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飛行機模型 工房濱治 製作日誌

主に飛行機のプラモデルについて、現在工房で製作している物についての記事です。

オイルの染み

2005-07-27 | 零式艦上戦闘機
クリアーがけの前に、スモークグレーでエンジン回りのオイル染みの表現をします。エンジン回りだけでなく動翼やフラップ回りなど、動きのある部分にも使うとわりと効果的ですが、やり過ぎるとどぎつくなりので塩梅には気を使って吹いてます。それでもやり過ぎる箇所は必ず出てきますので、その部分は後にかなり薄めた基本色で補修していきます。こういうタッチアップを繰り返す事で塗装に深みと言うかコクのような物が出て来ますので頑張ってやってます。でも引いた写真ではそういう微妙なタッチは出ない事も多いんですよねぇ(泣)。

自作デカール

2005-07-26 | 零式艦上戦闘機
写真は零戦21型ですが、旧日本軍の超エース岩本徹三中尉の機体を再現すべく機番のデカールを自作して貼っています。追浜基地の101番ですね。データをパソコンで作り、アルプスのプリンターでクリアデカールに印刷して作ってます。今回はウエーブのシートを使ってみましたが、カルトグラフ製のモデラーズのシートの方が薄くて貼りやすかったです。まぁ、その分高かったりもするのですが(笑)。日の丸と胴体の帯、歩行禁止区域、給油口やらは塗装で、他の細かなステンシルはキットのデカールを使用してます。
今日でマーキングは終わりのはずなので、明日はちょこっとオイル染みの表現をして、クリアーがけまで出来たらいいなと思ってますが、大抵予定通りに進んでませんもんね。頑張ります。

ハセガワのデカール

2005-07-26 | 零式艦上戦闘機
今製作しているキットはハセガワの1/48の零戦、11型、21型、22型で、いずれも定番商品として発売されているものなのですが、このハセガワの定番商品のデカールというものが結構な曲者なのであります。同じハセガワでも限定版として発売されているキットの多くは、カルトグラフなどのシルクスクリーン印刷のデカールが入っており、シートにもよりますが隅にSLKと書かれています。これらのデカールは非常に質が良く貼りやすいのですが、今製作中の物はオフセット印刷された、ぶっちゃけあまりコストのかかってないデカールで、クセを知っておかないと、かなりの確率で失敗しやすいんですね。
具体的にどうなのかと言うと、まずデカール軟化剤に弱すぎる、ノリが弱い、軟化剤を使わない状態では塗膜に馴染みにくい、ついでに言うと発色もイマイチという具合です。それでも光沢の塗装面にシンプルに水だけで貼る場合は問題ないと思いますが、軍用機のように半ツヤやツヤ消しの塗装、さらには退色表現エアブラシなんかした日にゃぁ、間違いなくシルバリング(白浮き)を起こしてしまうでしょう。
そこで色々と考えながら貼っていくのですが、基本的には私の場合、教科書通りセッターと軟化剤を使ってます。セッターで手に入りやすい商品はクレオスのマークセッターだと思うのですが、これには少量の軟化剤が入っており、使ってしまうと溶け出してしまって非常に貼りにくい事態となってしまいます。そこで使っているのが写真のマイクロスケールのマイクロセット。これには軟化剤の成分が入ってませんので、都合良くノリの弱い弱点を補うことが出来、貼る時の位置合わせもさほど気を使わずに出来ます。難点は入手しにくい事で、私は個人輸入で数年前に手に入れました。値段は確か数百円だったと思いますので、もし模型屋で見かけたら即購入するでしょうね(笑)。
で、貼った後もヤバそうな所にはやっぱり軟化剤を使うのですが、これはメジャーなクレオスのデカール軟化剤を使ってます。市販品の中では一番弱い部類じゃないかと思います。この時も、貼った後すぐに軟化剤を塗ってしまうと溶け出してシワが出来やすくなりますので、あらかた乾燥してわずかに白浮きし出したタイミングを見計らって上から塗りつけます。すると白浮きがジワっと無くなっていきますので、ここでもタイミングを見て綿棒で余分な軟化剤を拭き取り、馴染ませるという感じです。
ハセガワの定番品のデカールでも、薄さについてはそこそこで、貼った後に厚ぼったくて見てらんないって事はないかと思います。それをせめてもの救いといたしましょう(笑)。

スミ流し

2005-07-25 | 零式艦上戦闘機
で、スミを流した状態がこの写真です。パーツにメリハリがついたのがお分かりでしょうか? ウエザリングの類いは、やり過ぎるとわざとらしくなりますので、さり気ないくらいで止めてますが、微妙なものは写真に写らないものも多く非常に悩ましいものであります。
吹き付けの時にパーツのフチまで青竹色が乗ってしまい、そのままでは厚ぼったく見えてしまうため、この後にそこだけ筆塗りで機体色を塗り直してあります。一度板から外しましたが、デカールの後つや消しクリアーを吹く時に、再びセットし直す事になります。模型作りって大変ですねぇ。
さぁ、明日はいよいよデカールを貼れるのでしょうか?(笑) 最近のパターンだと、また何か忘れていて手戻りになりそうな感じですねぇ。

