怠惰なひな菊

漫画家・萩原玲二(はぎわられいじ)の怠惰なブログ(2006~2019)

キング・クリムゾン@渋谷オーチャードホール初日(12/7)

2015-12-08 01:50:38 | 音楽







クリムゾン日本場所初日。

セトリ↓
King Crimson Concert Setlist at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo on December 7, 2015 _ setlist.fm

Larks' Tongues in Aspic, Part One
Pictures of a City
Epitaph
Radical Action (To Unseat the Hold of Monkey Mind)
Meltdown
Level Five
Peace - An End
Hell Hounds of Krim
The ConstruKction of Light
The Letters
Banshee Legs Bell Hassle
Easy Money
The Talking Drum
Larks Tongues In Aspic Part 2
Starless
---encore---
Devil Dogs of Tessellation Row
The Court of the Crimson King
21st Century Schizoid Mann


‥‥‥

はじめてバルコニー席(2階の右)というところでの鑑賞だったが、すごく観やすかった。
メンバーが出てきたところで、まず泣く。

「パート1」の「ソシ♭ドレ♭シ♭ド」で、かっけえ~と、ひとりごちる。
ライヴ中、たびたび「かっけえ~」とひとりごちる。

「冷たい街の情景」のアレンジの見事さ。
はたして、トリプルドラムに意味はあるのかないのか???―――たしかに「過剰」であるのは間違いない。
しかし、なんと贅沢な「過剰」だろうか!と、納得させられるアレンジ。

とにかくギャヴィン・ハリソンが馬鹿みたいにうまいので驚いた。
ちょっと、抜きんでてるというか。

よって、バンドのアンサンブルもリズムの主軸はギャヴィンさんで、パットさんとビルさんはそのタイトすぎる掌上で、どれだけ素っ頓狂で奇想天外なフィルインができるかを競い合ってるゆるキャラ(!)―――という印象をもった。

新曲は「ラジカル・アクション」と「メルトダウン」がメドレーで演奏されたようなのだが、境目はよくわからず、最初の曲(「ラジカル・アクション」)は3拍子系だったと思うので、4/4になって(うろおぼえ)、ヴォーカルがついたのが「メルトダウン」だったのだろうか。
音源を!!!

続いて「太陽と戦慄パート5」といってもかまないのでは?の「レヴェル5」もメドレーで演奏され、これは知ってる曲なので境目はわかった!

というか、ブリューさんのいないこのラインナップでブリュー期の曲を聴くと、印象が全然違うのはどういうことか。
すごく「クール」に聴こえる‥‥‥(メルさんの抒情性‥‥‥ブリューさんのひょうきん性‥‥‥)

今回の「レヴェル5」は、7期(2008)と同じ、ギターのカッテイングによるキメの部分がドラムのドンツクに変更されているアレンジで、自分はとても好きなのだった。

ジャッコさんの「平和/終章」の弾き語り。
時勢が時勢だけに、感じ入った。

そして『太陽と戦慄』のB面が再現され、「パート2」はフリップ先生がなんとなくよたよたしていて心配になったが、95年(5期)に観た「パート2」もそういえばよたよたしていたなあと思い出したりした(ギターの音が出ないアクシデントがあった)。
フリップ先生、人間である。

最後に「スターレス」。
泣く。
ステージが深紅へ‥‥‥!(唯一の照明の演出)

アンコールは出がらしのようになり、「21統失マン」の間奏部、後半のギャヴィンさんのドラムソロも最高だが、前半のパット&ビルの丁々発止で繰り広げられるドラム漫才もひどく最高で、最高だった。

問題は、東京最終日‥‥‥当日券出るかな?
かな?


‥‥‥

※追記

DGMが、初日のセトリを公開。

Radical Action (To Unseat The Hold Of Monkey Mind I)
Meltdown
Radical Action (To Unseat The Hold Of Monkey Mind II)
Level Five


↑がメドレーで演奏され、「レヴェル5」の境目しかわからなんだったのだが、3曲も演っていたと。

3曲ともテンポが同じような按配だったし、曲調も似たような塩梅だったから(「プロザック・ブルース」とか6期の雰囲気」)境目などわかるはずもなく!




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