みなさん、こんにちは。
今回は《上和下睦 夫唱婦随》のプリントをアップしました。
そしてブログでは「唱」に注目しました。
漢字の成立ち辞典によると、唱にふくまれる「昌」は日+曰(言う)で、太陽のように明るく盛んにしゃべる形で、
「明るい」
「盛ん」
のイメージがあるという。ここから、
唱 昌(盛ん)+口で、勢いよく声を出して述べる。唱道。歌をうたう。合唱。
菖 ショウブ。香りの盛んな草。
娼 歌をうたい客をもてなす女性。娼妓。
猖 盛んに暴れる。猖獗。
となるそうです。
プリントにある和氏之璧の物語は、千字文(岩波文庫)の玉出崑岡でふれられています。
山で玉の原石を得た和(カ)氏が楚王に献上すると、王は玉を見分けられずに「騙した」といって和氏の左足を切りました。
王がかわったとき、和氏は再び献上したが、「先君とおなじように私を欺こうとしている」と右足を切られます。
その次の王が立ったとき、また和氏は玉を献上しました。王が玉を磨くと美しい玉になりました。「金を一つの城に満たしても、この玉にかえることはできない」とされ、連城の玉といわれました。
という話です。
その後、この玉は趙に流れ、そこで完璧の故事成語をうみます。
まあそれにしても、楚王がダメダメというか。両足を切られてよく生きていたなぁというか。
ネットで和氏之璧の意味をひくと「この世に二つとない宝玉」とあるけれど、見る目のない人はどんな宝もわからない。猫に小判の方が近いような気もしますね。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。