青竹色の塗装

2005-07-25 | 零式艦上戦闘機
表側をマスキングして、新たにセッティングし直し、青竹色を吹き付けます。塗料はGSIクレオスのMr.カラーです。この後にメリハリをつけるために凹部分にスミ入れをするのですが、タミヤエナメルの黒を使うと、どぎつくなりますのでジャーマングレーを使ってます。表側はもう一段薄いグレーでもいいかもしれません。機体下面の灰色などはライトグレーを使ってスミ入れしています。
パーツを貼付けている板はウッドラックと呼ばれるホームセンターなどに売られている物で、主に梱包材として使っているのですが、端材が結構出ますので再利用してこのような事に使ってます。

脚庫扉の加工

2005-07-25 | 零式艦上戦闘機
雑務と他の仕事が片付きまして、ようやく製作再開です。閲覧数を見てみると毎日10数名の方には何とか見ていただいているようです(笑)。レスポンスもほとんどない状況で寂しくもあるのですが頑張って行きますよ!
で、今日もまたスモールパーツなのですが、定番のディテールアップとしてブレーキホースの追加工作があるのですが、零戦のホースは扉のステーの間を抜けるようにして脚庫まで伸びております。これを再現するべく、裏側の塗装前にホースの通る穴を写真のようにピンバイスで空けています。ピンぼけ画像ですみません。ドリル刃の径は0.8mmを使ってます。最近のハセガワのプラ質は特に柔らかく、穴のフチにはまくれが出来ますので、ナイフでこれを丁寧に取り除き、ドリル刃でついた傷もきれいに削ります。

スモールパーツ続き

2005-07-21 | 零式艦上戦闘機
コクピットのヘッドレストに来るパッドのパーツも1つ欠損してましたので、プラ板で1つ作り足しました。アフターパーツを取り寄せるより早いので作るのですが、ハセガワさんパーツ欠損が無いようにもっと頑張れ!
で、あらかた塗装を済ませた状態が写真です。
脚庫扉はグラデをかけてます。その他の機体色の小さなパーツはおもちゃっぽくならない様にグレーを混ぜた一段暗い色を吹き付けてます。シルバーも普通に吹き付けで、乾燥後に軽く磨くといい感じに仕上がってくれます。照準機は筆塗りで塗り分けてます。
さぁ、ここまでで基本塗装終了!と思っていたら、脚庫扉の裏を青竹色で塗るのを忘れておりました…。それにまだスミも流してないなぁ…。と言う事でまだ次の工程には移れませんねぇ。

ひたすらスモールパーツ

2005-07-21 | 零式艦上戦闘機
ひたすらにちまちまとスモールパーツを削って塗っております。
写真1は削りの時ですが、マスバランスや排気管など小さすぎて部品を手で保持しにくいパーツは、逆ばさみピンセットで保持しながらナイフやヤスリをあててます。アンテナ柱にはテグスの張り線を通すための穴が必要ですので、この時点で穴を空けておきます。伸しランナーを完成後にイモ付けでも出来るのですが、輸送時の破損を避けるために極力強度が出るように製作してます。おかげさまで今まで一度も輸送中に破損したことはありません。
照準機は透明パーツのため写真では見にくいと思いますが、ガラス部分が欠損しているパーツが2個ありました。0.2mmの透明プラ板で作り直していますが、手を加えたパーツの方が一段シャープになりますね。もっとも言われなければ気付かないと思いますが(笑)。
どうやら写真が1枚しかアップ出来ないようですので、続きは新しい記事でアップいたします。

過去の作品

2005-07-20 | 零式艦上戦闘機
ヤフーのフォトアルバムに過去の作品の写真が残っておりまして、せっかくですのでご紹介いたします。
全て零戦で、このうち機番3-112の11型は現在オークション出品中の物です。

フォトアルバム

今日はデカール貼りをしようと思っていたんですが、カウルや小物の塗装がまだ済んでおらず、一度にデカールを貼ってしまえない事が発覚。作業は一度に済ませた方が効率がいいので、先に基本塗装を済ませる事に。しかしそのためには下地が出来ている必要があるのですが、スモールパーツはまだパーティングラインが未処理だったんですね。で、プロペラ、スピナーと共に銀に塗装する脚庫扉のステーを削っていたのですが、5機分だと当然左右で合計10個あるわけです。細かいので神経使って疲れるんですが手を抜くわけにもいかず、ちまちまと仕上げるのに結構時間がかかってしまいました。デカールを貼るのはまだまだ遠いなぁ…。

ブログをはじめてみた!

2005-07-19 | 零式艦上戦闘機
今日から思い立って、ひっそりとブログを始めてみる事にしました。
内容は飛行機のプラモデルに関する事を中心に書いていこうと思ってます。

とりあえず初日は製作中の零戦部隊の写真を載せとこうかと思います。
このうちの3機はオークションを経てすでに遠い所に嫁いで行きました。
大事にしてもらっていたらすごく嬉しいなぁ…。
今はもう少し製作が進んでまして、未塗装の機体の基本塗装とマーキングが終わりこれからデカールを貼ろうかという所です。
今後は、製作の基本的な技法を写真付きで発信していけたらいいなと思ってます。
とりあえずは次の工程のデカールの貼り方かな?

いつまで続くのやらという感じですが、ぼちぼち進んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。