季節の中

季節を感じるお話とフォト~ゆたりと流れる日時計の時

誕生日の花と短歌365日の古本~記憶宿る

2023年12月15日 | 一休み

花ブログを書きながら

花の紹介に 鳥海昭子さんの短歌とともに  載せる時が 多かったように思う

もう十年も「花名と鳥海昭子」と検索したり 載せてきた

 

先日 本の整理をしていたら 貴兄に戴いた本が出てきたので お返しします

と私が作った山のフォトブックとその山に関連する北アルプスの地図が送られてきた

パソコン上で見る沢山の同じ写真と違い 作成したフォトブックは

装丁 写真の選択 配置 言葉   と思い出とともに 一覧できる 良さを感じる

あ~ 本っていいなと思い

鳥海昭子さんの誕生日の花と短歌365日(平成17年発行)の古本を探して

買ってみました

一ページに四花と四短歌で365日分

そして 巻末には

鳥海昭子さんの「歌を詠みながら生きてきた」

柳 宋民さんの「誕生日の花」に寄せて

歌人鳥海昭子さんを偲んで 

  鳥海昭子さんは ラジオ深夜便の「誕生日の花と花言葉」ちなんだ短歌」の放送開始から

  半年後に急逝なさったと

表紙も 中のページも 黄ばんで 前所有者が 大切に読まれたあとがみえる

その本が 古本屋さんにでたということはと 

今更に 紙には 記憶が宿る とも

 


雲の平 天空の花園

2023年12月12日 | 山でみた花

 計画書の山行目的を「ゆったりテントの山旅」と書きましたから、

    山を愛で、花を愛で、過ごす時間を愛でました。

       テントを入れたザックの重みは、自由の重みにも思えました。

 山に行き始めたころ、ちょうど雑誌で見た日本最後の秘境「雲ノ平」。会社の山好きに尋ねてみると、深いから大変だよと言われたように思う。その時から4年後の夏、念願がかないました。毎年1度だけ会食をする会社の先輩に、折立から入山し、新穂高温泉に下山する今回のルートのお話にすると、黒部愛のお話をしてくれたのが4月の会食のときだった。

 このために、昨年、テント泊の装備を揃え、何度かテント泊をしてきた。もちろん体力の増強も。特に、5月からは、毎日ジョギングを始めた。ちょうど3か月ころが今回の山行であった。だいぶ体調もいい。

    天空の花園 雲の平 山荘を臨む

    雲ノ平は北アルプスの最奥部、黒部源流域の標高2,600m付近に忽然と広がる溶岩台地です。

    代表的な花は、ハクサンイチゲ、チングルマ、ミヤマキンバイ、シナノキンバイ、ミヤマダイ  

    コンソウ、イワカガミ、イワイチョウなど

 

 

 


イワツメクサ お疲れさまと岩の合間から

2023年12月09日 | 山でみた花

イワツメクサは

イワツメクサは なぜか岩だらけのい隙間に咲く。

割と大きな株で咲く。

地味な花だが 会うと 

なぜか ホッとする

   いわつめぐさ(岩抓草) ナデシコ科     学名:Stellaria nipponica    蝶が岳山頂

前劔のガレ場は、上り、下りが一部かさなり、落石が怖いし、あるくには、相当な注意が必要です。ここから前劔は、鎖はあるが、注意を怠らなければ、危険は少ないと思う。前劔も亦、沢山の花と行き交う登山者のひとときの休息ばとなる。ここで、息を整え、最も危険と言われる山頂に向かう。5箇所の鎖場は、山頂間際のタテバ、カニのヨコバイが最も危険と言われる。どの鎖場も超ベテランのお二人に導かれる様にこなすことができました。そして、山頂に到達。

山頂手前の岩の間の白いイワツメクサは、とても印象的でした。

    山頂だよ、お疲れ様と。

    剣岳


イワカガミ 厳しい自然に咲く律儀な花~白馬大雪渓

2023年12月09日 | 山でみた花

  大雪渓は、平日のせいか人も少なく、のんびりと登りました。

 ただ、山も空も見えず、雨雨、霧霧なので、

 途中、休息して、風景を楽しむことも、会話が弾むことなく、ただひたすら歩くという感じで、やっぱり、

 山は、あらためて、お天気がご馳走と思いました。それでも、雪渓を歩くことは、童心にもどった様で楽しい。

          いわかがみ(岩鏡) イワウメ科    学名:Schizocodon soldanelloides

   
         雪渓の解けゆく際(きわ)のイワカガミ
                   いのちの限りねんごろに咲く         鳥海昭子

 大雪渓を終えると、そこは、岩場の道。岩場の道には、高山植物が咲き乱れている。

 イワカガミ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、イワオウギ(岩黄耆)、カラマツソウと低木が続く。

