愛犬にマイクロチップ

保健所に引き取られて、致死処分される犬や猫を減らすため、千葉県では、ペットの体にマイクロチップを埋め込むようにするそうです。
マイクロチップの大きさは注射針の先ほどのもので、獣医師さんに手術をしてもらって埋め込むとか。
費用に関して補助はなく、個人負担で３５００円から５０００円くらいだそうです。
このマイクロチップを埋め込むことによって、１０年後には、保健所で処分されるペットの数は現在の半分に減るということです。

私は千葉県の在住ではないので、今のところ我が家の３匹には当てはまらないのですが、もしも自分の事としたら、どうだろうと考えました。

マイクロチップの埋め込みが、単に注射をするだけの簡単な方法でできるのか？
麻酔をかけるような手術が必要なのか？
マイクロチップなるものがペットの身体に支障をきたしたりはしないのか？
など、いろいろ考えてしまいました。
よく考えると、手術に関しては、３５００円から５０００円くらいでできる処置なら、それほど大きな手術ではなさそうです。
注射をするくらいなのかなぁ？

何かがあって、ペットが行方不明になってしまうことがないとは言えません。
ペットが行方不明になって、致死処分にされるなんていうことを想像するだけでもぞっとします。

我が家の３匹の場合は、家の中で放し飼いなので、災害時など、どんな状態で外へ飛び出してしまうか、その時になってみなければわかりません。
もしかしたら、自分自身さえ、身動きできない状態になっていて、ペットまで手が回らないかもしれません。
そんなときに、行方不明になったペットの居場所を特定することができるなら、あり難いことだとも思います。

だいぶ前の事ですが、主人の勤務先の人のマルチーズが行方不明になりました。
会社の人は神奈川県在住なのですが、栃木県の身内に不幸があり、ペットを連れて行くことができず３日間の予定で、埼玉県の親戚に預けました。
３日目の朝、預けられた親戚の人が、ちょっとした・・・ほんのちょっとした隙に、犬が外へ飛び出してしまい、行方不明になってしまいました。
もちろん、家族を挙げてあちこち探し回りましたが、見つからなかったそうです。
飼い主は、埼玉から神奈川の自宅までの間のあちこちの保健所に連絡して、犬の特徴を話し、見つけたら連絡してくれるように頼みました。
そして、週末の土日には、車を飛ばして、考えられるコースを探して回りました。
そんなことを２～３ヶ月くらい続けていたと思いますが、とうとう見つからず、泣く泣くあきらめたようです。
犬は帰巣本能があると言いますが、無事に自宅にたどり着ける犬は数少ないのだろうと思います。
比較的近場でも、迷子犬を探す張り紙をたまに見かけるので、どの犬も家にたどり着けるわけではなさそうです。

以前、テレビで保健所に収容された犬たちを見たことがありますが、あのワンコの姿を思い出すとたまらなくなります。
知らないワンコの姿を見るだけでもたまらないのに、自分の飼い犬がそんなことになるとしたら、発狂しそうです。

このマイクロチップの制度、賛否両論があると思いますが、ペットに害なくできるのなら、心が動きます。
でも、詳しい知識がないので、簡単に賛成してしまって良いかどうか、よくわかりません。
近い将来、他の県でも実施されるようになるかもしれません。
もし、そうなった時、どう判断したら良いのだろうと考えてしまったニュースでした。