「1Q84」以後、本をよんでいなかったのですが、やっと読めるようになりました。
「新参者」東野圭吾を、よみましたが、映像でみたことをすっかり忘れていて
ころされた母親が、ケーキ屋さんを間違うところまで読んで、映像でみたことを思い出しました。
映像では、そのときおもしろいなと思ってそれで終わっていることが、多くよほどのことがないと
ちゃんとした記憶になっていないのだなとつくづく思いました。
やはり先に小説をよんでから、映画ドラマを見るべきで、いったん、見たことがあるとおもうと
熱がはいりません。
「影法師」百田尚樹、「永遠の0」以来、2冊目です。
永遠の0は、いまでもよく売れているようで、なかなかの力作で、ひとにも薦めた作品でした。
最近の宮崎作品でもとりあげられたように日本人の心の中にふかく刻まれているものです。
これは、地方小藩の幼馴染の武士が、片方は、重役にまで、登り、一方は、不遇の中で
死んでいくのですが、その出世に対し、剣を使って支えていたのが影法師だと、思うのですが、
ほとんど小説の中に登場せず、なぜそんなことをしたのかの、心の動きとか、理解できないまま
終わってしまったなとちょっと残念です。