永遠のさすらい人Return

管理人えーじの艦これ、グラブル、政治外交、日常等をつづるブログ。

頼む菱餅出てくれ

2015年03月08日 | 艦これSS
誕生日プレゼントにリラックマの巾着袋とリール付きのキーホルダーもろた。



野郎でもリラックマ好きはいるんです……。
巾着袋はたばこ入れに使おうと思いますが、リールは悩み中。


【艦これ】
@2個の菱餅がでないんだぜ。
そして資源が禿げたので備蓄中、菱餅ェ……。

10個以上は集める気なっしんぐなのでください運営様。


※妄想航海(プレイ)日誌
週一、二くらいの更新に変えます。
ネタ切れしそうなのもあるけど、色んな艦娘出すために性格とか把握したい。
ヴェールヌイ視点です。

【過去の汚点】
~執務室~
Bep「司令官、電文が届いたよ」
提督「そうか。ちょっと手が離せないから、内容を教えてくれ」
Bep「ええと……新しい艦娘が配属されるみたいだ」
提督「ふむ、詳細は?」
Bep「練習巡洋艦って書いてあるね、名前は……あれ、書いてないな」
提督「……まあ、会えばわかるだろう。日付は?」
Bep「今日の午後イチで着任するらしいけど、司令官は何か聞いてないのか?」
提督「いや特には。そうなると、その艦娘が命令書を持ってくる形になりそうだな」
Bep「一応、お茶の準備とかしておいたほうがいいかな」
提督「そうだな、頼む」

そして、午後。
受け入れ準備を済ませてその艦娘を待っていると、執務室のドアが叩かれた。

Bep「……来たね」
提督「入れ」

ガチャ(艦娘入室

??「失礼します」
提督「ぶっ……!!」

入ってきた艦娘の顔を見るなり、司令官が噴き出した。
いったいどうしたんだろう、風邪というわけではなさそうだし……。

香取「本日付けでこちらの鎮守府に配属となりました、練習巡洋艦の香取と申します。よろしくお願いいたします」(敬礼
提督「……ひ、久しぶりだな、香取」
香取「あなたは相変わらずですね。人の顔を見て噴き出すなんて、失礼ではありませんか?」
提督「い、いや、すまない……」
Bep「司令官、彼女を知っているのか?」
提督「……まあ、な」

司令官にしては珍しく歯切れが悪い。
どうにも居心地の悪そうな雰囲気だけど……本当にどうしたんだろう?

提督「そんな事より、配属された理由を聞いていないんだが……命令書か何かあるのか?」
香取「ええ、こちらになります」
提督「どれ…………なるほど、そういう配慮か」
香取「こちらの鎮守府では駆逐艦が多く配備されているとの事なので、その指導育成のために参りました」
提督「先せ……いや、君は士官候補生の育成を担当していた艦娘のはず。それがなぜ艦娘の育成を?」
香取「今は候補生よりも、現場指導が最優先の職務となりましたので」
提督「ふむ」
香取「それにしても安心しました。まさかあなたが提督を続けt」
提督「香取」

いつもより強い口調で、司令官が彼女の言葉を遮る。

提督「この鎮守府に居る間、昔話は禁止する」
Bep(え……?)
香取「……そういう事ですか。失言でしたね、申し訳ありません」
提督「わかってくれればいい。部屋は用意してある、彼女に案内させよう」
香取「まあ、可愛らしい子ですね」
Bep「ひび……ヴェールヌイだ。秘書艦をやっているんだ、よろしく」
香取「はい、よろしくお願いいたします」
提督「ヴェル、部屋と施設内の案内を任せる。終わったら戻ってきてくれ」
Bep「わかった。それじゃあ行こう」
香取「失礼いたします」

