こちらのblog、ご無沙汰しております。
実はこの一週間、ついったー(Twitter)という新しいコミュニケーションツールを始めたところ、一気にハマってしまって時間が消費されておりました。フォローしている数は全く多くないのですが、reply元とかリンク先とかいちいち辿って見てしまい時間がかかります。若だんなさんも書かれておりますが、本やら何やらのための時間が無くなるカンジ。それはちょっとなぁと思うので、これまでのリズム的なものを、なるべく崩さないようにと若干修正中。
さて、今日はBlog Action Day。今年のテーマが「気候変動」だとの情報を得てエントリーしておきました。大した話は書けないですが、Actionすることに意義があるのよ(マジ?)。
思えば2年前の今日もエントリーを書いてますね。テーマは環境でした。
地デジ推進の陰に、要らなくなるTVブラウン管の処理がうまくいってない話をとりあげたわけですが、要するにこういった廃棄物問題というのは、別の大義名分に隠れて見えなくなっていることがあると思います。
で、今年のテーマ「気候変動」とは微妙にズレるんですが、そんなカンジのツッコミをば。
さて、日本の新政権が、国連でCO2の25%削減を宣言したことは、大変喜ばしい話ですし、これをどのように達成するかは、これからの政策次第になるわけですけど、どうも大きな解決されていない課題を見ぬフリのままずんずん突き進んでいきそうに思っていて心配でした・・・。
その心配が的中したのが、先日、NHKスペシャル『原発解体』。このドキュメントはスゴかったですね。観られた方おられますでしょうか。ついったー上でもかなりの書き込み(反響)がありました。
世界には120基もの閉鎖された原発があり、解体されないまま残っているものも数多くある。解体された後も放射性廃棄物を処分する場所が決まっていないために、莫大な税金が費やされている。
日本では「ふげん」と「東海発電所」のふたつが解体中だが、壊すことを考えて作られてないため困難を極めており、(日本原子力機構は)建設当時の図面を適正に管理しておらず、廃棄処分されているかもしれない。原発解体の先進国ドイツでは図面が残っているが、建設当時の現場で臨機応変に変更された仕様は図面上で変更されてなかったりと、解体には苦労している・・・。
といった内容でした。
「解体する事態になるとは考えなかった」と番組のなかで口をそろえる関係者・・・。経年劣化でさえも無いものと考える「原発の建設規格」の基準を遵守すれば、そのような思考回路が出来上がってしまうのでしょうか。そうして記録の書き換えや故障の隠蔽までが繰り返されてきたのですね。
解体方法も処分場も決まってない技術は、これ以上推し進めないほうがいい。
番組を観た多くの方々のついったー上の感想というか「つぶやき」はしごく当然だろうなと思います。
常人が考えればそうなる。だけど、世界の脳(首脳)の考えることは違うのだろうか。すでに世界で100基もの原発の導入準備がすすんでいるそうです。
日本での新しい原発はどうでしたっけ。原子力政策を推進すると環境省大臣が明言したのは、このたびの民主党政権が初めてなのだそうです。(これまでは、経産省は推し進めるが環境省は・・・という図式でした)
二酸化炭素の削減だけが目的ならば、いっそ「ダム凍結」を凍結して(笑)、水力発電として利用してみる方向はどうでしょう?突然のダム凍結に揺れる地元の困惑も解消されて一石二鳥ですよ。
ともかく温暖化あるいは気候変動を考えると同時に、未来に残す環境までを大きく捉えて政策を考えていって欲しいと切実に思う、Blog Action Dayでした。