はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

近所の嫌われ者

2005年02月28日 | クマ
クマは近所の嫌われ者だ。
家の人間にしかなつかないクマは、せっかく「可愛い!」と言ってきてくれる人も寄せ付けない。
寄ってこないまでも、よその人が家の前を通るだけで吠える。
人間だけでなく、車も嫌う。
クマが嫌う車種がある。
乗用車には無反応だけれど、何故か軽トラックとか商業用の小型車は嫌いらしい。

家の前に車を止める人がいると、車から人が出てきた人を吠える。
そんなわけで、近所の人たちはクマを嫌う。
でも、私の家の両隣の人には、番犬として有難がってもらっている。
人が通るだけで吠えるので、怪しげな人は素通りできないからだ。

以前、私の勤務先に郵便局の簡易保険の人が来た。
私が住まいの住所を言うと、
「あの犬のいる家でしょう?集金は勘弁してください。」
と言われてしまった。

ある日、外出して帰ると、家のまえにたどたどしい文字でこう書かれていた。



多分、いつも吠えられている子供が書いたのだと思う。
いつもクマがいる場所に白いチョークで書かれていた。
「ば」の字がさかさまになっているところを見るとまだ就学前の子供かもしれないと思った。
たまたま留守だったので、家の前を通るたびに吠えられている子供が、日ごろのうっぷんを晴らすつもりで書いたのだろう。

それまでは、クマは昼間は外でひなたぼっこをしながら留守番をしていたのだけれど、近所迷惑になってもいけないと思い、昼間も家に入れるようになった。

「あなたにとって、かわいいペットもよその人には怖い存在」
ラジオでよくそんな言葉を聞く。
まさにクマはそんな存在だ。

少し前に「マンション階下の住人が睡眠不足になったために犬の飼い主に賠償命令が出された」というニュースがあったばかりだ。

いたずらもしない、3匹の中では一番良い子のクマなのだけれど、唯一これが悩みの種だ。


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