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セカンド韓流2

CINE21:ド・ギョンス、新しいタイプの俳優

最近のお気に入りド・ギョンスさんの、CINE21(2018年12月)に掲載されたインタビュー記事を紹介します。かなり長いです(汗)

元記事 → 도경수 - 새로운 유형의 배우

ド・ギョンスはいつ笑うのか気になる俳優だ。基本、彼はあまり笑わない。初めての演技経験だった『明日へ』(2014年)のテヨンは、おしゃべりな妹を無表情で叱り、不当解雇問題で母親が奮闘するなか秘かにコンビニでアルバイトを始める。

『純情』(2015年)のボムシルは騒がしい友人たちの間で、足が不自由なスオクを静かに見つめ、『あの日、兄貴が灯した光』(2016年)のドゥヨンは一瞬の事故で視力を失った柔道選手で、『7号室』(2017年)のテギュンは借金返済のため麻薬を預かり窮地に陥った。初の主演ドラマ『100日の郎君様』では微笑ましい彼のイメージを見事にいかした作品で、彼が笑顔を見せる度にロマンスが進んでいった。

興味深いのは、彼の淡々とした顔がこれまでEXOのメンバーとして持っていた”独特なポジション”とかなり重なるということだ。

彼にはアイドル特有のいつも笑顔を失わない逞しさや、ふてぶてしさがない。その代わりに、後ろから静かに顔色をうかがいつつ、状況を見て予期せぬタイミングで顔がつぶれるほど笑ったりする。このように無心でありながらも真剣な印象は、意外にも新人俳優として注目される理由となった。映画界は、辛くても顔に出さない若手俳優を起用したい時もド・ギョンスを探し始めた。

俳優としてゆっくり経歴を積んでいく彼に対して、「俳優がもっとも似合う」または「アイドルに専念してほしい」と両極端に話す人々に『スウィング・キッズ』という適時打が現われた。要するに『スウィング・キッズ』は前述の方式でド・ギョンスを評価した人々の言葉をなくさせる作品だ。ダンスと歌の才能がある彼は、まず”ダンス”という手札をきった。ダンスグループ出身だからこそ上手く演じられることを深く印象付けたのだ。暗い人物ばかり演じるのではないか?という心配にも一石を投じる。タップダンスに魅了されていく北朝鮮軍捕虜のロ・ギスは、茶目っ気たっぷりで嬉しい気持ちを隠せない19歳の少年だった。

一方で、『明日へ』以前に演技レッスンを受けたことがないというド・ギョンスは、演技面でも注目すべきスタイルを構築した。『100日の郎君様』を企画したソ・ジェヒョンPDは「演技の方法が不思議で上手い。表情もアクションもリアクションも大きくないのに、編集すると不思議にいい。眼差しに恵まれている」と語った。

映画『スウィング・キッズ』の封切りを控えたド・ギョンスとの長いインタビューになったのは、先輩俳優たちの属性としてではなく、新たに聞く話が多かったからだ。既存の系譜に属さない新しいタイプの俳優、ド・ギョンスに出会えた。

- 最新作『スウィング・キッズ』の話からしよう。襟を立てて歩くロ・ギスは、これまでのフィルモグラフィの中で唯一”格好良さ”が感じられるキャラクターだ。

D.O. ロ・ギスに似合うのは何か、監督と相談しました。ギスのキャラクターとよく似ている資料写真があって、昔の制服に軍帽を斜めにかぶって、ズボンもヒップホップスタイルのようにはいていた。これが当時の流行だったはずだから、それをモチーフにしました。

- ロ・ギスはダンスを通じて感情を見せてくれるキャラクターだ。俳優としてこのような人物を演じるのはどんな経験だったか。

D.O. EXOのメンバーとして舞台に立つときは、振付けと構成が組まれていてそれに従って準備すればいいけど、ロ・ギスは動作と表情一つ一つに感情を入れなければいけないので、多少難しかった。特にデビッド・ボウイの『Modern Love』に合わせて踊るシーンは、どうすれば観客がより爽快で楽しく感じることができるかずいぶん悩んで、自分が初めて踊った当時を思い浮かべてみました。頭では分かっているのに身体がついていかないときの息苦しさと、動きが一つずつ成功して快感につながった経験があった。あと、監督が全体的な動きとそのときの感情を伝えた上で、表現は自由でいいと言ってくれて心の向くままに踊れました。嬉しいときは動きを大きくして、もどかしいときは動きを速くした。実はそのシーンの映像を見て驚いたんですが、自分がこんなにも明るく笑っているとは知らなかった。歌手活動のときも似たような感情を感じたことがあって「ダンスは本当に幸せで楽しいことだ」と強く感じられた。それで自然に笑みが出ていたようです。

