張り合いのない子供たち

夏休みに入って、週に三日、娘が仕事の日は、孫たちが朝から私の家にやってきます。
なので、孫たちの夏休みを機に、私も仕事に行くのは、辞めました。
「夏休みが終わったら、また来てほしい」
と言われましたが、もう、行くつもりはありません。

孫たちは、私たちが朝食を食べ終わったころ、やってきます。
そして、その日によっては、
「まだ、朝ごはん食べてないから、何か食べたい」
という事もあります。
朝食は、簡単にパンとかお餅で済むので、朝食は楽ですが、その後、昼食を食べさせなければなりません。
昼食も楽と言えば楽ですが、三人ともそれぞれ好みが違うので、一人が喜んで食べれば、誰かが、「要らない・・・」と言うときもあり、昼食は悩みの種です。

お昼を過ぎて、２時少し前くらいに娘が仕事を終えて迎えにくるわけですが、その後、日によっては夕飯を食べに来ることもあります。
何だか、一日中、孫たちの食事の支度に追われているような感じがします。

孫たちは、三人とも食が細く、あまり食事に関心がありません。
ツブは、三人の中では比較的食べる方ですが、それでも時と場合があります。
好みは三者三様。
まめは、穀類ばかり食べます。
特に麺類が好きです。
おかずは要らない派で、いろいろおかずを作ってやっても、ご飯と味噌汁だけで食べてしまいます。
ツブは、野菜派。
肉類はほとんど食べません。
でも、カレーは好きです。
カレーにしてやると喜んでお代わりをしますが、まめはノルマで食べ、ミニは一切、手を付けません。
なので、カレーを作るのも微妙です。
ミニは以前は肉類が好きでしたが、最近はそれもあまり食べずに、ご飯と味噌汁だけで食事を済ませてしまいます。

以前は、何とか子供たちが喜ぶようなものを作りたいと思い、味付けも工夫していましたが、何を作ってやっても、三人ともそれほど喜んで食べるわけではありません。
私が作る食事だけかと思いきや、娘の話では自分の家でもそうらしい。

そういうことが続いているので、最近は私も割り切るようになりました。
もう、子供たちには合わせない！
自分が食べたいものを作ろう！と思うようになりました。

先日も、鶏肉のハーブ焼きを作りました。
鶏のもも肉にクレイジーソルトをすりこんで、両面を焼き、ピザ用のとろけるチーズを上に乗せて溶かすという簡単なものです。
夏の暑い日にハーブが香って、とても美味しかった！
でも、思った通り、孫たちは食べませんでした。
まめは、
「なんか、変な味がする」
と言って、一切れだけ食べて、後は味噌汁でご飯を食べて終わりにしてしまいました。
ツブとミニに関しては、最初から手をつけませんでした。
娘は「おいしい！」と言っていました。
大人の味だというのは、最初からわかっていましたが、味付けを孫に合わせるのは止めることにしたので、それで良いと思いました。
今後もそうするつもりです。
色々考えて、子供が喜びそうなものを作っても、たいして食べないので、がっかりするのは、目に見えているからです。
張り合いのない子供たちです。

そのくせ、お菓子類だけは、いくらでも食べます。
見ていて、こちらが気持ちが悪くなりそうになるくらいたくさん食べます。
食事前にお菓子を食べてしまうと、当然、お菓子でお腹がいっぱいになり、食事は全く進まなくなります。
”お菓子は、食事が済んでから！”という約束で、食事前にはお菓子類は食べさせないようにしているので、そのせいか、食事はノルマで、早くお菓子を食べたいがために、食事を済ませるという感じです。

そんな調子なので、三人とも体力がないなと思います。
見た目もガリガリだし、上二人は、そんな身体でサッカーをやっているので、体力も続きません。
あまり暑かったり、寒かったりすると、全然動けなくなるようです。

そうそう、先日の昼食の時、ツブだけが、ダラダラ食べていて、なかなか食事が進まなかったことがありました。
私は、昼食の後に何か果物を出すのですが、まめもミニも食べ終わって果物も食べ終わってしまったのに、ツブ一人だけダラダラしています。
その日の果物はツブが大好きなゴールデンキウイでした。
なので、私は、
「そんなにダラダラ食べているなら、これ、ババが食べちゃうよ。」
と言って、キウイのお皿を私の方に寄せました。
すると、ツブは、シラーっとして
「良いよ。」
とぬかします。
全く、可愛気がない。
少し前までは、そんな風に言うと、
「嫌だ！早く食べるよ！」
と、慌てて言っていたのに、脅しも利かなくなってしまいました。
腹立たしい。

そんな孫たち相手のイライラの夏休みですが、今日は、一日中、孫たちが来ないので、食事の心配もないし、一日中、自分の好きなように過ごせそうです。
そんな日は、最高です！