安西水丸先生、天国に行かれましたね。。。
私は、ペーターズギャラリーのイラストスクール「ペチカ」の２期生だったんです。
その中で、いっちばん緊張に緊張した授業が、水丸先生の授業でした。
前の晩は、うなされて眠れなかったのが今でも思い出せます。
新人時代の、オリジナルのタッチが出来上がってない時ならまだしも
４０歳の手前の「もうこれで行きますぜ！」と、出している絵を観てもらう事のおそろしさ！
もし、そこで「こんなのダメ！」って言われたら
その場で床に突っ伏してたかも（本当に）
でも、こんなにダイレクトに観てもらえる機会はなかなか無くて
私には、とても貴重なチャンスでした。
その日の課題の作品は、ボロカスに言われましたが（笑）
泣きそうになりながら、普段営業で持ち歩いているファイルを「こちらも観てください」と
震える手で差し出しましたら…
「これで行きなさいよ。人物ちゃんと描けているんだから」
「こんなの（←課題の作品）描いちゃダメだよ（笑）」
このお言葉が、今も自信になっております。
「いつか観てもらう」は「必ず観てもらえる」じゃぁないんだって、当たり前なことを
ずっしりと実感いたしました。
後日、峰岸塾のトーク・イベントのゲストに水丸先生が出られてまして。
あの授業の時の、緊張感と水丸先生がセットになってる「トラウマ」を（笑）解消するためにと思い
質問コーナーで、イラスト以外のお楽しみの質問をさせていただきました。
その際の、先生の満面の笑顔は忘れられません☆
今となっては、それも行って良かったなぁと
しみじみ思い出しながら実感しました。
水丸先生、ほんのちょっとでしたが
本当にありがとうございました☆
いただいた自信は、一生もんです!!!
合掌。