 ただ、上りでは、風雨が酷く、花を楽しむ余裕もなく、残念でしたが、帰りの下りでは、小雨程度なので、ゆっくり楽しめました。

 特にイワカガミと尾根が重なると、厳しい自然の中での健気な花が素敵です。


栂池高原~白馬乗鞍岳~白馬大池の夏の終わりの花

2023年11月26日 | 山でみた花

不思議な程ゆっくり歩いたと
不思議な程立ち止まり見入っていたと
コースタイムが教えてくれた

素敵な山旅だったと

雪渓に出合った

初め恐る恐る歩く でも直ぐに慣れていた
天然の冷蔵庫の中を歩く気分

山への登山道、花畑と池の間に
テントを張った

たのしみにしていたチングルマの花後の綿毛
花畑の夕日の中で輝きを見た

 

テントから顔を夜だすと満天の星
天の川の写真を撮った

クロサンショウウオと出合った
ムービーを撮った

美味しい山食をつくり
沢山食べた

全てを染める夕日の中で
コーヒーカップを持ち歩いてみた

全てを染める夕日の中で
飛び跳ねてみた

大きな自然の岩棚に気づく
岩棚で演じてみる

普段しないことをしているのに気がつく


雷鳥は見れなかった

小蓮華山も栂池自然園にも
天候が悪く行けなかった

でもその分 か雲海と朝焼けが見れた

でもその分、花畑の花の写真を随分撮れた

2017/8


三千メートルの山旅~可憐な花束

2023年11月26日 | 山でみた花

三千メートルの山旅

ずっと 気ままに山を歩いてみたいと
思っていた
ずっと 気ままに花を見ながら歩いてみたいと
思っていた
ずっと気ままに空や山容を眺めて歩いてみたいと
思っていた


だから 山旅と書きたいと思っていた

 



そのためには
しなやかで強靭な足腰と
しなやかで強靭な判断力、行動力をもち
準備を怠らないことが必要

勿論天候に恵まれることも大事だ

山の知識も 天気の知識も食事の知識も
花の知識も 動物の知識も 緊急対応の知識も
などなど
必要だなと思った

でも
山は気ままにとは いかない
きちんとした計画と余裕が必要と
あらためて思いました

 

思い返してみると

北岳(3193m)のテント泊 をしたのは 2016年8月のことでした。


最後の七日間

2023年11月26日 | 一休み

最後の七日間という歌を生い立ちをNHKで放映していました。妻を亡くされたご主人が、妻を看取る過程と妻の残された詩「最後の七日間」を朝日新聞に投稿なされ、その後、ご主人宮本英司氏は「妻の願った最期の七日間」という本を出版なさいました

また歌手クミコさんが妻が残した最期の「七日間」のリリースされた。(https://youtu.be/DkUDDaq8bkQ)

 

 

 

 


かぞえる

2021年12月26日 | 一休み

43、44、、、、、48,49,50
95、96、、、、100
なんで途中から 数えるのかしら
不思議そうに話す声が
白いカーテン越しに
聞こえてくる


43、44、、、、、48,49,50
95、96、、、、100
もう少しで
あと一息で
山頂という時に
数をかぞえる自分がいる

決して1から順番に数えるのでなく
途中からかぞえる

あるとき 気が付いた
僕はあと一歩進めば
山頂だと
頑張ろうと

ひゃ~く 山頂だ
と数えていた

カーテン越しには母がいた
母は
自分がそうであるように
苦しい でも
頑張ろうと
無意識に 思ったのかもしれない
そして
そんな数え方をしたのかもしれない
あと少しで
ひゃ~く
ひゃ~く 頑張ったと

 

2017-06-17


若葉のブナ林~歩く

2018年05月14日 | 山でみた花

 

ぶなの林

陽を透す若葉

ぶなの新緑

2018/05/12 善六ノタワ~畦ケ丸山間(神奈川県西丹沢)のブナ林

見上げると若葉を透した柔らかな陽のシャワー

キリンの模様な

樹木の表層

ちょっと触ってみたくなる

ほほを寄せてみたくなる

ブナ ブナ科 落葉高木 丹沢では標高600~800m以上で多い。上記善六ノタワ~畦ケ丸山間は1000-1200mほど。樹皮は灰白色、黒灰色。模様は地衣類。葉は、側脈凹部で終端。


ワチガイソウ

2018年05月02日 | 山でみた花

見落としそうな

小さな花

可憐

白い5枚の花びら 

十本の雄蕊と茶褐色の大きな葯 が目立ちます

丹沢 犬越路 ぶな林の落葉の間に  2018年4月29日

◆ワチガイソウ(輪違草)ナデシコ科ワチガイソウ属

[花期]

4月
[草丈] 5~15㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山地の林縁、林内
[分布] 在来種  本州(関東地方以西)、四国、九州,、中国、ロシア