショと掛け声をかけなければならない。
と思っていたら、N子に明日？明後日？来れる？
つい、OKOK！　（リズミカルな誘いには弱いのです）

自分の時間それぞれ

アッと言う間に短い休暇が終わり、リフレッシュしました。

英会話教室のY子さんとクラスのあとでお茶したとき
「やっぱり年のせいかしら？ボーっとして頭に入ってこないの」
そりゃぁ１００歳まで面倒をみたお姑さんを施設に送っても週一お世話しに行って入院すれば毎日通ったあげくに見送ったばかり。
ボーでもボーボーでもするでしょうよ。
回復するまで、１年ぐらい掛かるんじゃないの。
頑張った分は取り戻さなきゃ！

さっそく学生時代の同窓会を兼ねた旅行に参加するが、行程の半分しか参加しないとか。　「エッ！どうして？？？」
「遊び慣れていないの！急に何泊もしたら疲れちゃう」
まぁ徐々にやってください。

でも内心、７０歳過ぎているから急いだ方が良いとは思うけど。
遊びよりも家事が好きそうですが、自分が一番心地良い楽しい時間を過ごせますように。