みなさん、お元気ですか。久々のブログアップです。
実は先日、7月2日から4日にかけて沖縄ツアー旅行でした。ワタシにとって、人生初の沖縄。昨年の東北に引き続き、何となく行けずじまいになっていた場所でしたが、ついに行ってまいりました。
友人からは「急に沖縄ってどうしたん?」と驚かれましたが、普天間間基地問題で大いに揺れている今年このときを逃してはいけないだろうと奮起してみました。
そんなワタシを沖縄へ連れて行ってくれたのは、こちらのNPOさん。
ジュゴン保護キャンペーンセンター
沖縄滞在たった3日間でしたが、内容はかなり盛りだくさんでした。書ききれませんので、3回に分けてみます。そんで写真も、これでもかっ!ちゅうくらい撮ったので、これでもかっ!ちゅうくらいアップしてみますぞ。
さて飛行機の中では土砂降りと聞いていたのですが、我々が沖縄に到着した途端に、まるで歓迎してくれるかのように(笑)沖縄の空はカラリと晴れました~。
乙女(←殴)のお肌のためには薄曇りのほうがいいかな~とチラッと思ったのですが、沖縄の旅が始まったらすぐ「やっぱり晴れて良かった~」と感謝。
沖縄の空と海。美しすぎて相当ヤバイですね!
リゾートだ!バカンスだ!と、浮かれたくなる気持ちがわかりました。
しかし、今回のツアーの目的は、観光でもバカンスでもありません。国際通りを闊歩したい気持ちをグッと抑えて・・・一日目の主な目的、名護市長を激励すべく表敬訪問するために、空港に着いたら、さっそくレンタカーを2台ゲットして、沖縄本島南部にある那覇市から、中部にある名護市へゴー。
途中、宜野湾市、嘉手納町、うるま市を抜ける。米軍基地のフェンス横を高速道路が走ってるのですな~。当然のように、空には米軍機が旋回していました。
恩納村の山肌に打ち込まれた実弾演習の話を伺ったり、人生初の「東シナ海」に感動しながら、意外なほどあっという間に(たしか2時間ほどで)、名護市役所に到着。
これが名護市役所!ベトナムかカンボジアの遺跡みたいですね~。南国の雰囲気満々です。しかも、これ日本建築学会賞らしいですよ。
こちらは市役所の表玄関の側。沖縄の守り神シーサーがたくさんいますね~。いろんな表情と姿勢でお出迎えしてくれてます。
えっと・・・でも・・・
この格好はアカンやろーっ?
・・・とか、大阪ノリでツッコミを入れつつ・・・面会まで時間つぶし。
立派なガジュマルの木もありました。
幸福をもたらす精霊(キジムナー)が宿ると言われているそうです。名護市のシンボルツリーなのだそうで、市政40周年に「ガジュマルフェスティバル」というお祭りも開かれたみたい。
名護市民ガジュマルフェスティバル
地面に向いて垂れ下がっているのは「気根」と呼ばれるもので、幹に絡みつく様子から、絡みつく→がじゅまるとなったとか。面白いですね~。
ガジュマル@Wikipedia
そんなこんなで遊んでいると、あっという間に面会の時間に。
稲嶺市長さんは、残念ながら北海道の姉妹都市へ出張中でしたので、代わりに応対してくださった名護市教育委員会の教育長さんに、ツアーの主催者である「ジュゴン保護キャンペーンセンター」の方や、姉妹都市である枚方市から参加された「平和な枚方をつくる市民の会」の方から支援のメッセージが届けられました。
教育長さんは、もともと高校の理科教師をしておられたということでした。
自ら写されたという「やんばるの森」の写真を手に、海の保全と密接に関わる山の保全について、熱く語っていただきました。
「沖縄タイムズ」さんも取材に来てくれていて、翌朝ちゃんと記事になっておったみたいです。
その記者さんに、全体写真をお願いして(お手数おかけしました!)、和やかに、すごくいい雰囲気のなか表敬訪問は終了~。
名護市役所の風情あふれる風見鶏(おそらく、辺野古沖を繁殖地としているアジサシでしょうか)に見送られながら・・・
一行は、その後、ジュゴンの棲む海と言われている「古宇利島」へゴー。
めちゃくちゃキレイでした。これがウワサのバスクリン色(もちろんエメラルドグリーンのさっぱりするヤツね)の海ってやつですねぃ!
ほんで、残念ながらワタシは目撃できなかったのですが、ウミガメが息継ぎに海面から顔を覗かせたそうです。いや、ウミガメいますよ!! ほんで、ジュゴンも絶対いるでしょうね!
ただ、古宇利島には立派な看板が設置してありまして、こちら、環境省のお墨付きで、ジュゴン観光スポットになっているようです。辺野古じゃなくて、こちらがジュゴンの里ですよと目を逸らせる意図もあるみたい。
以前は船で渡るしかなかったのが、アクセスのいいように陸橋で繋がったみたいですしね。映画やCMのロケ地としても有名らしいです。
古宇利島@沖縄観光チャンネル
↓この「シラサ岬」には、沖縄版アダムとイヴ伝説があったりもします。ジュゴンが交尾する様子に感化されて、男女が初めて子作りの行為をしたという謎の洞窟もありました(笑)
いや、微笑ましいです。
こういうことを、開発主義だとか商業主義だとか批難するつもりはなく、ワタシのようなツアー客にとってはありがたいわけです。
物産センターやお土産屋さんがあれば、ドラゴンフルーツやアイスクリームも食べられるわけだし。パクパク。
ただ、古宇利島の自然を保全してるんだから、辺野古沖に新基地を造っていいんだっていう理屈はおかしいだろうと思いますね。
むしろ辺野古だって、古宇利島のような観光スポットにできるんじゃないかって思いますし。
それにしても、辺野古は東海岸、古宇利島は西海岸にあるのですが、ジュゴンの行動範囲って、かなり広いんですねぇ。いや、辺野古はジュゴン生息地の北限でしたよね。
・・・などと感想を述べながら、30分ほどの滞在で、古宇利島を後にしました。
その後、一日目のお宿、「ルートイン名護」にチェックインして、お待ちかねの夕食タイム。
会場は、ホテル近くの名護湾を望むビュースポットに位置するオシャレなダイニングバー「家守家(YAMORIYA)」さんでした。
みなさん、ほぼ初対面だったのですが盛り上がりました。バカ話をしてるかと思うと、真剣に生物多様性について論じたり。こういう「場」は普段の生活でなかなかもてないし貴重です。
あと、女性陣に酒豪が多かったのが良かった。みなさん、よく飲む。ほんでも、全然つぶれないのがステキでした~
ということで、一日目は終了です。