公園での出来事

昨日の話で思い出したことがあります。

おばあちゃんが、孫を連れて、公園に遊びに来ました。
孫は遠く離れたところに住み、久しぶりに遊びに来たので、近くの公園に連れて行くことにしたようです。

広い大きな公園は、二人の孫にとっては珍しい場所。
ブランコに乗ったり滑り台に乗ったりしてはしゃいでいました。

そこへ大きなラブラドールを連れた若いお母さんがやってきました。
若いお母さんも２人の女の子を連れていました。
おばあちゃんの孫とほぼ同年代に見えました。
やはりブランコや滑り台で遊びに来たのです。
若いお母さんはラブラドールをそばに置き、子供たちを遊ばせようとしました。
若いお母さんは、毎日こうして、この公園で過ごしていたようです。

ところが、おばあちゃんが連れていた孫たちが、ラブラドールを怖がって遊ぶのをやめて、おばあちゃんに「こわいよー」と言ってしがみついてしまったのです。
ラブラドールはただじっと座っていただけなのですが、二人の孫にはどうしても怖いものに見えたようです。

そこでおばあちゃんは、
「うちの孫が怖がっているので、犬を別の場所に連れて行ってほしい」と言いました。

すると、若いお母さんは
「ウチの犬はおとなしくて、何にもしないし、ただ、こうしてすわっているだけなので大丈夫ですよ。」
と答えました。

おばあちゃんは、
「でも、こうしてウチの孫たちが怖がっているし、せっかく楽しく遊んでいたのに遊べなくなってしまうので」
と言いました。

若いお母さんは
「この公園は犬の散歩もＯＫなところだし、私の子供だって遊びたいんですよ。
ウチの犬は大人しいのですから、大丈夫なんです。」
と答えます。

そこでおばあちゃんは、
「そんな事いってもウチの孫はこわがっているのだから、別の場所で遊んだらいいでしょう！」
と言い、

若いお母さんは
「うるせーなー、このくそばばあ！」と言って、その場を去りました。

多分、お互いに不愉快なまま公園での遊びは終了したと思います。

「あなたにとって、かわいいペットもよその人には怖い存在」
まさにそれだなーと思った次第です。