はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

ノラ猫のお公家ちゃん

2020年01月31日 | 出来事
最近は、お昼近くにウォーキングに行くので、土手の野良猫たちに会うことはなくなりました。
猫たちは、たぶん、早朝に集まるんだろうと思います。
お天気が悪くて寒い日はもちろんですが、お天気が良くて暖かい日も猫は避けるようです。
でも、たまーにですが、一匹の猫を見かけることがあります。
 
以前、野良猫の写真を載せたことがあるのですが、目の上に眉毛のように黒い点々がある猫で、まるでお公家さんのようだと書いた覚えがあります。
私は、その猫を「お公家ちゃん」と勝手に呼んでいます。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 お公家ちゃんは、いつも橋の下にいます。
以前出会ったおばあさんに聞いた話ですが、お公家ちゃんは、歯がなくて、硬いものは食べられないということでした。
「年寄りなのかな?」と思いました。
「以前、人に飼われていた猫だと思いますよ。」
とその人は言っていました。
 
去年の秋ごろの事ですが、いつものように橋の下を歩ているとお公家ちゃんがいました。
近づいてみると、鼻の周辺が青い鼻水で汚れていました。
風邪でも引いたのかな?と思いました。
次に会った時は、その鼻水が鼻の周辺で固まっていて、呼吸がゼイゼイしているようで、苦しそうでした。
風邪がひどくなってしまったのかもしれないと思いました。
お公家ちゃんが、いつから野良猫になったのかはわかりませんが、もしも初めての冬を野外で過ごすことになったとしたら、寒さに耐えられなくて、風邪を引いてしまう事もあるかもしれないと思いました。
 
それからしばらくの間、お公家ちゃんには会いませんでした。
どうしているかな?と心配でした。
 
何日かして、一人でポツンと橋の下にいるお公家ちゃんに出会いました。
もしかしたら、死んでしまったかもしれないと思ったので、うれしくなりました。
お公家ちゃんの顔を覗き込むと、鼻はきれいになっていました。
再度、鼻のあたりを見てみようと、お公家ちゃんの前に座り込むと、驚いたことにお公家ちゃんは私の膝の上に乗ってきました。
本当に人慣れしているようです。
私は、お公家ちゃんを膝に乗せたまま、しばらくじっとしていました。
お公家ちゃんは、ひとしきり私の膝の上で座っていましたが、また私の膝から降りて元にいた場所に戻りました。
 
可愛くて、お公家ちゃんを連れて帰りたいと思いました。
でも、私の家にははながいるので、猫を連れて帰ったりしたら、ストレスで体調を崩すだろうと思われ、はながいる間は、猫を飼う事は無理だろうと思いました。
 
お公家ちゃんの事が頭から離れませんでした。
いつからお公家ちゃんが野良猫になったのかはわかりませんが、自由に外を歩き回る生活をしていて、また人間に飼われて行動範囲が制限されることは、お公家ちゃんにとっては、どうなんだろうとも思いました。
やはり、あのまま自由に野良猫生活をしていた方が、幸せなのかもしれないとも思いました。
 
その後、ひと月以上お公家ちゃんには会っていません。
どうしているかな?
元気でいるのかな?
と気になっています。

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