- 計算された演技ではなかったということだが、踊り続けると当然つらくて顔にも苦しさが出るし、表情を意識しなければならないんじゃないか。他の俳優とのインタビューで「踊れる俳優はアクション演技もとても上手だ」という話を聞いたことがあるが、歌手活動が演技に役立つ面があったようだ。

D.O. 慣れない動作に感情を入れようとすると、動きが台無しになってしまう。表情も乱れたり。だから『Modern Love』のように感情表現が重要な場面は、自分にとってやり慣れた動きをするようにしました。身体が覚えていなくてもすぐに動きが出るレベルになって、はじめて感情表現も可能になる。身体が完全に動きを身につけられるよう練習をたくさんするしかない。また、アクション演技とダンスは似た動きが多く、踊りながらこれまで学んだことを応用してみたら、動きを簡単に真似できるノウハウが少しだけ身につきました。

-『スウィング・キッズ』は前半と後半では雰囲気が完全に違う。ワントップの主演俳優として、不均衡な映画のトーンをうまく整えるために気を使わなければならなかったはずだ... 

D.O. 全体的な流れは頭の中にしまって、その上でギスの感情が中心に立ちすぎないように悩んだ部分がありました。例えば、友人だったクァングクが捕虜収容所に来てから映画の雰囲気が変わる。ギスが一人でタップダンスのことを考えていた時、皆の前で演説していたクァングクが「ギス同志、最近は米軍の首を持って来ないな」と挑発する場面があって、このときギスが気分悪そうに顔をしかめるような演技をしていたら、映画のトーンが乱れていたはず。演説シーンにギスのキャラクターまで入りすぎてはいけない。その場面は無表情で堅く演じました。

- ドライに演技するのは、もともと本人が持っている性質のようでもある。

D.O. いつもそういう風に考えています。なぜ頭にきたらしかめっ面をして大声を出さなければならないのか。僕はそんな風に怒ったことがないので。普段、心理戦をするときも自分の感情がばれないようにするタイプです。もちろん、ちょっと違う性格の人物を演じるときはそれに合わせて表現しなければいけないけど、ロ・ギスのようなキャラクターは僕の基本的な性格を土台に演技しました。

-『スウィング・キッズ』は、蛇腹のようなカットとロングテイクが混在した現場だった。リズム感を生かすためには、編集室でどのように結合されるか気にならなかったか。

D.O. 気になるというよりは面白かった。今までやったことがないので。ロングテイクのときは集中出来てむしろよかったし、ギスが寝床でもタップダンスを考えたりするシーンは、それぞれのカットでじっくり見せるべきことを、バタバタ演技するというのがすごく楽しかったし、仕上がりが本当に気になった。特に『Modern Love』のシーンはヤン・パンネ役のパク・ヘスと一緒に練習もしていないし撮影も別々で、これが交互に編集されたときどんな絵になるのかと思ったけど、結果にはとても満足しています(笑)

- tvNのドラマ『100日の郎君様』は多くの名台詞を残した。「今、私だけが不快なのか?」「感じ的な感じ」「この子は全く言うことを聞かない子だな」などのコミカルな台詞は、間違って処理すると時代劇自体が軽くなってしまうが、本当に上手だった。

D.O. ただ感情を忠実に表現しようとしただけで、毎回台詞をどうしようという風には考えなかった。流行語を活用した台詞をもっと軽く言っていたら、さらに笑わせることはできたはずだけど、記憶を失った世子のキャラクターには合わない。実際、台詞をもっと聞きやすく処理するためにはどうすればいいか悩んで、結局正解は”アレ”だった。僕がそのキャラクターとして、そのキャラクターのやり方で話すこと。そういう風に考えて調整しました。

- テレビドラマは視聴者がラフに見てもキャラクターの感情が分かるように演技をしなければならないという通念があるが、『100日の郎君様』は通念とは相反する方式の演技を披露した。全般的に淡白だった。例えばホンシムを見るとき、過度に優しい目つきにはならなかった。

D.O. 普段やっている通りにやったと思う。僕はリアルな方がいいので。もちろん、はっきりと感情を見せて、ロマンス演技ではいわゆる目から蜂蜜が落ちるほどときめくこともあるけど、僕の性格として現実的で自然なことの方をより追求しています。

- 俳優のソン・ドンイルが、相手の俳優と合わせて100%を作るという考えで演技をすると、相手が70%を演じれば自分は30%になるとインタビューで言ったことがあるが、ギョンスさんの『7号室』や『あの日、兄貴が灯した光』も適切な例になりそうだ。『7号室』の俳優シン・ハギュンは、ギョンスさんよりアクションが大きい。『あの日、兄貴が灯した光』を一緒にした俳優チョ・ジョンソクは神々しさが溢れる方で... 

