はーちゃんの気晴らし日記

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連日の報道で

2010年08月06日 | 雑談
浮かび上がる長寿社会の影 徘徊・独居・一家で失踪…高齢者不明に一定パターン(産経新聞) - goo ニュース

足立区の111歳になる男性が30年以上も前に亡くなっていたということをきっかけに次々と所在不明の高齢者が現れ、連日の報道になっています。

「徘徊(はいかい)したまま行方不明」「独居生活のまま連絡を絶つ」「一家で行方不明」といった一定のパターンが見えてくる。

身内がいるのに何故行方不明なのか?
いなくなった後、捜索願は出さないのか?
素朴な疑問がわいてきます。
でも、実際、いなくなっても捜索願も出さないケースも多いらしい。
捜索願を出しても、身元不明の死体も数多くあるらしく、少々の事件性を感じても、照会もせずに、そのままになってしまうことも多々あるそうです。

以前も書いたかもしれませんが、私の近所のおばあさんが朝の散歩中にいなくなってしまったことがあります。

余談ですが、ブログをはじめてそろそろ6年になる私ですが、最近は自分が記事にしたかどうかわからなくなることがよくあるんです。
3年くらい前までは、
「さすがに自分の書いたことくらいは忘れるわけはないでしょう」
と思っていたのですが、とんでも八分、歩いて十分、忘れてしまっているんです。
このことは、誰かの記事のコメントに書いたのは間違いなく、過去に自分の記事にもしたかもしれませんが、ご容赦ください。


高齢者の失踪のニュースを聞いてすぐに浮かんだのは、近所のおばあさんの失踪でした。

それは、梅雨時でした。
Mさんの家のおばあさんが、朝散歩に出たまま戻らないらしいという噂が流れました。
M家と私は、直接のお付き合いはなく、話もしたことはなかったのですが、顔は知っているというおばあさんでした。
おばあさんの失踪の話を聞いてから数日後、いつものように畑の道を散歩していると、おばあさんの家族が自転車で畑の中を走っているのを見かけました。
”やっぱり、噂は本当で、いなくなったおばあさんを家族が探しているんだ”
と思いました。
その後、警察犬が周囲を探し、ヘリコプターまで出て、相模川の川原や畑を捜索しました。
でも、おばあさんは見つかりませんでした。
梅雨時です。
蒸し暑い日が続き、数日間雨も降りました。
それでも、おばあさんの消息はつかめませんでした。
おばあさんは、痴呆ということはなく、徘徊癖でどこかへ行ってしまったというわけではなさそうでした。
単にいつも通りの日課の散歩に出て、そのまま帰らないということでした。
週末近くになったころ、緊急回覧が回りました。
「自治会でおばあさんを捜索するので、協力できる人はお願いします」
ということでした。
我が家は主人は仕事で留守だったので、代わりに私が参加しました。

集合場所に集まると、かなりたくさんの人が集まっていました。
女性と男性に分かれ、それぞれがグループになり、捜索の場所が分担されました。
私たちのグループは、たまたま私のいつもの散歩コース付近でした。
「いつも散歩しているけど、何もないよねぇ」
と言いながら、それでも草むらなどを覗き込むようにして歩きました。
一斉に捜索に出てから10分もしたかしないかでした。
「見つかったー!」
という拡声器の声が聞こえて来ました。
私たちは急いで集合場所に戻りました。
するとなんと、私たちが集まっていた場所のすぐ裏側の草むらの中におばあさんが倒れていたのです。
土手を散歩していて足を踏み外し、草むらの中に転げ落ち、生い茂った草に隠れて誰からも見えなかったようです。
主人などは、毎日そのすぐそばの土手を通って散歩していたらしい。
結局、おばあさんは、自治会の捜索であっという間に見つかりました。
あんなに毎日警察が出て、犬まで出て、ヘリコプターまで出て、いったい何をやってたの?
と、近所の人たちは口々にそう言っていました。
そんな風に近所の人たちの協力で、M家のおばあさんは見つかりました。

喧嘩して出て行った・・・
そういうこともあるかもしれません。
散歩や買い物に出たまま行方不明になってしまうこともあると思います。
でも、家族が探さないというのが、私にはどうもイマイチ理解できません。
そう思っている人は多いと思います。
それでも、多くの高齢者が行方不明になっているという現実。
寂しい世の中と一言で片付けられない事態だと思いました。




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