gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0二0年八月

八月 一日(土)晴 八月の蝉に何かを急かされて
八月 二日(日)晴 梅雨明けて朝雲に空の際立つ
八月 三日(月)晴 朝晴れて気温上昇猛暑来る
八月 四日(火)晴 晩夏とは灼けつく夕陽の町の色
八月 五日(水)晴 朝夕に欠かさず水遣り水を撒く
八月 六日(木)晴(原爆忌)夏の尽照り返すアスファルトが熱い
八月 七日(金)晴(立秋)捩れ咲く花弁一枚仏桑花
八月 八日(土)晴 朝風に時を巻かれて根無草
八月 九日(日)晴(長崎忌)朝風にいきなり蝉のとめどなく
八月 十日(月)晴 故郷へ行くに行かれず蜻蛉飛ぶ
八月一一日(火)晴 小鳥来て目覚めのコーラスが始まる
八月一二日(水)晴 ふるさとは近くて遠く秋暑し
八月一三日(木)晴 灼熱の朝陽を町は照り返す
八月一四日(金)晴 朝顔のくるり捩れてマーメード
八月一五日(土)晴(終戦記念日) 短夜の明けて都会の万華鏡
八月一六日(日)晴 闇迫る線香花火に齢忘れ
八月一七日(月)晴 明やらぬ朝に青々咲く朝顔
八月一八日(火)晴 水の辺に葉陰の落ちて秋探す
八月一九日(水)晴(俳句記念日)朝風に目覚めて小鳥また来てる
八月二十日(木)晴 空白み朝顔に今日も励まされ
八月二一日(金)晴 木立から蔭を覗かせ空極暑
八月二二日(土)晴 朝かげに急き立てられて秋の蝉
八月二三日(日)晴 水弾く蔓の先より霧晴れる
八月二四日(月)晴 雷が闇を駈け抜け明の雨
八月二五日(火)晴 しののめを微かに染めて涼新た
八月二六日(水)晴 朝の町駅へ動けば秋暑し
八月二七日(木)晴 水面から伸び出す浮葉天高し
八月二八日(金)晴 毎朝が晴れていきなり三十度
八月二九日(土)晴 朝顔のつるの伸び出す風静か
八月三十日(日)晴 木立より朝から残る蝉の鳴く
八月三一日(月)晴 八月尽始まりの予感して

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