1995年1月31日
いよいよ手術日です。
しかしこの日の記憶はあまりありません。
午前中の手術だったので
朝飯は抜き
朝から瞳孔をひらく眼薬は何度もさされました。
血管には点滴用の針を入れます。
しかし血管が細いので何度やってもうまくいきません。
しかたなく手の甲に注しました。
ストレッチャーに乗って手術室に向かう時は
やはり緊張してドキドキです
手術室には他にも手術をす . . . 本文を読む
1995年1月
手術日の5日前入院しました。
内科的検査をひととおり済ませ
手術の説明がありました。
わたしの手術は
「線維柱帯切除術、(トラベクレクトミ-)」
というものです。
眼の中の房水の流れが悪いことが眼圧をあげる原因のひとつであると言われます。
房水は、普通は黒目(角膜)と茶目(虹彩)の間にある線維柱帯という網目を通り、
シュレム氏管という管に入って血管に出ていきます。 . . . 本文を読む
15年前
検査入院が終わってからは月に1度60㎞離れている大学病院に通院しました。
治療は点眼一種類、隔月で視野検査
日常生活で特別気をつけることはなく
以前と何ら変わりない生活を送っていました。
眼圧は1~2程度治療前よりも下がりました。
そして12月の視野検査の時です。
悪い方の左眼の視野欠損が半年で結構進みました。
もともと末期状態だったのでこのまま進んだら
最悪の状態にな . . . 本文を読む
15年前のあの頃
自分の気もちは一体どうだったのでしょうか?
わたしはこどもの頃から、強い近視でした。
晴れた日に空を見ると眩しくてくしゃみが出ます。
それを見た母は「おもしろい子どもだなぁ」と思ったそうです。
幼稚園の時、先生が前で折り紙の見本を折っている時
後ろの席だったわたしはそれが見えませんでした。
小学校の時、健康診断で視力検査が嫌でした。
クラスで一番見 . . . 本文を読む
午後になりいよいよ教授診察です。
教授さまはでっぷりと太った、いかにも「教授」という感じのかたです。
主治医がとても緊張した様子で
わたしの検査結果を説明しています。
それをじっくり眺めたあと教授さまはおっしゃいました。
「緑内障だと思われます」
「???」
恥ずかしながらその時「緑内障」という言葉も
もちろんどういう字を書くのかも全く知りませんでした。
「それは何 . . . 本文を読む