神戸大学サイエンスショップの一環で続けられている勉強会、「IPCC報告書を根掘り葉掘り読む会」に、明日ひさびさに参加予定です。
自主学習もせず全くのご無沙汰なので、勘を取り戻そうと、慌てて最近話題の本を読了してみました。ちなみにこのカテゴリーで書籍を取り上げたのも、かなり久々です。
すでに超著名blogでも紹介されております。が、書評はカンタンに流してるというカンジ。もう少し読み込んでツッコんでほしいですけど、まぁそれは、やりたい人がやればいいですね...。
ワタシは、最近、図書館ユーザーで、こちらも実は借りてきた本。でも、読み込むために久々に購入しようと思います。消費行動バンザイ。それだけの価値があると思うので。ちなみに武田さんや養老さんの本は買わないですが。
さて、上記リンクしたダンコーガイさんも書いているように、本書はようやく登場した感が強い、コンピュータ・シミュレーションの専門家による一般図書。地球温暖化とはシミュレーションの予測なのだという気づきから、研究者としての道が始まった著者が、その観点から網羅し、書くべき要点を押さえている本です。
文章は噛んで含むように丁寧でわかりやすいし、再確認できる部分だけでなく、へぇそうなのかと目からウロコな部分も多かった。また、抜けなく「ただし」が付け加えられているところもいいと思います。さらに、地球温暖化に懐疑的なあらゆる論争(ネット上の素人によるものも)をわかっていて、その上で慎重に書かれたんだろうなと思わされる穏やかな文章です。
ただ、だからこそ。堅い頭や疑惑の目先をガラリと変えるところまでは行かないだろうな。それは頭が冷えることと裏表なんだけど。とても惜しい。気になるキーワードはいくつかあったんですけどね。
そんなワケで、もう少し読み込んでから追記します。(最近こんなんばっかですね。スンマセンです)