大阪水曜ほっと集談会一世です。
若者にとって魅力的な集談会、これが今の私のひとつのテーマである。
さて先日YouTubeで、漫画家の聖地トキワ壮の特集をみた。
「トキワ荘」とは、マンガ界の第一人者、手塚治虫氏、藤子不二雄(A)氏、藤子・F・不二雄氏、石ノ森章太郎氏、赤塚不二夫氏らのマンガ家が、青春時代・下積み時代を過ごしたアパートです。
漫画を描きたいという純粋な好奇心からのみで集まった仲間たちの原点。
そこには何の利害も理屈もない。
今まで何度も投稿したが、私にとっての森田の原点は、40年以上前の海辺の民宿の一泊学習会であった。
発見会としてまだ組織化もされておらず、講師も初めての参加者も寝食を共にして、手探りで森田を学ぶ。
あったのは、ひたすら森田を学びたいという情熱だけである。
当時のことを再現したいのではない。
しかし、そこには確かに若い私の心を動かす何かがあった。
理論、理論と上から目線でなく、ひとりの人間として尊重された気がする。
その熱気と年齢や立場を超えたものが、当時18歳の私にも充分伝わった。森田は理論なのかという疑問が常に私にはある。
言葉にこだわるつもりはないが、某先生が言われるように人間学という言葉の方がしっくりと来る。
いづれにしても普遍性のあるものは時代を超え、廃れることはない。
優れたファッションや音楽はある周期でカタチを変えて若者を魅了する。
森田療法にもそのような一面があるはずだ。
あまりにも今までのやり方に固執してはいないか!
森田先生が存命であればその好奇心を思う存分に発揮して今の若者に会う手法で森田療法を説いたはずである。
若者の行動や意識が変わったのではない。
いつまでも過去のやり方にしがみついている、私たち自身に問題があるのではないか!
来年新しいカタチの一泊学習会をぜひやりたい。
時代に合った森田を!
2022.11.9 一世