D.O. 今言われたことがピッタリ当てはまる。感情を上げる人がいれば、逆に下げる人もいた方が見る楽しさもあるし、アクションが大きい人の前でリアクションを大きくしない方が、トーン&マナー的にも合うと思う。一緒に演技をしながら、ハギュン先輩からは常にそのキャラクターのように見せるリアル感、ジョンソクさんからは演技スタイルなどを学びました。

- 目立たない努力をするタイプだ。『7号室』でギョンスさんがフレームの後ろから視線を奪わないようにしながら動き続けているのを発見した。

D.O. 監督と話した部分もあるけど、自分でそうした部分もあります。他の俳優を邪魔せずに、そのキャラクターが自然にできそうな仕事を探すのがいつも面白かった。実際、カメラアングルに指1本程度が映ったり、離れている時も何かをしようとするタイプです。

- フィルモグラフィの中で、これまでと違う演技方法を見せてくれたのが『神と共に』シリーズと、イ・ビョンホン監督のウェブドラマ『ボクらのラブアカデミー』だ。特に『神と共に - 罪と罰』は、誰が見てもウォン一等兵が関心兵士であると分かるように、はっきり見える演技をしていた。

D.O. 関心兵士のウォン・ドンヨンは、フラットに演じない方がいいキャラクターだと僕も考えました。映画の中で当然そうすべきだった。僕はまだ軍隊にも行っていないし(※2018年当時)人を殺して罪悪感に駆られる状況は経験もできないから、演じるのがとても難しかったけど、キム・ヨンファ監督がたくさん助けてくれました。自分の経験談も聞かせてくれて、キャラクターについて多くの意見を交わしました。このときは他の映画に出たときのことや間接経験したことを基盤にして、表現をたくさんしたように思う。

- 以前のインタビューで『神と共に - 罪と罰』のウォン一等兵は、これまで演じた人物の中で最も気の毒で、これからもこれほどかわいそうな人物はいないだろうと語った。劇中では罪のない人を死なせて憎まれかねない”関心兵士”を、記者にそう紹介したのが興味深かった。

D.O. そうですね、憎まれる部分もあるけど... (同意を求める積極的な目で)本当にかわいそうじゃないですか? 彼が間違ったわけじゃないのに、誤って人を殺して誰にも話せずに苦しんでいる状況が、あまりにもかわいそうだった。ある人々には憎く見えるかもしれないけど、今も僕が演じた人物の中で最もかわいそうなキャラクターは、ウォン・ドンヨンだと思ってます。

-『神と共に - 罪と罰』のウォン・ドンヨンの役は、演技力を認められることは出来ても、素敵なキャラクターではなかった。元々そういう俳優だと誤解も受けるだろう。それ以前にも社会問題に巻き込まれた憂鬱な青年を多く演じていた。俳優のイメージとして心配はなかったか。

D.O. まったく。今まで演じてきたキャラクターたちが、ただ暗かったわけじゃない。いつも自分の中にある一面を盛り込んで、それぞれに違うキャラクターを見せようと努力してきました。新しいことを続けていけば、そういう考えを持った人がいても誤解を解くことができると思う。

- そういう意味で『スウィング・キッズ』のロ・ギスは重要な分岐点だ。

D.O. 本当に今まで見せたことのない、僕にとってとても大切なキャラクターです。次に自分が何を演じるのかとても知りたい。観客や関係者たちにどんな姿を見せることができるか、とてもワクワクします。

- 芸能番組でも取り上げられるほど”愛嬌”が苦手だと知られているせいか、愛嬌たっぷりのキャラクターを演じてほしいという意地悪なことを思ったりする(笑)

D.O. 役で演じると面白そう。いやじゃない(笑)

