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SH-03Cとの1年間を振り返る

 SH-03C(LYNX 3D)からOptimus LTE(L-01D)への機種変更の日が近づいてきた。感謝を込めて、SH-03Cと歩んだ、この1年間を振り返ってみたい。

 ドコモ初のおサイフケータイ対応スマートフォンとしてSH-03Cが発売されたのは2010/12/3。
 それに先立って2010/11/19から事前予約が開始された。予約開始日の朝刊に掲載された全面広告に曰く「スマートフォンに3Dを」。

2010/11/19の朝刊に掲載されたSH-03C予約受付開始の全面広告



 次にSH-03Cが脚光を浴びたのは、年が明けて、一部の緑色FOMAカードとSH-03Cの組み合わせで警察や消防・救急などの緊急通報番号に発信できない不具合が明らかになったときだ。このとき、白色のFOMAカードへの交換を受けた。2011/1/22に提供されたソフトウェアアップデートで当該事象は解決されるが、その後、5日間にわたり、Androidマーケットにほとんどのアプリが表示されない「副作用」に悩まされた。

緊急通報用電話番号の発信不具合の件で届いたダイレクトメール(2011年1月)



 春には、発売前から告知されていたAndroid2.2へのアップデート時期を巡ってユーザーがやきもきした。当初の「春予定」がアナウンスなく延期されて、結局、初夏の6月に提供されたんだっけ。
 その後、10月には緊急速報エリアメールへの対応が行われた。同時期に発売された他メーカー製造の機種は現時点においてもエリアメールの機能が提供されておらず、シャープの技術力の高さを感じさせる一面だ。

Android2.2へのアップデートチラシとSH-03C

メジャーアップデート実行中画面 アップデートで緊急速報エリアメールに対応



 この1年間、スマートフォン市場の急速な拡大に後押しされるように、毎月のようにスマートフォン向けにサービスの拡充が行われたのも特筆すべき点だった。2010年12月の発売時点では、これらのサービスはどれも「後日対応予定」だったことを思い返すと本当に感慨深い。
 SH-03Cの前に使っていたiモード端末P-01Bにおいて私が利用していた主要なサービスは、iコンシェルを除いてすべて対応したことになる。


Wi-Fi接続でのメール送受信に対応したspモードメールアプリVer.4200(2011年4月) 2011年12月現在。様々なおサイフケータイ対応サービスが利用可能に


 3D表示などまったく使わなかった機能もあるが、端末起因の大きな不具合が私の利用環境においては発生しなかったこともあり、非常に満足度の高い端末であった。加えて、利用できるサービスが日に日に増えていくことで、あたかも端末が成長していく姿を見守るような愛しささえ感じていた。

 1年間、おつかれさまでした。

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