浜岡原発永久停止裁判 原告団・弁護団・支援組織共同ブログ

 中部電力を被告にした浜岡原発永久停止裁判(静岡地裁浜松支部)の原告団・弁護団・支援組織の共同ブログです

浜岡原発裁判日記 3月5日(月) このブログへのみなさんのアクセスが過去最高に

2012年03月07日 05時37分58秒 | 浜岡原発裁判日記

浜岡原発裁判日記 3月5日(月) このブログへのみなさんのアクセスが過去最高に

 今日は、ブログ開設から43日目です。

 昨日、このブログへのアクセスが「134PV、63IP」で、一日の記録では過去最高になりました。

 つまり、63人の方が、134回アクセスしていただいた、ということで。アクセスしていただいた皆さんに、深く感謝いたします。

 累計で、1170人、2095アクセスです。

 ありがとうございます。

 これからも見に来てください。

 


浜岡原発裁判の解説 昨年の提訴への中部電力の反応を中電HPで見ることができます

2012年03月07日 05時03分47秒 | 浜岡原発裁判の内容

浜岡原発裁判の解説 昨年の提訴への中部電力の反応を中電HPで見ることができます

 私たちが「浜岡原発永久停止訴訟」は昨年5月27日に静岡地裁浜松支部に提訴、別のみなさんが静岡地裁に7月1日に「浜岡原子力発電所運転終了・廃止等請求訴訟」を提訴しました。

 この2つの提訴以前に、静岡地裁で敗訴し、現在、東京高裁でたたかわれている浜岡原発訴訟があります。

 つまり、現在、浜岡原発についての3つの訴訟があり、それぞれ「東京高裁」と「静岡地裁」と「静岡地裁浜松支部」で争われています。

 このブログでは、この3つの訴訟を、それぞれ「東京訴訟」「静岡訴訟」「浜松訴訟」と命名して、解説していきます。

  ☆

 このうち昨年提訴した2つの訴訟に対する被告・中部電力の反応を、中部電力のホームページで見ることができます。

 浜松訴訟については、中部電力の「プレスリリース」の5月27日(提訴日)に書かれています。下記です。  

http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3157579_6926.html  

 静岡訴訟については、同じ「プレスリリース」の7月1日(提訴日)に書かれています。下記です。

 http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3160124_6926.html

 みなさん、実際にごらんください。

 実際に見てわかるように、「静岡地方裁判所浜松支部に、浜岡原子力発電所の「運転永久停止」を求める訴訟」と「静岡地方裁判所に、浜岡原子力発電所の運転を終了することなどを求める訴訟」が違うだけで、あとは、まったく同じ文章です。手抜きではないですか?

 そして、中電は「当社は、今後、津波に対する安全性を一層高めるため、防波壁の設置などの対策を速やかに実施するとともに、浜岡原子力発電所の運転を再開するにあたりましては、地元の皆さまを始めとして広く社会の皆さまに、その内容をご説明してまいることとしております。」と言ってます。

 「広く、社会のみなさまに」って、ボクは聞いたこともありません。

 そして「今般、訴訟が提起されましたことは、私どもにとって誠に残念なことと考えております。」としています、

 さらに「今後、訴状の内容を詳細に検討したうえで、浜岡原子力発電所の安全性について、裁判所のご理解を得るよう最大の努力を払ってまいる所」としています。

 「浜岡原子力発電所の安全性について」、住民の「ご理解を得るよう最大の努力を払って」はくれないのですね。

 今調べたら、2003年7月、現在の東京高裁訴訟が静岡地裁に提訴されたときの、2003年7月3日の中電発表(ホームページで見れます)も、基本的骨格は同じでした。

 なあんだ、過去の文章の使い回しですね。 

 「私どもにとっては誠に残念なことと考えております」と「の内容を詳細に検討したうえで、浜岡原子力発電所の安全性について、裁判所のご理解を得るよう最大の努力を払ってまいります」という部分は4つの文書で、すべて共通しています。

 こういう文章を、ホームページに掲載している中電のHPは、そのなかで生きている個人・人間の声がまったく聞こえません。

 どうしたら「原発が安全であることを市民にわかってもらえるか」という中電職員の声・思いは、まったく伝わってきません。

 中電にとって、裁判とは、その程度のものか、と感じます。

 【雨宮智彦・文責】