鍋の餅

急に涼しくなりました。
今日は、涼しいのを通り越して寒いくらいです。
こうなってくると鍋料理が美味しい♪
我が家は、昨日、今シーズン初めて鍋にしました。
鶏団子鍋です。
鶏のひき肉に塩少々と生姜の絞り汁を入れて、つなぎに片栗粉を入れます。
昨日は片栗粉を入れすぎて失敗しました。

私は、子供の頃はあまり鍋は好きではありませんでした。
鍋料理の何が美味しいの？と思っていました。
父が鍋料理が好きな人で、毎日鍋でも良かったみたいです。
しかも湯豆腐。
昆布出汁だけの味付けのない汁に豆腐と白菜くらいしか入っていない鍋なので、子供の私にとっては、ご飯のおかずにはなりにくい鍋でした。
当時はポン酢なんてものはなかったので、レモン汁を絞ったり、醤油に酢を入れて、タレにしていました。

父は好き嫌いの多い人だったので、食べられるものが限られていました。
なので、母はいつも
「お父さんは、霞を食べて生きているみたい。」
と言っていました。
「今日の夕飯、何にしようかなぁ。」
と母は、口癖のように言っていました。
母は、食事の献立に悩みながら、結局は、いつも父だけ私たちとは別のメニューにしていました。
夏はお刺身。冬は鍋。
父は、それが毎日続いても良かったみたいです。
逆に楽といえば楽だったと思うのですが、母としては、毎日同じメニューというのは、気がひけたみたいです。

そんな子供の頃の私でしたが、今は鍋料理が大好きです。
なんといっても料理が簡単。
野菜を切るだけで良いんですもん。
後は肉とか魚介類・きのこ・油揚げなどを入れれば、それで格好がつくというものです。
味付けもたいして重要でないし、ポン酢やゴマダレなどで食べれればＯＫ。

そして、私の一番の楽しみは、締めにお餅を入れることです。
これが最高なんです。
締めはご飯を入れておじやにしたり、うどんを入れる人も多いと思いますが、私はなんと言ってもお餅です。
本当は、最初から入れたいくらい。
お餅は、焼かないで、そのまま入れます。
焼かないで入れると、汁が濁ってとろとろになってしまうのが難点です。
お餅がとろーりしてきて、白菜やえのきのカスみたいなのがちょこっとお餅についていれば最高！
それにポン酢を１～２滴垂らします。
何個でも食べられちゃいます。
まさに「止められない止まらない」お餅です。
普通に焼餅にしたら、そんなにたくさん食べられないのに、鍋に入れるといくらでも食べられてしまいます。

寒いのは苦手ですが、鍋の美味しい季節はうれしい♪

今年は猛暑のせいで野菜が高騰しているので、鍋料理も高くついてしまいます。
早く野菜の値段が元に戻って欲しいナ。