昨日は 『 プレバト 』 の放送がありました
俳句のお題は 「 外苑のいちょう 」 でした
ランキング 1位 は 杉本彩さんの
黄金の天蓋の下秋仰ぐ でした
夏井いつき先生の解説~
一句の中に紅葉やいちょうは書いていないのに
ちゃんと皆そういう光景を思い浮かべる
「下」 で 見上げる 、 縦の空間が広がる
俳句の中に自分を入れて
写真のあの位置に立ったら何が見えるだろう
そういう発想ができるようになってきた
そして 、 歴代優秀者の昇段試験 、 前回に引き続き 福澤朗さん
特待生から昇段をかけての 今回の一句は ‥
真鍮のベンチ冷やか街路灯
真鍮 ← 金属の質感
ベンチ ← 野外・公園 、 そしてベンチ
「街路灯」 という言葉が出てきた瞬間に
それまでは昼の光景
夕暮れのグラデーションが降りてきて
夜の空気に変わっていく
そういう効果を狙ってやってきている
名詞を重ねることによって
「冷やか」という秋の季語の肌の感じ
映像をもたない季語がちゃんと表現できている
全ての言葉がきちんとあるべき位置に入ってきている
査定は ‥‥‥ またしても 現状維持っ!
最初にもっていた作り手の持ち味である
意外性・独自性が損なわれているっ!
その人でないと作れない句を望んでいるっ!
それにしても ‥
斉藤慎二さん(ジャングルポケット)の
銀杏がベンチの上でひと休み
上五だから ‥ ぎんなんが
え いちょうが
四文字になっちゃうよ ‥
へ 指折り数えて ‥ いちようが
ありえないー
先生の添削 、 最高だよー
銀杏さんベンチの上でひと休み
いちょうさん なんて可愛らしい一句なのでしょう
今回も大いに笑わせていただきました