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日記

重力とは何か

2012-06-18 04:59:55 | Weblog
幻冬舎新書 大栗博司

超ひも理論の話。これは面白かったな~。
文系向けの相対論+素粒子論。数式が一切でてこないって意味でw
理系の人的には数式で計算してみると「あってる!」ってのがこの手の話の一番の面白みなんだろうけど文系的には「そうだった」でまぁ十分であったりする。
とにかく話が上手くてニュートン力学から始まって特殊相対論、一般相対論がどう発展してきたか、そこに量子力学が登場し絡んできて(でも量子力学系の話はそれほどなかった。重力論だからか?)それらが統一されていくのではないか?という話、としての超ひも理論がもっているストーリー性がよく見える。

全然話は変わるのだけど週末に父が脳梗塞で倒れてまぁ僕もいいかげんただひたすら好き勝手に生きてきたけどさすがにそろそろ年貢の納め時のようだ。
とはいえ病気に対して直接自分に何ができる訳でもないのでまぁとりあえず母に負担がかからないように何か考えなければならない。
4週経過時点で病院側としてその後の処遇を決定するとのことなのでその時点でどうするのかまた考えて決めようということになっている。
実際問題素人に何かできるはずもなくただ既に母もそれなりの歳なので共倒れにならないようにどうにか支えるくらいしかやりようはないのだけどね。
地元に仕事があれば全然問題ないんだがそれがまさに問題なのだよなぁ…。僕がやってきたような仕事って基本的に東京大阪名古屋にしかないようなものなので。

Another

2012-06-05 23:40:22 | Weblog
夏にも映画が公開される綾辻行人のホラー。
アニメをつらつら見ていたので読んでみた。
ああ、まぁ、どうかなぁ…あまり怖くはないような気がした。
とりあえず色々お話が進んでいくのでそれだけでも面白いとは思うし
読みやすいってのはあるんだけど。

まぁでもついつい思い返してアニメをもう一回り見返してしまった。
アニメでは原作でそれなりに役割は負っているけどそれほど注目されなかった人物をかなり持ち上げてて先に完結していた漫画版がその人物について原作と異なる結末を用意していたこと、アニメ終盤も原作とは少しばかり異なる展開を見せたことからその人の結末がどうなるのか、がある意味一番注目されてたんだけど思うに原作が何か淡白だな~と思ったのはそういう「この人どうなっちゃうんだろう?」っていう引き込みが足りなかったからかなぁとかおもわいでもなかったかもしれない。犯人?(て訳でもないんだけど)が誰なのかという点に凝ってる割にお話が多段的に展開する関係もあってそこへ興味をひきつけ切れてないような気もしたかなぁ。まぁお約束的展開に装飾をてんこ盛りしてディティールでみせるというライトノベルの文脈に慣れすぎているのかもしれない、僕が。