-『俳優 What おしゃべり』に出演した当時、直前に出演した女優キム・ヘスと一緒にドラマを撮るなら、同じ会社のチーム長と新入社員として会いたい、ジャンルはヒューマンドラマがいいと言った。この時の進行役を務めたパク・キョンリムさんが「ロマンチックコメディーではなく?キム・ヘスさんの考えは少し違うかもしれない」と言うと「僕がですか?どうやって... 」と反応したが、なぜ出来ないと思ったのか。出来ないこともないのに。

D.O. それはどうなるでしょう!そういう作品があったら僕にとって本当に光栄だけど、果たして機会があるのか​​。

- JTBCドラマ『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』のチョン・ヘインのように、お姉さんたちに可愛がられるキャラクターだとか... 

D.O. それは大好き。『密会』のようなドラマもやってみたい。次の作品でメロドラマも楽しみにしているし、スリラーもやってみたい... 

- そういえば、ドラマ『君を憶えてる』のサイコパスキャラクターもよく似合っていた。

D.O. 本当?(笑)そういうキャラでもいいし、普通の人も演じてみたい。あるキャラクターだけを望むよりは、これまでやってきたのとは違う人物を多様に研究していきたい。

- ドラマ『大丈夫、愛だ』は、初めて大衆に公開された演技で、『明日へ』以降2回目の演技経験だった。当時、ルー・ゲーリック病が発作を起こす状況を演じていたが、それまで演技レッスンを受けたことのなかった俳優がどのように準備したのか知りたい。

D.O. その時はドキュメンタリーや映画などを見て間接経験をしたり、自分の記憶に残っているもの、または想像しながら作っていきました。

- 初めて演技を習ったとき、ノ・ヒギョン作家にたくさん助けてもらったと聞く。

D.O. スタッカートで(短く切って)話すと発音に役立つというスキル的な部分はもちろん、キャラクターについて多くの話をしていただきました。これからもノ・ヒギョン作家のドラマは無条件でやってみたい。『ライブ~君こそが生きる理由~』を本当におもしろく見たんですが、そんな日常的な作品もやりたいし、作家の作品の中では『世界でもっとも美しい別れ』が一番好きです。共感できることが多かった。

- そのあと、演技科の一般的な教育過程を経ていない俳優がどのように映画の演技を準備するようになったのだろうか。資料を熱心に集めるタイプに近いのか、自分の中で解決しようとするタイプに近いのか。

D.O. 自分の中から探してます。もちろん僕が経験できない部分については、資料を見ながら共通点を探すけど、その次の段階では一人で多くの想像をします。現場に置かれた小物を見ながらそのつど考えてみることもあるし、全体的な性格や特徴は頭の中で想像して、どのように行動し話すかを考えていけば、自然に現場から思い浮かぶものがある。これまではそうしてきました。

- そのキャラクターになって日記を書いてみたり、一生を綴った一種の自叙伝を作ったり、徹底した演技ノートを作る俳優もいるが... 

D.O. うーん、メモをせずに頭だけで考えます。台本はきれいなままで厚くなってほしくないから、いつもただ見るだけで頭の中に入れている。記憶力は良くないけど、あまりにも正確に決めておいて現場に行くと、演技がとても複​​雑になってしまうようなんです。普段は頭の中で一種のシミュレーションをしてみて、現場に行って集中した方がかえって楽です。

-『明日へ』のとき、もともと母親に怒鳴ったことがなくてとても難しかったと言っていた。当時はどのように演技を準備して、最近は壁にぶつかったときどのように乗り超えるのか。

D.O. そのときも頭でシミュレーションして、直接やってみたことはなかった。ただただ現場でやる。一人で怒るのはとても難しいから。その状況になって、相手の俳優がいて初めて演技が出来るけど、一人で部屋の中で怒る練習をしたり、メンバーを相手に演技の練習をしたりするのは照れくさくて絶対に出来ない(笑)

- 現場に行かなければならないタイプのようだ。

D.O. いまだに現実で大声を出すことが出来ません。『明日へ』のときは「(泣きながら)現場に行ってやろう」という気持ちだったけど、実際にその演技をしたらとても痛快になりました。自分がそれまで感じられなかったこと、出来なかったことを通じて生じる快感が、僕に大きく響きました。

- これまでのフィルモグラフィを見ると、監督たちがギョンスさんの目をとても愛しているという気がする。監督たちがとりわけ顔をクローズアップして目つきを念入りに見せるということを意識した後、目に感情を込める演技をするときに特別なにか気を使うようになった部分はあるか。

