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SH-03Cに緊急通報用電話番号の発信不具合

 スマートフォンの話題は、すっかりXperia arcに持っていかれたと思っていたら、突然ニュースサイトにSH-03C(LYNX 3D)の名前が踊ることになった。
 2011/1/13にドコモから発表された「ドコモ スマートフォン LYNX 3D SH-03C」における緊急通報用電話番号の発信不具合についてと題したニュースリリースである。一部の緑色のFOMAカードとSH-03Cの組み合わせで使用している場合に、110(警察への通報)、118(海上での通報)、119(消防・救急への通報)への発信がが出来ないことがあるという内容だ。

 FOMA端末を2003年頃から使っている私のFOMAカードは、当初の青色から交換された緑色のカードである。
 リリースを読む限り、今回の不具合は全ての緑色FOMAカードで発生する不具合ではないようだが、緊急通報を試してみるわけにもいかないので該当品かどうかはよくわからない。そのうちに、時間を見つけてドコモショップで交換してもらう予定だ。

緑色FOMAカードカード SH-03CのUIMカードスロットにFOMAカードを挿入


 「緊急通報」といえば、Android端末ではロック画面に「緊急通報」というボタンが表示されている。
 この緊急通報機能は、FOMAカードを挿入していない場合や、電波OFFモードで利用している時に、ロックを解除しなくても緊急通報だけはできる機能だ。

ロック画面に「緊急通報」ボタン FOMAカードを挿入しカードロックが解除されていれば緊急通報が発信可能(のはず)


 ただ、取扱説明書を見る限り、日本国内からの緊急通報にはFOMAカードが挿入されている上で、かつPINロックなどのSIMカードロックが設定されていないことが必要のようだ。上の画面キャプチャはFOMAカードを外した状態なので、緊急通報ボタンが表示されていても発信は出来ないことになる。
 電波OFFモードを使う場面などめったにないかと思ったが、SH-03CをPCとUSB接続してmicroSD内に保存されたデータを読み込む際、「マウント」の操作を行うと電波OFFモードに強制的に切り替えられてしまうので、そこそこの頻度でお目にかかっていることになることに気づいた。
 緑色のFOMAカードを利用しているのであれば、早めに交換した方がいいだろう。

PINロックをかけていると電波OFFモードからの緊急通報はできないようだ microSDにアクセスする際に必要なマウント操作で電波OFFモードになる


 なお、2010/10/10のエントリーで紹介した、緊急通報位置通知にもSH-03Cは対応している。

【参考】

 ニュースリリースの中には、今後の対応について、ドコモショップ店頭でのFOMAカードカードの交換とあわせて、「1月下旬を目処に改善ソフトウェアを提供する」ことが明らかになっている。もちろん、字面を順当に追えば、この事象だけを改善するソフトウェアの提供と考えるのが妥当ではあるが、更新のリリースに「より快適にご利用いただくための更新が含まれています」という一文が入るのではないかと、少しわくわくしてしまう。
 それにしても、2010/12/3の発売から39日間で18万8,000台も売れているとはちょっと驚いた。スマートフォンの普及は想像以上にスピードが速い。

【参考】

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