~鎮守府内、廊下~
――――司令官のさっきの言葉。
それがどうしても気になって、聞いてみる事にした。

Bep「あなたは、司令官と顔なじみみたいだけど……」
香取「興味があるのですか?」
Bep「……うん」
香取「うふふ。そうですね、少しくらいならいいかしら……」

親密な関係だったのか、とは聞けなかった。
なんだか嫉妬しているみたいで、自分が情けなくなったから。

香取「彼が士官学校に通っていた頃、私が彼の指導役をしていたのです」
Bep「え、じゃあ……」
香取「ええそうです。言い換えるなら、先生と生徒という間柄でした」
Bep「そうだったのか」
香取「知らなかったところを見ると、彼に聞いていないのですか?」
Bep「司令官が昔話をしているところを見たことがないし、聞いてもはぐらかされるんだ。
   前にお酒の席で少し漏らしていた内容を、又聞きしたくらいで……」
香取「教えてくれないことに、もどかしさを感じているのですね」
Bep「うん……。なんだか、信頼されていないみたいでイヤなんだ……」

姉妹達にも私の心情を話したりしないのに、この人にはなぜか話してしまった。
どこか安心してしまう、不思議な魅力のある艦娘というのが私の印象だった。

香取「……彼も傷ついて、迷っているのでしょう」
Bep「えっ?」
香取「彼にも時間が必要なのですよ、気持ちの整理がついたら話してくれるでしょう。
   ですから、それまで愛想を尽かさないであげてくださいね?」
Bep「あ、愛想を尽かすなんてありえなっ……あ」
香取「うふふ、可愛い」
Bep「う、うう~……! からかわないでくれ!」
香取「ごめんなさいね、あなたが可愛くてつい。彼の士官学校時代の事を教えますから、許してくれませんか?」
Bep「そ、そういう事なら……」

手玉に取られてしまったけど嫌な感じはしない。
教育を担当する人っていうのは、相手の微妙な心理を読めるんだろうか。

香取「実はですね……」

からかわれた事なんて忘れるくらい、私は彼女の話に聞き入ってしまった。


~後日、執務室~
Bep「司令官、お茶を淹れたよ。一息つけよう」
提督「そうだな……(ズズ)……うっ」
Bep「どうしたんだ?」
提督「いや、ブラックコーヒーはあまり好きじゃないんだが……」
Bep「……昔みたいに、恰好つけて飲めばいい」
提督「ぶっ!? な、なぜそれを!」
Bep「香取『先生』に聞いたんだ」
提督「あ、あの人は余計な事を……!」
Bep「香取さんは優しくていい人だな、話しやすいし」
提督「……ヴェル、よく聞け。彼女は確かにいい人だ、それは俺も認める。
   だがな、あの人は優しいという皮を被った鬼教官……」

ガチャ(香取入室

香取「あら……ほほう……? そのお話、私にも詳しく聞かせてくださいませんか?」
提督「げっ!」
香取「うふふ……とりあえず、正座なさい?」
提督「ちょっと待て、今の俺は上官……」
香取「正座っ!!」
提督「イエスマム!」(ズサー

まるで刷り込まれた動作のように、司令官はものすごい勢いで香取さんの前に正座した。
こんな借りてきた猫のような司令官は初めて見る。

香取「ヴェールヌイさん、少し外していただけますか? 提督とお話がありますので、ね?」(黒い笑顔
Bep「は、はい」

有無を言わせない迫力で香取さんはそう言った……正直怖い。
私は退室したが、気になったのでドアに聞き耳を立てた。

香取「いいですか提督。司令官という立場上、他の艦娘の陰口など言わないでください。
   話の内容より、陰口を言ってもいいという環境を作る事が、何よりも悪なのですよ?」
提督「お、仰る通りです…………」
香取「わかっていただけて私もうれしいです。それで、だれが鬼教官なのですか?」(ゴゴゴゴゴ……
提督「…………」
香取「返答はすぐっ!!」(ピシィッ!
提督「イエスマム! …………その、ですね?」
香取「要点のみを!!」(バシィッ!
提督「か、香取……先生です……」
香取「うふふ、よく言えましたね。私、素直な子は好きですよ?」
提督「は、はは……」
香取「卑屈にならない!」(ビシッ!
提督「すいませんマム!」
Bep(……え、演習の様子でも、見てこよう)

司令官、強く生きてくれ。




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