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カレンダー表示とショートカットメニュー

 特定の機能を簡単な操作で起動する機能。SH-01Aでは、あらかじめ数字キーなどに設定されたもの以外に、自分でカスタマイズが出来る「ショートカットメニュー」という機能がある。
 起動の仕方は簡単で、待受画面で方向キーの下を押すだけだ。
ショートカットメニュー

 12個のそれぞれに自由に機能を割り振ることが出来る上、画面にも表示されているが、このうち[1]~[3]に割り当てた機能は、待受画面でそれぞれの数字キーを長押しするだけで起動できる。

 しかし、である。

 このショートカットメニュー。待受画面にカレンダーを表示する機能と、すこぶる相性が悪い。SH-01Aの場合は、待受画面に1ヶ月、2ヶ月、4ヶ月のカレンダーを表示することが出来るのだが、方向キーの上下を押すと、ご親切にも前後の月のカレンダーに切り替えてくれるのだ。
待受画面へのカレンダー表示機能

 すると、せっかくのショートカットメニューの起動キーと重複することになる。
実際の挙動ではどうなるかと言うと、カレンダー表示が優先されて、せっかくのショートカットメニューを利用するには、いったん「終話」ボタンを押してカレンダー表示を一時的に外す必要があるのだ。これでは、何のための「ショートカット」かわからない。カレンダー表示を常時止めればよいのだが、それでは問題は解決していない。
 付け加えると、iウィジェットの起動ボタンも、方向キーの上に割り当てられていて、せっかくの新機能が「ワンタッチで起動」できない事態が発生している。

 そもそも、本格的なスケジュール機能ではない待受画面のカレンダーで、前後の月を確認するシチュエーションが高い頻度で想定されるものだろうか。カレンダーの表示切替も以前から搭載されている機能であるので無くせとは言わないが、せめて上下キーでの切替につてON/OFFの設定ができないものだろうか。
 非常に小さなことであるが、頻繁に利用するからショートカットメニューを使うのであって、その機能が一見何の関係もないカレンダー表示機能と干渉し合っているというのは何とも解せない。
 ついでに言及すると、カレンダーのフォントは、フォントが全般的に美しいSH-01Aの中にあって他のどれよりも見づらい。もう一回り大きなフォントにして、白の縁取りを細めにしたら視認性が向上しそうだ。他の機種では、さまざまな色調の待受画面に対応できるように複数の文字色を用意している例もある。

 ただ、幸いなことに[1]~[3]に登録した機能を、それぞれの数字キーの長押し機能で起動できる機能は、カレンダー表示の影響を受けないので、その部分はたいへんありがたい。

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