871piano工作室

ピアノ調律修理が本業。
趣味の凧や工作の話題など。

笛や太鼓

2006年05月29日 06時25分27秒 | 三線
コンクール新人賞受験まで、あと1ヶ月。
三線クラブの例会を、ここ数回をほぼ受験者のために使い、
先輩方が指導して下さっている、ありがとうございます。
緊張して失敗して、そんな場をつくってくれているんでしょうが、
逆にいうと、緊張してもアガッても、失敗の数を少しでも減らすように、
日々の練習を積み重ねないと、ダメですよ!
と感じさせられる貴重な場です。

で、真剣な練習の後は、実地訓練のためみつるへ直行!

オリオンビール1本目が空になるより早く三線の音が鳴り出し、
笛や太鼓が後を追いかけて、真剣な実地訓練がはじまりました。
いやいや、楽しい宴会でした。




ちんだみ雑感その6

2006年05月28日 06時20分52秒 | 三線
 みんなで楽器を演奏する、あるいは合唱する、
アンサンブルは楽しいのですが、音の高さを「ある程度」
みんなで合わさなければ、響きが濁り楽しさが減ってしまいます。

オーケストラならオーボエが「ベ~」と持続音を鳴らし、
他の楽器がその音と合うようにちんだみをする。

ピアノコンチェルトなら、ピアノを「ポ~ン」と鳴らし、
オーボエからはじまり、他の楽器へと音を移してゆく。
オーボエは不安定な楽器なので、いつも女王様のように、
ちんだみの中心に居る。

楽器なしの合唱の場合は、次に歌う曲の冒頭の1音を、
調子笛やピアノなどで静かに鳴らし、その音を覚えておいて、
みんなで声を出せば合う、というしくみ。

唄三線の場合はどうでしょう、もし笛が入るのなら、
唄者が五で唄う人なら五の笛で、三線のちんだみをする、
二の人なら二の笛というのは当たり前の事、
ただ笛もオーボエと同じように、少し不安定で、
高い目の笛や、低い目の笛があるのは事実です。
だから「チューナー」でぴったり合わせた三線とはうまく合わず、
不安定な笛に三線を合わせて欲しいのです。
でないと、「正確」なはずのチューナーで合わせても、
狂ってしか聞えない、アンサンブルは楽しいのですが、
音の高さを「ある程度」みんなで合わさなければ、
響きが濁り楽しさが減ってしまいます。
はっきり言って「気持ち悪い!」

ただ、耳で合わせる「くせ」をつけてないと、
不安定な笛とチューナーの誤差以上に、ちんだみの誤差が生じ、
もっと「気持ち悪い!」結果となるのも事実でしょう。

慣れない人は耳で聞いて合わせるのはむつかしいでしょうが、
いつもチューナーを使っていては、耳で合わせる「くせ」がつかない、
一人で練習する時に近くにオーボエ吹く人が居なければ(普通は居ません)
チューナーの発音機能があれば、チューナーの音に合わせる、
ピアノやキーボードがあればそれを利用する、
僕のおすすめは、調子笛です。

何人か集まっての練習会では、できるだけチューナーをつかわないで、
「くせ」をつける練習もしたほうがいい、と思います。

初心者からはじめ、新人賞を受ける頃までには「ある程度」の「くせ」が、
身につくと思います、「ある程度」でいいから、自分の耳でちんだみしないと、
音楽する人にはみえませんから。

カンカラ試作品

2006年05月22日 21時41分46秒 | 工作
今日の放課後(タイムカードを押した後)
きのう削った棹と、カンカラを組み立てて、釣り糸を通し、
ねじのカラクイでちんだみを合わせて、試作品が完成した。

子ども用に少し小さい目にしたので、指で押さえる勘所が、
慣れるまでずれるけど、控えめの音で可愛く鳴ってくれた。

うれしい(^o^)丿です。

カンカラ三線の棹

2006年05月22日 06時58分52秒 | 工作
空き缶はわりとすんなり切れた、次に棹の下ごしらえだ。

ホームセンターのラワン材で、ここまでの形にしておいて、糸巻きの穴も開けておけば、ナイフで削ったり、サンドペーパーで磨いたりは子どもたちが好きに楽しむだろう。

が、事はそんなにあま~くない、棹を缶に通す穴と棹の合わせ具合が、1本づつ合わせるのに結構時間がかかってしまう、つぎの日曜日までに間に合うか?

取材

2006年05月20日 07時13分19秒 | ピアノ
珍しいピアノが見つかり、
復元作業に参加させてもらったのは、もう15年前。

時々演奏会にも使ったり、博物館に展示されたりしている。
1860年に作られた「スクエアピアノ」です。

今回はアンジェラ・アキさんが、
毎日放送のミュージックエッジオーサカスタイル、
という番組の取材で来られました。

6月5日(月)深夜24:55~25:25放送予定らしいです。