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Xperia Z5 Compact SO-02Hのフォント設定を眺める

■フォントの変更が可能になったXperia Z5シリーズ

 Xperia Z5シリーズから日本語フォントの変更が可能になった。「画面設定」を開くと、下の方に「フォントサイズ」と「フォント」の2つのメニューが確認できる。前者はその名のとおりサイズ変更で、後者がフォントそのものの変更である。
画面設定に「フォントサイズ」と「フォント」のメニュー フォントサイズ変更は4種類。標準は「中」


 Xperia Z5 Compact SO-02Hに用意されている日本語フォントは標準のソニーモバイルUDゴシックを含めて6種類ある。いずれも日本語だけが対象で英数文字は変更されない。また、変更を反映するにはその都度、端末の再起動が必要になる。
 フォントの提供元は、モトヤマルベリを除くとフォントワークスで統一されているようだ。
日本語フォントは6種類 フォント変更には再起動が必要


 では、搭載されている6種類のフォントを順に見ていこう。
 標準で設定されているのがソニーモバイルUDゴシック。角ゴシック系のユニバーサルデザインフォントだ。ベビポップはかなりコミカルな印象を受けるが、実用するのは厳しいか。
ソニーモバイルUDゴシック ベビポップ


 毛筆系のフォントが万葉行書で、ハミングは丸ゴシック体に近いフォントだ。
万葉行書 ハミング


 モトヤマルベリは多くのAndroid端末での標準フォントである。
 最後のUD角ゴ コンデンス80はちょっと毛の色が違うフォント。横幅が80%に圧縮されているので、他のフォントに比べて1行に多くの文字数が収まることになる。
モトヤマルベリ UD角ゴ コンデンス80


 このUD角ゴ コンデンス80はブラウザやSNS等文字数の多い場面では詰め込みすぎな印象をうけるが、ホーム画面ではアイコン名が尻切れにならずに表示できるメリットがある。もっともホーム画面とアプリの画面でフォントを切り替える機能は無いので、Xperia Z5 Compactの画面サイズでは実用的ではないかも知れない。
ソニーモバイルUDゴシックでのホーム画面 UD角ゴ コンデンス80でのホーム画面


■「ユーザー補助」メニューからの設定項目も

 Androidの機能として「ユーザー補助」にもフォント関係で設定できる項目がある。
 このうち「高コントランストテキスト」は(試験運用)と明記されている実験的な機能のようだが、薄いグレーの文字がくっきりとした黒色に置き換えられ、また項目名は縁取りされて背景との境界がわかりやすくなっている。通知アイコンの文字まで手が入っているのはAndroid純正機能ならでは、だ。
ユーザー補助で「大きい文字サイズ」と「高コントランストテキスト」の設定可能 高コントランストテキストの設定


 最後にXperia Z5 Compactの問題なのか、Chromeブラウザの問題なのか、はたまたサイトの問題なのかよく分からないのだが、ひつじの伝言板のWebページで文字が大きくなるは以前利用していたXperia Z3 Compactからの症状だ。他のWebサイトでの再現性がないだけに、ウオッチャーとしては非常に気になる。
ひつじの伝言板でフォントが大きくなるのが悩み


 店頭に展示してあるデモ機は、設定がむやみに変更できないようにロックされていること多く、端末に搭載されているフォントの種類や見た目を購入前に確認することは難しい。本エントリーが今後Xperia Z5シリーズを購入する方の参考になれば幸いである。


【参考】

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