D.O. えーと... (ずいぶん悩んで)ありません。ただキャラクターに忠実であるだけです。それよりも元々目が弱くて、免疫力が落ちたり、紫外線に多くあたると目が乾きやすくなって充血してしまうんです。感情的なシーンを撮るときにまばたきをすると観客の邪魔になるので、健康管理には気をつけています。正直、視力が本当に良くない。現場でモニターを見るとき、よく見えないので眼鏡をかけて後でスクリーンで結果を見るようにしていて、そこで自分の姿を初めてしっかり観察することになる。重要な場面のときは、モニターに近づいて動きを主に見ています。コンタクトレンズもつけられない。人と違って角膜の表面が丸くなく、角ばっていると言われました。コンタクトをつけると、まぶたに押されてレンズが下がってしまうので、眼鏡をかけるようにしています。

- 共に宿舎生活をしている他のEXOメンバーたちも、演技活動をしているという点である程度安心できそうだ。

D.O. 安心と言うよりは、応援に対する感謝の気持ちに近いです。お互いの演技については話しません。さっきも言ったように恥ずかしくて他のメンバーと演技の練習もしたことがない。

- お互いに苦言を呈したことはないのか。

D.O. ないです。僕の姿勢が曲がってるだとか、亀の首だとかはメンバーたちが指摘してくれるけど、僕の方でもメンバーたちに演技のアドバイスをしたことはない。僕が俳優として先輩ではないし、同じライン上にいる仲間なのにどうしてそんなことができるだろうか(笑)

- 男性を規定する偏見 - 高身長でたくましい体格とか - を持ってる人がいて、そういうタイプの俳優が、あるジャンルにはよく似合うと言う人もいる。このような偏見に反対する立場なので、ギョンスさんが『100日の郎君様』などの作品を成功させるのを見て痛快に思った(笑)

D.O. 言われた特徴が男らしさの条件だと僕も思わない。その人はどんなことが上手なのか、性格や特徴から感じられるカッコ良さなどが重要で、演技もそのままの自分でやっていきたい。僕が追求する方向、僕が見せることができる人物を、最善を尽くしてやってみようと思います。

- 自分の能力と魅力に対する褒め言葉を聞くと毎回一様に戸惑っているが、多くの姿を含めて結論を出すと、プライドは非常に高い。これがどう両立できるのか気になる。

D.O. 誰かがしきりに褒めてくれると恥ずかしくて本当に気が狂いそうになる(笑)自分で考えてもプライドはちょっと高いと思うし、プライドがあることが重要です。でもそれは、自分の持つ能力に対する自尊心ではなく、自分が健康に過ごすことで共存できると思います。僕がしっかりしていれば、ストレスを受けても崩れずに上手くやっていけるので。

- 昨年(2017年)出演したバラエティ番組『知ってるお兄さん』では、将来の夢で「農夫」と書いているのを見た。料理が好きなのもそうだし、もしかして『リトル・フォレスト』的な人生を夢見ているのか(笑)

D.O. 日本版『リトル・フォレスト』シリーズの影響を多く受けました。自分で育てた作物を料理して、狭くて静かな家で元気に暮らすこと。いつになるかは分からないけど、出来れば30代後半から40代前半にはそんな風に生きるのが僕の希望です。

(文:イム・スヨン)

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いや〜ぁ濃い!こんな濃いインタビューはなかなかお目にかかれませんよ。聞き手のイム・スヨンさんがとにかく優秀!”ドペン”を疑うレベルですね(笑)

このインタビューを通して俳優という仕事がどれだけ大変かということがよく分かりました。ド・ギョンスさんは主役級の俳優なので俳優業だけでも大変な苦労がありそうなのに、トップアイドルと並行してやってるって…ちょっと想像を絶します。。

『神と共に』シリーズのキム・ヨンファ監督の談話で「夜通し公演をした後で、完璧に演技の準備をして現場に現れた。どうしてこんな人がいるのかと思う。重圧も凄いはずなのに、それを全て耐えられるというのが凄い。ド・ギョンスは年も若いのにとても成熟した友人だ。私とは20歳離れているが、本当に学ぶ点が多いと感じる。正直、関心兵士の役を誰がしたいと思うだろうか。それを快く受け入れて、消化できるというのが凄い」と言っていました。

ド・ギョンスさん、まじで健康に気をつけて、長く活動してください!


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