「イナバ君は何しとったん?」
「自分、今は白ウサギ急便に勤めてるんですよ。それで、仕事帰りでした。春男さんは、何かされてたんですか?」
「うーん。なんちゅうかなぁ・・? わてらは気ままに次の展開を求めて彷徨ってんねんわ。」
「ドラゴンクエストみたいな感じですか?」
「そんな大層なもんやないよ。気ままななりゆき道中かな?」
「そうやったんですか。気ままってのがいいですね。」
「そうなんか . . . 本文を読む
「春男さんじゃないですか! お久しぶりです!」
「久しぶりやなぁ! イナバ君! あの時以来や! 元気そうやね!」
「はい。おかげさまで! 本当にあの時以来ですよね! あの時は悔しかったなぁー!完敗でしたよ。」
「いやいや、ホンマやったら勿論キミが勝っとったで。」
「春ちゃんの知り合い?」
「あ、紹介しますわ。イナバ君です。イナバ君、こっちは川たろうさん、ひよ之介さん、おっさん・・やないわ . . . 本文を読む