市川團十郎葬儀告別式

朝から冷たい雨・・・

涙雨ですねと
誰かが言う声が聞こえました


帳場を終えて通された会場には
特大モニターがあり

大きな遺影の飾られた式場の様子を
静かに見守りながら

神式に則り
玉串奉奠(たまぐしほうてん)をしてお別れしました



井伏鱒二詩集の解説に

「生の法則の厳しさの前では
慰めも深刻な表情も役には立たない」と

歌人は書いたそうですが（新聞抜粋）

来月の
歌舞伎座の舞台を踏むことなく

そして
受け継がれて行く

市川宗家の誕生を見ることなく

旅立たれた團十郎さん・・・


花々で埋め尽くされた遺影の前で
ただただ頭を下げ

ご冥福を祈りました

團十郎さんの訃報

テレビを点けて
知りました・・・

声を思わず
発してしまいました・・・


歌舞伎を観るようになって
初めてその演技を観て

一目で虜になり
すぐに後援会に入りました


舞台上の團十郎さんは
迫力と品と

そして優しさを
感じました


言葉を交わしたこともない
一ファンですが

心から
ご冥福をお祈りいたします