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gooブログ「曇りのち晴れ」

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青葉抄10月

2020-11-09 22:26:00 | 句集全集
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古木戸に風の挨拶秋海棠

霧上がり宵待ち灯る西麻布

移りゆく幾層の雲秋彼岸




曇りのち晴れ

2020-11-09 22:25:00 | 句集全集
俳句ダイアリー二0二0年九月

九月 一日(火)晴(二百十日)一回り暦の上を秋巡る
九月 二日(水)晴 七草を歌で数える駐輪場
九月 三日(木)晴 稲妻に裂かれて雲の波高し
九月 四日(金)晴 白木槿開けば移る雲の空
九月 五日(土)晴 朝顔の紺を数えて風微か
九月 六日(日)曇/晴 明の雨去れば草の葉涼あらた
九月 七日(月)曇/晴 走り去る雨が残した秋出水
九月 八日(火)晴 野分あと空放たれて雲はやし
九月 九日(水)晴 陽が沈むまでに帰ろう花紫苑
九月 十日(木)晴 朝風がすり抜け今日の天高し
九月一一日(金)晴 白木槿背を越し風に朝光る
九月一二日(土)晴/曇 昼と夜半々になり彼岸花
九月一三日(日)晴 ひとひらに命をひらく花朝顔
九月一四日(月)曇/晴 草の朝ひらめく風の涼新た
九月一五日(火)晴 爽やかな空より朝風快く
九月一六日(水)晴 朝顔の蔓に巻かれて葉に隠れ
九月一七日(木)晴 爽やかな朝風に自転車走る
九月一八日(金)曇/晴 四方の風空へ駈け抜け百日紅
九月一九日(土)曇 暗雲の移り行く空秋彼岸
九月二十日(日)曇 秋風に線香けぶる宵の口
九月二一日(月)晴(敬老の日)これからが人生本番敬老日
九月二二日(火)晴 移り行く雲は雨土秋彼岸
九月二三日(水)晴 雨ごとの朝冷えほっと安堵する
九月二四日(木)曇/雨 台風の進路気になる風の声
九月二五日(金)雨/曇 木の実落ち一言一言雨土に
九月二六日(土)雨 宵の雨上がれば灯る西麻布
九月二七日(日)曇 霧晴れて木立の向うバス通り
九月二八日(月)晴 秋晴れに看板の文字クッキリと
九月二九日(火)晴 爽やかな空をコロナ禍終わり無く
九月三十日(水)晴 秋晴れて巡る地球の空の色




曇りのち晴れ

2020-11-08 18:21:00 | 句集全集
俳句ダイアリー二0二0年八月

八月 一日(土)晴 八月の蝉に何かを急かされて
八月 二日(日)晴 梅雨明けて朝雲に空の際立つ
八月 三日(月)晴 朝晴れて気温上昇猛暑来る
八月 四日(火)晴 晩夏とは灼けつく夕陽の町の色
八月 五日(水)晴 朝夕に欠かさず水遣り水を撒く
八月 六日(木)晴(原爆忌)夏の尽照り返すアスファルトが熱い
八月 七日(金)晴(立秋)捩れ咲く花弁一枚仏桑花
八月 八日(土)晴 朝風に時を巻かれて根無草
八月 九日(日)晴(長崎忌)朝風にいきなり蝉のとめどなく
八月 十日(月)晴 故郷へ行くに行かれず蜻蛉飛ぶ
八月一一日(火)晴 小鳥来て目覚めのコーラスが始まる
八月一二日(水)晴 ふるさとは近くて遠く秋暑し
八月一三日(木)晴 灼熱の朝陽を町は照り返す
八月一四日(金)晴 朝顔のくるり捩れてマーメード
八月一五日(土)晴(終戦記念日) 短夜の明けて都会の万華鏡
八月一六日(日)晴 闇迫る線香花火に齢忘れ
八月一七日(月)晴 明やらぬ朝に青々咲く朝顔
八月一八日(火)晴 水の辺に葉陰の落ちて秋探す
八月一九日(水)晴(俳句記念日)朝風に目覚めて小鳥また来てる
八月二十日(木)晴 空白み朝顔に今日も励まされ
八月二一日(金)晴 木立から蔭を覗かせ空極暑
八月二二日(土)晴 朝かげに急き立てられて秋の蝉
八月二三日(日)晴 水弾く蔓の先より霧晴れる
八月二四日(月)晴 雷が闇を駈け抜け明の雨
八月二五日(火)晴 しののめを微かに染めて涼新た
八月二六日(水)晴 朝の町駅へ動けば秋暑し
八月二七日(木)晴 水面から伸び出す浮葉天高し
八月二八日(金)晴 毎朝が晴れていきなり三十度
八月二九日(土)晴 朝顔のつるの伸び出す風静か
八月三十日(日)晴 木立より朝から残る蝉の鳴く
八月三一日(月)晴 八月尽始まりの予感して