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民主党政権を倒す!橋下徹と石原慎太郎『極秘会談』の中身とは…

2012-05-12 07:24:35 | 各社新聞・テレビ・雑誌の記事

橋下徹と石原慎太郎“極秘会談”の中味(1/2) 2012年5月10日 文藝春秋

石原との連携を模索する橋下。2人の密談は、政界にどんな波紋を及ぼすのか。  

「民主党政権を倒す。そういうことで頼みます」。こう言い放ったのは大阪市長・橋下徹。4月13日、電話の相手は、維新幹事長の大阪府知事・松井一郎だった。松井は翌日、直ちに緊急役員会を招集して、維新の会としての意見集約を図った。橋下は「民主党政権は代わってもらわなくてはならない。徹底抗戦していきます」とさらに踏み込んだ。    

表向きは、福井県の関西電力大飯原発三、四号機の再稼働問題で、付け焼刃的な手法で再稼働を急ぐ野田内閣へのダメ出しだが、その意味するところは、早期の衆議院の解散・総選挙を迫り、“天下取り”に乗り出す姿勢を鮮明にしたものにほかならない。    

早期の解散・総選挙について、橋下自身は現時点では「自分が出馬することはない。統治を変える人物をリーダーに担ぐんだ」と周辺に語る。いま大阪市政を投げ出せば、市民の反発を買うだろうことは心得ている。橋下はあくまで維新の会の勢力を引っ張り、第三極を形成して、「統治機構の立て直し」を目指す政治勢力の結集を図ることに主眼をおく。    

そのためには、まず現在の統治機構を“ぶっ壊す”ことが先決で、誰がその役割を果たせる首相になりうるのか、橋下は必死に模索している。    

実は橋下の頭の中には、ある名前が浮かんでいる。東京都知事・石原慎太郎である。橋下は石原のもつ発信力と行動力は、現在の統治機構を破壊するに十分とみている。自らの大阪市長選の最終盤で、危機感を抱いた橋下が応援を仰いだのも、石原だった。    4月4日、大阪リーガロイヤルホテルで、2人は久しぶりに1時間半にわたって向き合った。会談が行われた個室前の廊下には、目隠しのためのカーテンがはられ、“極秘会談”を演出した。会談後も、オープンを旨とする橋下には珍しく、裏口からホテルを後にした。    

話は憲法から新党構想まで、幅広く及んだ。石原がまず、「あなたの維新のアイデンティティは何か?」と問うと、橋下は、「中央官僚の統制をぶっ壊すことです。中央集権を変えなければだめだ」と応じ、石原も「共通の認識だ」と頷いた。さらに橋下は「いまの憲法はおかしい。憲法全体を変えることがあってもいいのではないか」と憲法観を披露し、石原も「これからはお互いに言いたいことを言ったほうがいいのじゃないか」と持論を展開した。石原はさらに、尖閣諸島を東京都が地権者から買い上げる構想が水面下で進行中であることを伝え、訪問するワシントンでぶち上げることを伝えた。石原は「政府は吠え面かくことになるよ」とほくそ笑んだ。    

さらに石原は続けた。「既存の政治家をかき集めたってロクなものにならない。新しい人材が集まって初めて、新しい政治的な波、ヌーヴェルヴァーグが起こってくるんだ。(維新政治塾には)いままで政治経験のない人たちが集まっているだろう。一度、どんな志でどんな人たちが集っているのか見てみたい。講師として話がしたいな」。橋下が「もちろんです」と頭を下げると、石原は「喜んで行くよ」と上機嫌で応じた。    

実は石原は衆議院議員を辞めてから、松下政経塾の塾長を志願したことがある。2人は意気投合し、東京での再会を約束して別れた。帰京した石原は、周辺に「橋下君のところはうまく化けたら面白くなる」と満足げな表情を浮かべた。

亀井静香の「誤算」  

石原は、現在都知事4期目。悲願の2020年東京夏季五輪の当落は、来年9月の国際オリンピック委員会(IOC)の総会で決まる。だが、それまでには任期満了による衆院の解散・総選挙が必ずあり、「国家の危機に前面から立ち向かう」として、五輪の命運を後任に委ねてでも、自ら国政に打って出る決意だ、とも囁かれる。石原自身も首相のチャンスが出てくるのであれば、“最後のご奉公”という意識がちらつく。民主党から4人目の首相候補はありえないし、自民党にもその器は見当たらない。長男・石原伸晃に対しても、幹事長までは務まっても、首相に値する人材かといえば、「首相に担がれるようなタマではないと判断しているから、自ら動きだした」(幹事長周辺)という。    

一方で、亀井静香やたちあがれ日本代表・平沼赳夫が音頭をとって主導してきた“石原新党”は風前の灯になってしまった。4月19日までの石原訪米後に、新党結成の腹積もりだったが、12日の出発時に、石原は「新党は一旦白紙にする」と言いだしたからだ。    

この石原新党、実は昨年12月に亀井が主導する形で、記者会見で新党結成を表明するところまで話が進んでいた。ところが、会見前日になって、長男の伸晃が「親父それだけはいま勘弁してくれ」と泣きついて、父も思いとどまった経緯がある。その後、亀井が再び石原を口説きおとして、同時に伸晃には「貴様はだまっとけ」と恫喝したが、機を逸した感は否めなかった。

   亀井は、平沼赳夫らと一緒になって、自民党からも引き抜く形で新党を立ち上げる構想を描き、自らも党幹事長などの要職につくことを思い描く。皮肉なことに亀井の「石原慎太郎首相」という構想は、橋下の構想とその一点において一致する。だが石原の目には亀井の構想は荒唐無稽に映る。石原が目指すのは、橋下が打ち出す「統治機構の立て直し」であり、そこに向けて自らが起爆剤的な役割を果たすことに重点をおく。    

一方で野田佳彦首相の顔色が冴えない。野田と顔をあわせた人は皆、それを感じている。支持率は20パーセント台に低落。野田自ら、副総理・岡田克也や財務相・安住淳、経産相・枝野幸男らの携帯を鳴らす機会が増えた。それでも頼る相手は5本の指に満たない。    

ここにきて野田内閣のほころびは覆い隠しようもなくなってきている。防衛相・田中直紀、国土交通相・前田武志の問責決議、北朝鮮のミサイル発射に対する政府部内の混乱、原発再稼働をめぐる決定プロセスの甘さ……。事象だけを見れば、完全に政権末期の様相を呈しているといってよい。    

野田は、党の幹事長・輿石東に信頼をおいて、党の仕切りをまかせてきたのだが、2月25日の自民党総裁・谷垣禎一との極秘会談を境に、2人の距離は離れる一方だ。通常国会が始まるころはまだコミュニケーションがあったが、いまや「官邸の言い分は党側にスルーされている」(首相周辺)。野田に反転攻勢の材料は少ない。  

国民の願いは早期解散、では…♪♪♪


まちのはなやさんを宜しくネ!


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