はーちゃんの気晴らし日記

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エアコン戦争勃発

2008年07月23日 | 雑談
暑い夏がやってきました。
梅雨明け宣言も出て、連日30度を超える真夏日が続き、外でお仕事する人は大変だろうと思います。
帽子をかぶってこまめに水分を補給することが大切ですね。

私の会社は、この季節になると、いつもエアコンのトラブルが勃発します。
毎年、毎年です。
私は、それが始まると憂鬱になります。
直接自分のことではないのですが、それでも、社内の人のトラブルを聞くのはあまり気持ちの良いものではありません。

というのも、私の会社の一番古株の人が、エアコンが大嫌いなのです。
私の会社は小規模の製造会社で、工場もそれほど大きなものではなく、工場内にはエアコンが設備されています。
作業場は2箇所あり、別の作業場では、重いものを組み立てるからと、ビンビンにエアコンを効かせているので、長時間そこに居ると寒くなってしまうくらいなのですが、その古株の人のいる作業場は、いくら暑くてもエアコンをつけません。
シャッターを開けて、外からの自然の風を入れているので、昼間の温度が高くなる時間帯は、私が通ってもムッとする暑さのため、そこで作業している人はたまらないようです。
でも、古株の人なので何も言えず、今までにも、暑さのために辞めていく人がたびたびでした。
私が入社してからも何人もの人が、そのトラブルで辞めて行きました。

十数年前も、一人の年配の人とエアコンの事で大喧嘩になり、古株の人は2~3日会社に出てこなかったことがあります。
社長が怒って、「もう辞めてくれてもいいよ」
と言ったところ、あわてて謝罪し、また会社に出てくるようになりましたが、その後もエアコンをつけるつけないの争いは夏になると毎年始まります。

この夏も、またいつものようにエアコンのトラブルになりました。
その作業場には、年配の人が一人います。
都合の悪いことにその年配の人は、極端に暑がりな人で、寒いのは平気らしいのですが暑さに弱い。
それで、作業中にエアコンがないとかなり辛いらしい。
年寄りなので、この連日の暑さの中の作業は、辛そうで体調が心配になりました。
社長が見かねてエアコンをつけたところ、古株の人は翌日会社を休みました。
エアコンのせいで、偏頭痛が起きたと言います。
それから、しばらくエアコン無しでやっていましたが、とうとう社長が、その人を呼んで、
「いくら一番古いと言っても一人の会社ではないのだから、他の人の事も考えるように。
そのことで、また他の人が辞めて行ったら、仕事が回るのか?
一人で全部できるのか?
どうしても、エアコンが嫌なら、エアコンなしで作業する職場に移ったらどうか?
そういう仕事を探したらどうか?」
とまで言いました。
それで、それ以来、一応エアコンはついているようです。
でも、つけたらつけたで、今度は温度で一悶着です。
暖房に近いような設定をしていたりします。
そこでまた温度でトラブルが起きます。

冷え性の私ですが、この暑さではエアコン無しではいられません。
過ごしやすい常識的な温度と言うのがあると思うんです。

その人が言うには、以前はエアコン大好きだったのだけれど、腰痛のため体質改善をした結果、エアコンが身体に合わなくなったと言います。
昼休みになると、全くエアコンのないムンムンする部屋で過ごしているようです。
そして、作業中は、長袖の上に分厚い真冬の毛がもしゃもしゃついたフードつきのコートを着ています。
他の人は同じ工場内で半袖で作業し、その人は分厚いコート。
異様な光景です。

この省エネの時代、エアコンをつけないで済めばそれにこしたことはないと思いますが、年寄りなどは、家の中にいても熱射病になることがあるようなので、作業する現場では辛いものだと思います。
確かに古株の人も逆の意味で辛いのでしょうが。

その人も体調、他の人も体調。
いろいろな人がいるので、一人一人にあわせるのは難しいです。
このエアコン戦争は毎年のことなので、私にとっても憂鬱な季節になるのです。


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