もう、ニヤニヤしっぱなし。
この人は結構いいです。人間はどうだか分からないですけど、非常に上品な毒を持った人だと感じた。
あと二回転職をして蝌蚪になる
梅干しぬ犬に盛りのつきにけり
1句目、せっかく二回も転職したのにオタマジャクシかよと。その批評精神の矛先は僕には読みきれなかったんですけど、なかなかすごい。
2句目、梅干は完全に金玉袋のメタファーではないですか(違うかな・・・)。 . . . 本文を読む
一番読みにくかったかもしれない。
葉桜に吹かれて金の川蜻蛉
滝暮れて河鹿鳴き上ぐ小焼空
少し画を描きすぎの嫌いがあるように思う。
1句目、僕には「葉桜」がいいとは思えなかった。「に吹かれて」も、上手いようで、実はよく分からない。
2句目、「滝暮れて」がよい効果をなしているとは思えない。「小焼空」というのは、手先の技。
つけてくる猿の夏毛や夕の滑
「つけてくる」が「付着 . . . 本文を読む